今回の名曲レビューは”佐野元春”の1981年発表の4th Single『Someday』を紹介したいと思います。

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非常に有名な楽曲ですし、わざわざ、本レビューで取り上げる必要もないかなあと思っていたのですが、自身の音楽的なバックボーンを考えると無視することが出来ないアーティストなので、取り上げました。

以前にも書きましたが、最初の音楽の出会いはフォークでした。”アリス”、”松山千春”、”チューリップ”、さだまさし”、”長渕剛”、”甲斐バンド”、”はしだのりひこ”、”ペドロ・アンド・カプリシャス”・・・など、凄い好きだったんですね。当時はアーティストのベストアルバム? ミュージックテープの独自編集のベスト盤みたいなのがあって、それを買って、音楽を聴いていました。若い人にはわかんないよね。その延長線上で”佐野元春”の『No Damage』を買ったんですね。

今まで聴いていたフォークとは違って、都会的でお洒落な雰囲気でPOPSってこんな感じなのかなあと思いましたし、『アンジェリーナ』、『ガラスのジェネレーション』、『Happy Man』のようなスピード感のあるROCKっぽい曲も好きでしたね。

当時はNHK-FMで番組名は忘れましたが、”中島みゆき”や”甲斐よしひろ”、”山下達郎”とかと日替わりで「元春 Radio Show」 をやってたので聴いたのですが、どっぷりフォークに浸かっていた人間なので、NYから発信される最新の洋楽POPSやROCKにはなかなか慣れなかったですね。

そんな中、4th Album『Visitors』が発表され、その頃、レコードプレイヤー付のコンポを買ってもらった当時の僕は勇んでレコード屋にLPを買いに行ったんですね。『No Damage』の曲のイメージが強かったので、1曲目のリズミカルでラップっぽいVoが乗る『Complication Shakedown』とかにはかなり驚かされましたね。良く聴けば『No Damage』などと同様の美味しいメロディも聴けるのですが、結構ショッキングで、これを理解しないといけないと思い、聴き続けたんですね。そんなにお金もないので、何回も聴きまくり、大好きなAlbumになり、その後も出るSingle、Albumを買い続けました。それからは洋楽POPSなんかも聴くようになり、気がつけばROCK、HR/HMと好みが変化していくのですが、自分の音楽世界を拡げてくれた”佐野元春”の影響は計り知れないと思いますね。

でも個人的には『No Damage』の頃のメロディアスでカッコイイ楽曲が好きですね。『No Damage』は素晴らしい楽曲が一杯詰まった名盤なので、是非、聴いて欲しいですね。実質的にはBest Albumなので、アルバムレビューはしませんが、でも良いですよ。

『Someday』はその中でも素晴らしい楽曲です。J-Popのエバーグリーンですね。こんなに素晴らしい曲はなかなかないですよ。最初のNYっぽいSEの始まりから、ラストまで完璧ですね。言葉多めの歌唱は”Mr.Children”の桜井さんなど、後のJ-PopのVocalistに大きな影響を与えていると思います。

本当はもっとマニアックな選曲にしようかなと思ったのですが、

「ステキなことをステキだと無邪気に笑える心が好きさ」

という素晴らしい歌詞の通り、『Someday』は素晴らしいと無邪気に伝えたいです。

SOMEDAY
佐野元春
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-02-20


VISITORS
佐野元春
ソニー・ミュージックダイレクト
2013-02-20