今回の名曲レビューはSUZUKIのCMソングにもなった”ONE OK ROCK”の2013年発売の8th Single『Deeper Deeper』を紹介します。

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日本国民の音楽ファン全員の夢は、アメリカのBillboard TOP 100でのチャートインがあるのではないでしょうか?

1963年の坂本九の『SUKIYAKI』が1位を獲得したのはあまりにも有名ですが、続くのは1979年にピンクレディーの『KISS IN THE DARK』が最高位37位、1990年の松田聖子 & ドニー・ウォルバーグによる『Right Combination』が最高位54位となっており、2000年台はいまだチャートインゼロという状態にあります。

アルバムで見ても、1963年に坂本九の『Sukiyaki and Other Japanese Hits』が最高位14位、1980年代では日本が誇るメタルバンド”Loudness”が『Thunder in the East』、『Lightning Strikes』がそれぞれ74位、64位、YMOの『Yellow Magic Orchestra』が81位、2000年代ではUTADA(宇多田ヒカル)名義で『This Is The One』が69位を記録しています。

最近、海外での公演の評判が良い”Dir En Grey”とか”BABYMETAL”も200位以内のチャートインを記録しているのですが、100位の壁は厚い感じですね。

言語の問題は勿論大きいと思いますが、アジア圏で見ると韓国の”PSY”やフィリピン出身の”Charice”やHIP HOP系で1位を獲得した”Far East Movement”などの例もあります。

正直、今の時代はメタル自体がアメリカで受けないので、Dir En GreyやBABYMETALがバカ売れするイメージもないんですけど、頑張って欲しいですね。

前置きが長くなりましたが、ONE OK ROCKの『Deeper Deeper』です。
メタル系の影響を色濃く感じるトラックに日本語なのか英語なのか、歌詞カードを見ても良く分からないVoが乗っかっていて、正直、1回目に聴いたときは「これ日本のバンドなの?」と思ったくらいでした。

しかし、非常に疾走感があって、メロディも秀逸で、カッコいい楽曲です。演奏も聴き所がたっぷりで、メジャー感のある1曲ですね。アメリカのラジオで掛かっていても違和感なさそうなんですけどねえ。

売れることが最優先ではないかもしれませんが、売れることにより、多くの人の耳に音楽が届きますし、音楽を制作する環境も充実します。J-Pop、J-Rockシーンではなかなか見られないタイプのバンドでインタビュー記事なんかを見ると結構世界を意識しているような発言もあるので、彼らには是非、海外での活躍を期待したいですね。 

P.S.実写版映画のるろうに剣心にも使われた『Mighty Long Fall』もなかなかのクオリティで好きです。

Deeper Deeper/Nothing Helps
ONE OK ROCK
A-Sketch
2013-01-09


Mighty Long Fall/Decision
ONE OK ROCK
A-Sketch
2014-07-30