今回の名曲レビューは”Creedence Clearwater Revival”、”Phil Collins”に続いて、洋楽の名曲を取り上げます。”Simon And Garfunkel”の1970年発表の至極の名曲『Bridge Over Troubled Water』(邦題:明日に架ける橋)を紹介します。

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本作はBillboard Hot 100で6週連続1位を記録、年間チャートでも1位を獲得しました。その年のグラミー賞では『最優秀レコード賞』をはじめ、4部門を獲得するなど、彼らの代表作となりました。

”Simon And Garfunkel”を最初に知ったのは、大ヒットした映画『卒業』の劇中歌となった『The Sound of Silence』をラジオで聴いたのが最初だったように思います。なかなか良い曲だなあくらいで、その頃は日本のフォークやロックに夢中でした。

また音楽の授業でクラッシックギターで『El Condor Pasa~If I Could(コンドルは飛んで行く)』が練習曲になったりしたのですが、そんなに関心が持てなくて、正直、距離を置いていました。別に普通の曲ですしね。学校の授業で『Bridge Over Troubled Water』のような名曲と出会えていれば違っていたんでしょうけどね。(まあ、クラッシックギターで演奏するには向かないか・・・。)

いやあ、でもこれホントに凄い名曲ですよ。静かなスタートで、サビにかけ、繊細でかつ力強くも、もの悲しいメロディが爆発するような感じで完全にノックアウトさせられます。

この曲が45年前に制作され、今でも輝きを失っていないのは凄いことです。

惜しむらくは何度もリマスターされたり、仕様を変えたりしても、音質が悪いこと。古い楽曲の運命と言えるかもしれませんが、この名曲の前半部分は本当に聴き取りづらいです。でも珠玉の名曲であることには変わりありませんから、若い音楽ファンには絶対に聴いて欲しいですね。

明日に架ける橋
サイモン&ガーファンクル
SMJ
2013-03-06