【名曲】 内田裕也feat.指原莉乃 『シェキナベイベー』

今回の名曲レビューは”内田裕也feat.指原莉乃”の2014年発表の『シェキナベイベー』を紹介します。

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”内田裕也”って人はそもそも歌手なのか、役者なのか、バラエティの人なのか、その過去の壮絶なエピソードを見る限り、単なる危険な人(?)なのか、カテゴリー分けするのが凄く難しい人ですよね。まあ、カテゴリーっていうものに納まらないスケール感は凄いですし、あのお歳でも危険な匂いがプンプンするのも良いですね。

”内田裕也”さんは「日本のRock 'n' Roll界の重鎮」なんて呼ばれてはいますが、僕も長年、様々な音楽を聴きまくっていますが、彼のソロ作品は全く聴いたこともありませんし、彼の携わった作品をなぞっていっても、せいぜい”フラワー・トラベリン・バンド”の名作「SATORI」くらいしか聴いたことないです。

実際に調べてみると”内田裕也”さんって、あまり作品をリリースされていないんですよね。1960年代から活動されていて、キャリアは50年以上なのですが、シングルでは本作を含め、14枚のみで、1985年の13th Singleから約40年ぶりのリリースでした。尚、アルバムも9枚のみ、しかも最新アルバムは1985年ですから、30年もアルバムリリースしてないんですよね。

そんな彼が”AKB48”の41th Single 選抜総選挙1位であり、”HKT48”の劇場支配人を務め、様々なバラエティに引っ張りだこの“指原莉乃”とコンビを組んだのは驚きでしたね。

そんな彼のイメージにもなっているフレーズ”Shake it up Baby”をベースに作られたシングルが『シェキナベイベー』ですが、完全にパロディっぽい雰囲気の作品なので、”内田裕也”さんは良くOK出したなって思いました。

プロデューサー”秋元康”流のギャグというか、ネタっぽい感じの楽曲なのかなと思っていたのですが、これが思いの外、楽曲の出来が良くて、個人的にはヘビーローテしてました。”AKB48”の番組でも歌披露してましたし、”HKT48”のライブでもゲスト出演したようで、結構”内田裕也”さん本人もノリノリだったらしいですね。

楽曲自体はいかにものオールディーズっぽいギターとオルガンを主体にした60~70年代くらいのロックサウンドに”内田裕也”さんの曲紹介のような語りでスタートしたかと思ったら、“指原莉乃”のかなりカワイ子ぶって演技しているVoが入り、”内田裕也”さんと交互でデュエットしていくのですが、”内田裕也”さんの歌声がなかなか渋くて、格好良くて、なんか良いんですよね。曲自体もサビ前のメロディが良い出来で、そのフックの良さもあって、飽きないですよね。

作詞は”秋元康”さん、作曲は”斉門”さん、編曲:は”野中“まさ”雄一”さんですね。”斉門”さんってよく知らなかったですけど、結構注目のソングライターかもしれませんね。

漫才のような二人の掛け合いもなかなか面白いですよね。尚、本作は”福田雄一“監督で”指原莉乃”主演の「薔薇色のブー子」の主題歌に採用されています。

ロックをかなりデフォルメしていながらも、”内田裕也”さんの存在もあってか、結果的に楽曲自体はしっかりロックしていて、それでいてキャッチーなのは凄いですね。オリコン最高位は16位ですか、“指原莉乃”さんの名前がついている割にはチャートアクションは平凡でしたね。「ヒットがない」と自虐発言されたりしている”内田裕也”さんにとっては手応えを感じた作品なのかもしれませんね。声の魅力も十分ありますし、そのキャラクターも活かしながら、活躍して欲しいですね。

苦言を呈すと、名義を”内田裕也feat.指原莉乃”としているんだったら、もうちょっと”内田裕也”さんのVoの音を大きめにミキシングしたほうが良かったような気もしますけどね・・・。

意外にチェックから漏れている楽曲だと思いますので、一度試して欲しいですね。



シェキナベイベー (CD+DVD)
内田裕也feat.指原莉乃
avex trax
2014-06-11

【特集】 ”世良公則” 「Premium BEST Songs&Live ~いつものうた~」

今回は”TUBE”の『BEST of TUBEst ~All Time Best~』以来となる、久々の特集記事です。

http://burning.doorblog.jp/archives/44811631.html

今回の特集では、”世良公則”が初めて自身で監修を務めた「Premium BEST Songs&Live ~いつものうた~」を取り上げたいと思います。個人的に”世良公則”さんは僕の人生において最初のロックを教えてくれた先生のような存在だと思ってます。

僕の”世良公則&ツイスト”との出会いは「ザ・ベストテン」だったと思いますが、その圧倒的な世良さんのステージパフォーマンスと力強い歌声に完全にノックアウトされましたね。

”Char”、”原田真二”と共に「ロック御三家」と呼ばれているのは正直、後付けのようなもので、その時代を実体験している人間からするとなぜ御三家としたのかが違和感ありまくりですね。メディア露出でも圧倒的に”世良公則&ツイスト”が目立っていて、並ぶ存在って、ほぼなかったと記憶してますね。

ポプコン、世界歌謡祭でグランプリを獲得した『あんたのバラード』は勿論ですが、2nd Single『宿無し』が凄い名曲なんですよね、それで僕は完全にファンになりましたが、その後も『銃爪 (ひきがね)』、『燃えろいい女』などのヒット曲を連発し、トップアーティストになります。自分の音楽史を振り返っても、ロックとの最初の出会いはやっぱり世良さんだと思いますね。

20150918214358

収録曲は下記の通りですね。

<Disc1>

01.あんたのバラード
02.宿無し
03.銃爪
04.燃えろいい女 
05.とびきりとばしてROCK'N ROLL(feat.神本宗幸)
06.TOKYO指紅 
07.ストーンズが聞こえた街 
08.HEART IS GOLD 
09.TWO HEARTS(feat.神本宗幸) 
10.nobody knows 
11.UNDER DOGs 
12.I'm Calling Your Name(feat.神本宗幸) 
13.Jacaranda -ジャカランダ- 
14.蒼い影 
15.アイノウタ 
16.いつものうた

”世良公則&ツイスト”時代の代表曲は勿論、ソロ名義は勿論、”TWIST INTERNATIONAL”、”GUILD9”、”音屋吉右衛門”等・・・様々な音源が収録されています。

アレンジがカッコイイですが、『宿無し』なんかはオリジナルバージョンのほうが好きかも・・・。

<Disc2>

01.銃爪
02.宿無し 
03.マギー 
04.性-さが- 
05.SOPPO 
06.少年 
07.あんたのバラード 
08.Rolling 16 
09.PA PA PA 
10.燃えろいい女

DISC2は”TWIST INTERNATIONAL”時期のライブ音源ですね。MC以外はさほどDisc1の音源と変わらない感じがしますが、やっぱりギターソロとかカッコイイっす。ファンの年齢もあるのか、さほど歓声が聴こえてこないのでライブレコーディングっぽい感じの仕上がりになってますね。

初回限定盤に付属しているDVDにも期待してましたが、これはおまけって感じでしたね。映像も粗いし、リハーサル風景が主体で、世良さんのステージアクションが楽しめる程度でしたね。夕焼けに佇むメンバーの映像はMVのような感じでしたね。まあ、2003年の武道館ライブの正式な映像が出たら、嬉しいのですが、またの機会って言うことにしておきましょう。

まあ、先日のMUSIC FAIRがきっかけで購入したのですが、しっかりと過去の名曲が聴けるようになったので、買って正解だったと思います。まだ2回ほどしか聴けてないのですが、これからしっかりと聴き込んでいきたいと思います。(一緒に”ELT”と”ハジー→”のアルバムも購入したので、聴かないといけないアルバムがたくさん)

http://burning.doorblog.jp/archives/45734940.html

彼なくして、今の日本のロックシーン、ビジュアル系というのは存在しなかったと言っても過言ではない伝説的な存在なので、これからの動向もチェックしておきたいですね。

”世良公則”さんには役者としての魅力も十分なのですが、やっぱり唯一無二のロックスターとして、音楽活動は今後も継続して欲しいですね。

【名曲】 PERSONZ 『BE HAPPY』

今回の名曲レビューは”PERSONZ”の1988年発表の2nd Single『BE HAPPY』を紹介します。

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”PERSONZ”は独特な個性を持つ女性Voの”JILL”とGでその後、”氷室京介”のツアーサポートメンバーとして活躍する”本田毅”の2人を中心に、Bの”渡邉貢”とDrの”藤田勉”を含む4人組で1987年に1st Album「PERSONZ」でデビューを果たします。

”PERSONZ”といえば”浅野温子”主演の「ママハハ・ブギ」(見てたなあ~)の主題歌としてヒットした『Dear Friends』が有名ですね。オリコン最高位は13位止まりですが、ロングヒットを記録し、最終的にはゴールドディスクを獲得していますね。

バンドブームにも押され、一気に人気バンドとして、1989年発表の4th Album「DREAMERS ONLY」で当時のスーパーアイドル”工藤静香”のベストアルバムを抑え、オリコン1位を獲得するなど、素晴らしい活躍を見せます。

途中、”本田毅”が1992年に脱退しますが、2002年には復帰。1984年の”PERSONZ”への改名から数えて、30周年を記念し、武道館ライブを行ったのはテレビでも取り上げられてましたね。現在までにオリジナルアルバムを19枚もリリースし、当時のバンドブームを彩った幾多のバンドと違い、息の長い活動をしています。

僕が”PERSONZ”を知ったのは「Music Tomato Japan」というJ-ROCK系のアーティストのビデオクリップを30分間流す番組で『BE HAPPY』を観たのが最初でしたね。良い曲だなあってきちんと座り直して、録画したVHSのテープを何回もリピートしてましたね。

ロックと言うにはかなりポップな作品なんですけど、メロディも良いし、本当にHAPPYになれる感じの楽曲ですね。Keyboardの使い方がなかなか上手くて、”JILL”の和製”Cyndi Lauper”的なルックス、魅力的な声も良いですね。リズム隊のしっかりした演奏をバックに、ギターソロもさすが”本田毅”って感じの存在感でメチャクチャカッコイイんですよね。

『Dear Friends』は疾走感のあるロックンロール曲で素晴らしい楽曲ですが、個人的にはやっぱり”PERSONZ”を知るきっかけになった曲でもありますし、トラック自体の完成度の高さからもやっぱり『BE HAPPY』に軍配を上げるかな。

しっかし、本作の作曲も手掛けている”渡邉貢”さんって、相当、凄腕のソングライターだと思いますね。結構ハードな曲でも素晴らしくポップに仕上げる力量は凄いですよ。意外にちゃんとキャッチーなメロディを作れる人は少ないので、是非、他アーティストへの楽曲提供なんかにも期待したいですね。



ALL TIME BEST
PERSONZ
インペリアルレコード
2014-09-17


ゴールデン☆ベスト
PERSONZ
インペリアルレコード
2011-04-06

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