今回の名曲レビューは”LINDBERG”の1996年発表の25th Single『Every Little Thing Every Precious Thing』を紹介します。

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”LINDBERG”はアイドルとして活動していたVoの渡瀬マキとそのバックバンドを務めていた平川達也とその音楽仲間が結成したバンドです。2nd Single『今すぐKiss Me』が大ヒットし、その後も伝説のバラエティ番組「夢で逢えたらのオープニング曲だった『Believe In Love』など、着実にヒット曲をリリースし、ヒットチャートの常連となりました。

本作は”LIDBERG”の元気なイメージとは違い、しっとりと聴かせる壮大なバラードナンバーでそのメロディの良さが際立った名曲です。

元阪神タイガースの炎のストッパー”藤川球児”が自身の入場曲として採用し、ジャケットを改めて再発したのは有名なエピソードです。

阪神タイガースファンにとっては思い出深い歌なのではないでしょうか。ちなみに現読売ジャイアンツの杉内投手も一時期入場曲に使っていました。

僕は阪神ファンでもなんでもないですが、常に全力投球の”藤川球児”投手は大好きです。メジャーでは良い成績は残せませんでしたが、日本球界復帰がまさか四国アイランドリーグの”高知ファイティングドッグス”とは誰も想像できなかったのではないでしょうか。

でも元広島カープの津田さんとか、中日ドラゴンズの与田さんとか、全力投球のストッパーの寿命って短いんですよね、でも彼らのピッチングは脳裏に焼き付き、記憶に残るんですね。

そんな彼らを後押しするような渡瀬マキのまっすぐに伸びるVoが胸に沁みます。曲はBassの川添智久さんの作曲ですね。いやあ、本当に良いバラードでJ-Popの歴史に刻まれるべき名曲だと思います。

再結成し、音楽番組でも出る機会もあると思いますし、この名曲を是非演奏して欲しいですね。『今すぐKiss Me』も『Believe In Love』も良い曲ですけどね。懐メロ、ノスタルジーで終わるだけでなく、時代を超える名曲が正当に評価される機会を自ら逸している感じがもったいないです。(制作の意向も強いんでしょうけどね)

単なる”天の邪鬼”かもしれませんが、良い曲が世間でちゃんと認知されている状況を創るために発信していきたいです。

SUPER BEST
LINDBERG
テイチクエンタテインメント
2007-07-25