今回の名曲レビューは久しぶりに洋楽です。洋楽って言い方、なんか古いような気がしてきましたが・・・。”Bobby Caldwell”の1992年発表の「Bobby Caldwell's Greatest Hits』収録の『Stay With Me』を紹介します。

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”Bobby Caldwell”は「AOR」の帝王と呼ばれ、「AOR」を代表するシンガーソングライターです。「AOR」のジャンルは”山下達郎”、”大瀧詠一”などの音楽を聴き、後追い的に聴いたんですが、ジャケットもカッコイイし、音もお洒落でメロディも充実していて、完璧だなあと思いながら聴いてましたね。

今ではなくなりましたが、以前はタバコのTV-CMが頻繁に流れていて、どれも格好良かったんですけど、”Bobby Caldwell”の楽曲が利用された「パーラメント」のCMは特に印象的でしたね。大人の雰囲気というか、バーとかでたばこ吸いながら、綺麗な女性とカクテルを飲むイメージですか、憧れましたね。実際はそんなでもなかったりしますが・・・。

「パーラメント」自体は吸ったことないですが、CMで使われていたのがヒット曲『Heart of Mine』、『Come To Me』、そして、本作『Stay With Me』ですね。

『Stay With Me』は元”Chicago”の”Peter Cetra”がヒットさせ、日本でも映画「竹取物語」の主題歌にもなりました。楽曲提供者である”Bobby Caldwell”がセルフカバーした格好になります。

”Peter Cetra”のバージョンも良いですが、個人的には思い入れのある”Bobby Caldwell”のバージョンを推します。これほど素晴らしいメロディがあるのかと今でも思いますし、Aメロ、Bメロ、サビと完璧ですね。歌唱も素晴らしいです。文句のつけようがないです。

今でも「AOR」、「Melodic Rock」のジャンルを漁って、良い曲を探していますが、”Airplay”、”TOTO”、”Journey”、”Boston、”Asia”などの楽曲は今でも抜群の完成度と素晴らしいメロディが楽しめ、愛聴盤になっているアルバムが沢山あります。

「産業ロック」、「甘すぎる」、「砂糖のようなロック」(・・・これは”SKAGARACK”の某誌のレビューか)・・・大いに結構、美味しいメロディが聴けるなら、最高です。

メロディ派を自認する人は上記のアーティストの曲は必ず、聴きましょう。誰しも通る道です。

ボビー・コールドウェル・ザ・ベスト
ボビー・コールドウェル
ビクターエンタテインメント
2004-12-29