コンサルタントのはみだしレビュー

今回の名曲レビューは”紫SHIKIBU”の2009年発表の1st Single『LOVEなんだよ』を紹介します。



お笑い芸人の楽曲を取り上げるのは今回で5度目になりますね。

”浜田雅功と槇原敬之”　『チキンライス』
http://burning.doorblog.jp/archives/44731132.html

”とんねるず”　『情けねえ』
http://burning.doorblog.jp/archives/45053410.html

”KOJI1200”　『ナウ・ロマンティック』
http://burning.doorblog.jp/archives/45997066.html

”50TA”　『紅葉に抱かれて』
http://burning.doorblog.jp/archives/46301596.html

”紫SHIKIBU”は”光GENJI”のパロディ的な竹馬パフォーマンスユニットで過去の取り上げたお笑い芸人の楽曲の中でも最も知名度は低いかもしれませんね。

ちなみにメンバーは”紫”（子持ち芸人）の”みっくん”（”雨上がり決死隊”の宮迫博之”）、”リーゴ”（”ガレッジセール”の”ゴリ”）、”しゃっくん”（”ココリコ”の”田中直樹”）と”SHIKIBU”（子供なし芸人）の”なっくん”（現”桂三度”）、”ほとちゃん”（”雨上がり決死隊”の”蛍原徹”）、途中加入の”ヤマベー”（”オモロー山下”）の6人組
です。完全に”光GENJI”と同じような構成ですね。

リーダーは”なっくん”こと”桂三度”なんですけど、時期的には一発芸的なネタが流行っていた時期で、彼は”世界のナベアツ”として人気でしたよねえ。（懐かしいね）



”紫SHIKIBU”は「うたばん」で観たのが最初だったかなあ？　ギャグっぽさがあんまりなくて、正統的な楽曲で、「へー、なかなか良い曲だなあ」と思って、チェックしましたねえ。



往年の70～80年代のアイドルポップを露骨に意識した楽曲でしたけど、驚いたのはこの作詞・作曲が”世界のナベアツ”なんですよねえ。ノスタルジックなだけに終わらず、楽曲自体はメロディアスでちゃんと成立していて、センス良いなあって思いましたね。

お笑いブームの影響もあったんでしょうけど、オリコン最高位15位、4週間チャートインということで、健闘した部類に入るんじゃないですかね。

ちなみに”紫SHIKIBU”は2nd Single『イヲピにかえて』をリリースするのですが、オリコン最高位87位とさすがに厳しい結果になりましたねえ。



”世界のナベアツ”は放送作家としても活躍していますし、ネタの”QUEEN”の”Freddie Mercury”や”T-Bolan”の歌ネタなんかも視点が面白くて好きですね。





最近は落語に行って、媒体露出が減ったのが残念ですね。

”ジャリズム”時代から知ってますけど、彼は過小評価されている芸人の一人だと思いますねえ。裏方のほうがキャラクター的には合っているのかもしれませんけどね。

落語は聴いたことがないので、チェックしてみようかな。

でも『LOVEなんだよ』は音楽ファンなら納得してもらえる、なかなか良い楽曲だと思いますので、是非、チェックして欲しいですね。

今回の名曲レビューは”Thunder”の1995年発表の3rd Album「Behind Closed Doors」収録でシングルカットもされた『River Of Pain』を紹介します。



以前に”AC/DC”の『Thunderstruck』をレビューしましたが、この曲をライブのオープニングで利用していることでも有名なブリティッシュ・ハードロックバンド”Thunder”ですね。

【名曲】 AC/DC 『Thunderstruck』
http://burning.doorblog.jp/archives/46065890.html

”Thunder”は元”TERRAPLANE”の中心メンバーであったVoの”Daniel John Bowes”とGの”Luke Morley”により結成されたバンドですね。

1990年に1st Album「Backstreet Symphony」でデビューし、イギリスで成功を収め、デビューした年に「Donington Park」で開催されるHM/HR系の大型フェス「MONSTERS OF ROCK」にオープニングアクトに抜擢されるんですよねえ。

1980年の”Rainbow”がトリを務め、”Cozy Powell”が脱退した時の音源はブートレグで持ってますけど、伝説的なフェスですね。

1990年は「Serpens Albus」で全米制覇を果たし、”Steve Vai”が参加していた”Whitesnake”がトリを務めたんですよね。

【Review】Whitesnake Whitesnake（Serpens Albus）
http://burning.doorblog.jp/archives/44213170.html

そのほかは”Aerosmith”、”Poison”、”Quireboys”が参加していて、かなりHR、Rock 'n' roll系に舵を切ったメンツでしたね。

個人的には同年デビューの”Quireboys”のほうが好みで”Thunder”は悪くないけど、地味なイメージでしたが、最高のオープニングアクトと呼ばれ、”Thunder”は高評価を勝ち取るんですよね。（”Poison”は叩かれてましたね）

正直、ブルーズベースのハードロックも好きなんですけど、結構好みの差が出ますね。僕はメロディ派なので、”Thunder”は2nd以降は買わなかったんですよね。

でも「bay-FM78」の企画アルバム「Power Rock Today」を買ったんですけど、その中に”Thunder”の『River Of Pain』が収録されていて、一気に好きになったんですよね。



メロディが充実していて、特に泣きの威力がメガトン級に強烈で完全に一発KOされましたね。
いやー凄い曲だよね。名曲という言葉はこういう曲にこそ、相応しいねえ。

念のため、「Behind Closed Doors」もチェックしたんですけど、『River Of Pain』のみが僕の琴線を刺激するという結果に終わりましたね。

でも5th Album「Giving the Game Away」はメロディが充実していて好きだったなあ。『Just Another Suicide (You Wanna Know)』とかは『River Of Pain』が凄すぎるだけで全然名曲だよねえ。



一時期、”Whitesnake”の”David Coverdale”が”Luke Morley”を引き抜くなんて噂もありましたねえ。レコード会社とのトラブルなんかもあって、2000年に”Thunder”は解散してしまいますが、その後も”Bowes & Morley”としての活動を挟み、2002年にあっさり再結成します。

9th Album「Bang!」収録の『One Bullet』も沁みるねえ。



その後も”Daniel John Bowes”が引退を宣言し、撤回したり、”Thunder”も解散、再結成を繰り返していますね。

人気バンドなんでしょうけど、個人的にはバンド単位ではやはり苦手な曲も多くて、あくまで曲単位でお付き合いさせて頂いてます。

永久不滅の大名曲『River Of Pain』が余りに圧倒的すぎて、未だにヘビーローテしてますけど、”Thunder”に対して、一発屋に近い印象を持っているのが贅沢だねえ。

まあ、今後もチェックしていきますけど、やっぱり強烈な泣きが発散されるメロディを期待しても裏切られ続けるんだろうなあ。

P.S.そういや2nd Album「Laughing on Judgement Day」にも長尺で凄い良い曲があったような気が・・・うーん、思い出せないなあ。

最近、古めの曲を取り上げていることが多かったので、少し新しい曲をピックアップします。

今回の名曲レビューは”Kis-My-Ft2”の2013年発表の9th Single『SNOW DOMEの約束/Luv Sick』収録の『SNOW DOMEの約束』を紹介します。



おっさんですけど、「ジャニーズ」の中でも”Kis-My-Ft2”は結構好きです。

＜過去の「ジャニーズ」系アーティストのレビュー＞

”トラジ・ハイジ”『ファンタスティポ』
http://burning.doorblog.jp/archives/44087494.html

”Kinki Kids”　『薄荷キャンディー』
http://burning.doorblog.jp/archives/44825034.html

”Coming Century”　『夏のかけら』
http://burning.doorblog.jp/archives/45241064.html

”嵐”　『Everything』
http://burning.doorblog.jp/archives/45616708.html

”男闘呼組”　『DAYBREAK』
http://burning.doorblog.jp/archives/45917397.html

”KAT-TUN”　『喜びの歌』
http://burning.doorblog.jp/archives/46102234.html

”SMAP”　『この瞬間（とき）、きっと夢じゃない』
http://burning.doorblog.jp/archives/46559992.html

冠番組の「濱キス」（これは面白かったねえ、DVD出てないのかな？）、「キスマイBUSAIKU!?」はアイドルがここまでやっていいの？って感じで衝撃的に面白かったし（”宮田”さんの傘を放り投げるシーンは最高でしたね、最近は少々マンネリ気味でプチリニューアルしたほうが良いと思いますが・・・）、”SMAP”の”中居正広”さん司会の「Momm!!」でもメンバーは面白くキャラを演じていて好きですね。



「濱キス」　公式HP
http://www.tv-asahi.co.jp/hamakis/

「キスマイBUSAIKU!?」　公式HP
http://www.fujitv.co.jp/b_hp/kismybusaiku/index.html

「Momm!!」　公式HP
http://www.tbs.co.jp/Momm/

彼らの楽曲自体はデビューシングルの『Everybody Go』からチェックしてますけど、”光GENJI”を露骨に意識したローラースケートでのステージアクションが、”光GENJI”をリアルタイムで経験している僕らにとっては、いかにも狙ったような感じがして、ちょっと萎えましたねえ。曲自体は適度にポップでさすがの「ジャニーズ」クオリティで全然悪くないんですけどね。



その後も個人的には低調な出来のシングルが続きましたが、4th Single『WANNA BEEEE!!!』がなかなかノリの良いカッコイイ曲で好きでしたねえ。



でもやっぱり『SNOW DOMEの約束』は楽曲のクオリティが格段に上がって、「セブンイレブン」のCMだったかなあ、最初聴いたときはこれが”Kis-My-Ft2”なの？ってちょっとビビリましたねえ。



この曲って、HM/HR系のパワーバラードっぽい雰囲気を感じちゃいます。最初の寂しげで憂いのあるイントロ部分、更にサビ前の”藤ヶ谷”さんの「Forever～」のくだりなんかは特にグッと来るんですよね。

”Jazzin' park”の”久保田真悟”さん、”栗原暁”さんの作曲・編曲ですね。彼らの作品はチェック候補なんですけど、他アーティストへの提供曲は『SNOW DOMEの約束』以外、ピンと来ないので、ちょっと躊躇しちゃってますけどね・・・。

先週末の「CDTV」のウィンターソングランキングでも上位でしたけど、納得ですね。まあ、組織票の影響が強いランキングではありますが、良い曲であることで投票されていると思いたいですね。

年末の「CDTV」の記事でも書きましたが、「ジャニーズ」のユニットで最も勢いがある”Kis-My-Ft2”はコンスタントにシングルも40万枚のセールスを記録していますし、アイドル界の核になっていきそうですね。

【感想】 CDTV(2015年12月26日放送分）
http://burning.doorblog.jp/archives/46416758.html

『SNOW DOMEの約束』以降もポップで良質なメロディが楽しめる『光のシグナル』、「ジャニーズ」お得意のポップソング『Thank Youじゃん!』、ハイパーなダンスロックチューン『KISS魂』など、なかなか手応えのある楽曲もリリースされていて、なかなか面白いですね。

これからも良質な楽曲がたくさんリリースされていくかもしれませんが、『SNOW DOMEの約束』レベルの楽曲は早々出てこないんじゃないかな・・・と勝手に思い込んでレビューしました。

2016年は彼らが”嵐”や”SMAP”に近づくためにも重要な年になりそうですね。事務所内の諸事情はあるんでしょうけど、「紅白歌合戦」出場も決めて欲しいね。

P.S.ドラマでの活躍されてますが、”玉森”さん、”北山”さんの演技は良いね。”藤ヶ谷”さんは初期の”キムタク”を彷彿させる演技でちょっと苦手です・・・。ゴメンなさい。