”乃木坂46”の全曲レビューシリーズの第4弾です。

4th Single 『制服のマネキン』(2012年)

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『制服のマネキン』(表題曲)

「★★★★★」。文句なしの名曲認定です。アイドルポップスの頂点に立つ楽曲の一つだと思います。天才メロディメーカー”杉山勝彦”の作品ですが、今までのヨーロピアンなポップス路線からガラリと変わった作風でEDM(Electronic Dance Music)の領域で語られる緻密なバックトラックに制服を着た少女達がマネキンのように無表情で「恋をするのはいけないことか・・・」と歌い上げます。いやあ独特の世界観を持つ楽曲ですが、全てがフックのような凄い楽曲で、文句のつけようがないですね。世界観に沿ったPVの出来も良いです。実は聴きすぎて、個人的にはそこまで本作を好きではなくなっていた時期もあったのですが、「Music Station」で『君の名は希望』とメドレーで披露した時のバージョンが良くて、ハマり直しましたね。これはアイドルポップスの領域だけで語られるのはあまりに勿体ない名曲だと思います。

『指望遠鏡』(全タイプ収録)

「★★★」。テレビアニメ「マギ」のエンディングテーマになっただけあって、とことんキャッチーなアイドルソングですね。Liveでも良く演奏しますし、ファンの間では人気なのかもしれませんが、個人的には普通です。眼鏡を掛けた”星野みなみ”が可愛いVIDEO CLIPは良かったですね。作曲者はジャニーズにも楽曲提供している”北室龍馬”さんですね。

『やさしさなら間に合ってる』(Type-A収録)

「★★★★」。一瞬、演歌?って思ってしまう哀愁のバラード曲。これが個人的にはお気に入りですね。”市來玲奈”、”井上小百合”、”齋藤飛鳥”、”高山一実”、”西野七瀬”、”能條愛未”、”深川麻衣”、”若月佑美”のユニット曲でリレー方式で歌うのですが、比較的歌の上手いメンバーが揃っているので、Liveの生歌披露でも悪くない出来になっていると思います。しかし、このType-Aは曲のバラエティが凄いですね。ここまで振り幅のあるシングルは探してもなかなか見つからないでしょうね。作曲は”松田純一”さんですね。”SUPER☆GiRLS”の『MAX!乙女心』を代表にアイドル系への楽曲提供が多いですね。映画「着信アリ」の『死の着信メロディ』って”松田純一”さんの作品なんですね。知らなかったな。

『ここじゃないどこか』(Type-B収録)

「★★★」。いわゆる「生生星」、”生田絵梨花”、”生駒里奈”、”星野みなみ”のフロント3名によるユニット曲です。シンプルなバラード系の曲です。3人の声の特徴がうまく出ていて、良いんですが、普通くらいの出来かな。一般的には『やさしさなら間に合ってる』より評価は高そうですけどね。作曲は元東京パフォーマンスドールでシンガーソングライターという異色のキャリアを持つ”大藤史”さんですね。

『春のメロディー』(Type-C収録)

「★★★」。アンダー楽曲ですね。本シングルで初のアンダーとなった”中田花奈”がセンターですね。結構、流麗なメロディが聴け、ファンにも人気だと思いますが、個人的には普通の評価になっちゃうかな。一般的なアイドルソングとしては名曲と言われるレベルかもしれませんが、これくらいのクオリティが普通という“乃木坂46”の楽曲はやっぱり凄いですよ。作曲はアイドルへの楽曲提供が多い”フジノタカフミ”さんですね。

『渋谷ブルース』(通常盤収録)

「★★★」。”白石麻衣”、”高山一実”のユニット曲ですね。”ゆず”、”19”なんかを想起させるネオ・フォーク的な楽曲ですね。Liveでは”深川”、”橋本”がギターを演奏して、アコースティックセットで歌うことが多いですね。結構出来も良いので、★4つでも良いかなと思いましたが、バランスを取って、普通評価にしておきます。女性デュオによるフォークって歴史的にも珍しいので、なかなか面白い試みだと思います。シンガーソングライターでサザンの桑田さんとも繋がりのある”佐藤嘉風”さんの作品です。

『制服のマネキン』にはアニメ盤がありますが、ジャケット違いで3曲目に『指望遠鏡』のTVサイズが収録されています。

相変わらずのクオリティの高さですが、やはり表題曲『制服のマネキン』は必聴ですね。いずれも平均点以上の楽曲なので、アニメ盤以外はどれもオススメですね。

個人PVは「苦手克服シリーズ」ですね。3rdと同様に企画色が強いので、PVとしての完成度はイマイチかな。やっぱりPVは5th以降が良いよね。

制服のマネキン(DVD付A)
乃木坂46
SMR
2012-12-19



制服のマネキン(DVD付B)
乃木坂46
SMR
2012-12-19






制服のマネキン
乃木坂46
SMR
2012-12-19