本日は元”EUROPE”の”JOHN NORUM”の2nd ソロアルバム「Face The Truth」を紹介します。

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とにかくこのアルバムは元”Deep Purple”の超絶Vocalist”Glenn Hughes”のVoが素晴らしくて、曲も粒揃いで本当に良いです。

①『Face The Truth』から全速力です。



”Norum”のドライビングなギターと”Glenn”のキレキレのVoが凄まじい迫力です。

”ハード・ドライビングでメロディアス”と以前にBurrn!の現編集長が書いた”Victory”の「Temple Of Gold」のレビューには騙された感がありましたが、これは紛れもなく”ハード・ドライビングでメロディアス”な素晴らしいオープニングになっていますね。

②『Night buzz』はいかにも2曲目という感じの渋いミドルテンポの楽曲ですが、聴けば聴くほど良さが感じられる、味わい深いメロディアスな佳曲。



③はバラード『In your eyes』です。曲自体は何の変哲もないバラードですが、”Glenn”の歌唱で名曲化している気がします。十分良い曲だが、このアルバムでは普通くらい?

④は恒例の”THIN LIZZY”のカバー『Opium trail』。”Phil Lynott”が蘇ったかのような”John”のVoが良い味を出してます。でもでも、渋い選曲ですね。

⑤『We will be strong』は”Europe”の盟友”Joey Tempest”とのコラボ楽曲。



これを”EUROPE”的という方が多いですが、個人的には”EUROPE”と言えば1st、2nd(せいぜい5th)という自分にとってはやたら青空系のパワーポップという感じで毒にも薬にもならない感じがします。勿論、悪い曲ではないんですけどね・・・。

ここからの3曲が本作のハイライトと言っても良いかもしれません。

”DEEP PURPLE”を思い出さずにいられない⑥『Good man shining』。



哀愁のメロディが爆発する⑦『Time will find the answer』。



⑧『Counting on your love」』。



いやあ”Glenn”のVoが醸し出すメロディアスさとせつなさと渋さと・・・完全にノックアウトさせられます。

インスト⑨『Endica』、”PHENOMENA”のカバー⑩『Still the night』と続き、最後は『Face The Truth』と対をなす疾走キラーチューン⑪『Distant voices』でエンディング。



いやあ何度聴いても凄まじいアルバムですよ。

”JOHN NORUM”は楽曲的には1stも好きなんですが、やはり2ndは”Glenn”の歌唱もあって、名盤認定するに十分なクオリティになっています。

意外にスルーしている方の多いアルバムなので是非購入を!

【2016年7月加筆修正済】

Face the Truth
John Norum
Imports
2014-02-11