今回の名曲レビューは”B’z”の2009年発表の46th Single『イチブトゼンブ/DIVE』収録の『イチブトゼンブ』を紹介します。

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個人的に”B'z”は終わったバンドというイメージでした。(ファンの方、ゴメンなさい)
全盛期は凄かったんですよ、凄すぎたんですよ。連れの車に乗れば、ほぼ”B'z”のアルバムがリピートされてましたし、Singleは全て一位を取るし、Best Albumは歴代最高セールスを記録するし、J-Pop、J-Rockの帝王として人気も実力も他を圧倒する活躍でしたしね。

当初はハードロックをベースにユーロビートのようなリズムを少し取り入れたようなDisco的なロックが多かったように思いますが、その後は王道ハードロックの道をひたすら歩んでますね。デビューしてすぐのアルバムだったか、シングルで”Motley Crue”の完全パクリのリフが出てきたりと・・・松本さんは完全にジャパメタの人でしたからね。そこまでハマリませんでしたが、CDは何枚も買いましたね。

個人的に好きな”B'z”の曲は『Pleasure'98 ~人生の快楽~』、『BAD COMMUNICATION』、『ALONE』とかかな。『愛のバクダン』も好きですね。

正直、連続オリコン1位記録にどれだけの価値があるか分かりませんが、これを維持し続けるためだけのバンドって感じもしてましたね。(これは”Kinki Kids”にも言えるかな)

停滞している終わったバンドというイメージでしたが、驚いたのは本作『イチブトゼンブ』です。ドラマ「ブザービート」の主題歌でもありましたが、そんなことよりもメロディが久しぶりに上質でAメロ、Bメロ、サビと完璧ですね。ややロック色の強いメロディが希薄なSingleが続いていたこともあったので、これは感激しましたね。

歌詞もなかなか無骨でいいですね。松本さんのGuitarってシンプルなんですけど、結構リフが良いんですよね。本作でもなかなか聴かせてくれますね。ソロも悪くないですけど、もう少しメロディをたっぷり詰め込んだソロのほうが良かった気がします。個人的な松本さんのBest Playはカバーアルバムの『少女A』ですね。ギュンギュンにメロメロのギターを弾きまくってて良いんですよね。歌は”倉木麻衣”だったかな?稲葉さんの『勝手にしやがれ』もなかなかの力作でしたしね。久しぶりにあのアルバム聴こう!

個人的に本作でB'zは『完全復活』したと思いますし、新規のファンを取り込むだけの力を存分に発揮してくれたと思います。まだまだこれから全盛期を作っていくかもしれませんしね。アメリカでも結構評価されてますからね。これからも良い曲期待してますよ!

イチブトゼンブ/DIVE
B'z
VERMILLION RECORDS
2009-08-05


MAGIC(通常盤)
B'z
VERMILLION RECORDS
2009-11-18