今回は”森高千里”の1995年発表、24th Single『二人は恋人』を紹介します。

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発売からもう20年経つんですね。

ここ数年、森高さんを見かけるのはCMか歌番組の特番でちょろっとくらいでしたが、水曜歌謡祭の司会で毎週見られるのは良いですね。番組自体はさんざん非難されていますが、出演者を多く出すこと、懐メロ系を中心に40代をターゲットにしているというコンセプト設計がそもそも失敗でしょうね。

音楽番組が数字がなかなか取れない時代なので、ある程度しょうがないとは思いますが、個人的にそんなにダメとは思わないですけどね。選曲も良いですし、名曲をじっくり1時間聴けるというのは今の時代は貴重だと思います。ただ欠点はないかというと、それは別の問題です。

僕らの音楽のフォーマットに戻れ!とは言いませんが、①しっかり聴かせる所は聴かせて欲しい、②出演者が多いのは良いが組み合わせに新鮮さを追求して欲しい、③メドレー主体のほうが良かった、の3点ですかね。アイドル系を結構使っているのは、ターゲットにも合わないし、アイドルとはいえ、上手い人もいるけど、コラボの魅力は低下しちゃいますよね。当初はメドレー主体でテンポ良く、進行していましたが、最近はメドレーをやめ、インタビューを挟んだりで、純粋に音楽の分量を増やして欲しいですね。

話がズレましたが、私の周りは結構森高ファンが多かったですね。文句なしに綺麗でしたしね。

でも個人的には彼女よりも、彼女の楽曲に魅力を感じていました。

なんだかんだで魅力ある楽曲が多いんですよね。

My itunesでは代表曲であり、独特の歌詞のイメージが強いが、メロディが秀逸な『私がオバさんになっても』、J-Popの名バラード『雨』、『渡良瀬橋』 、中期森高の魅力たっぷりの『夏の日』、『風にふかれて』などを好んで聴いています。

『二人は恋人』については、やはり魅力は斉藤英夫氏の作ったメロディですね。非常にシンプルで穏やかに澱みなく、進みますが、美味しいメロディがちょこちょこ飛び出してきます。また非常にポジティブなメッセージを歌詞だけでなく、曲でも表現していると思います。

森高千里の楽曲においては、地味な部類なんでしょううけど、何度聴いても、胸に染みるメロディなんですよね。 

彼女の素晴らしい楽曲が水曜歌謡祭でももっと聴けるといいな。 

ザ・シングルス(通常盤)
森高千里
ワーナーミュージック・ジャパン
2012-08-08