HM/HRの名盤レビューです。先日”Iron Maiden”のReviewを書いたので、次は”Judas Priest”かなと思っていたのですが、改めて旧譜から聴き直していたら、悩みに悩んでしまって、ちょっと空いちゃいましたね。あんまり悩むので、伝統的なHM/HRにしようかなあと”Rainbow”、”Scorpions”、”Van halen”・・・と選択肢も増えて、また悩み出したので、一周して、”Judas Priest”でReviewを書くことにします。(なんやねんって感じですね、上記のバンドの名盤もどこかでReviewします)
今回は”Judas Priest”の1980年発表の6th Album「British Steel」を紹介します。
いやあ、悩みましたね。僕にとっては後追いで聴いているアルバムも多いのですが、オリジナルアルバムでいうと「Sin After Sin(邦題:背信の門)」~「Painkiller」までの「Ram It Down」を除いた全てのアルバムが候補でしたね。(「Ram It Down」が好きな人ゴメンね。そんな奴いないか?)
最後まで悩んだのは「Stained Class」、「Killing Machine(邦題:殺人機械)」、「Defenders of the Faith(邦題:背徳の掟)」、「Painkiller」の4枚でしたけど、最終的には1980年代に、ここまでメタリックな作品を生み出したことを賞賛して、「British Steel」にしました。
前置きが長くなりましたが、レビューです。
1曲目『Rapid Fire』。前置きもなく、スピーディーで格好良いスタートを切るオープニングナンバーですね。とにかくリフがカッコイイ! 前作収録の同系統の『Hell Bent For Leather』とも違ったメタリックな色彩で、発表から35年経過した2015年現在でも全然通用するメタルの名曲と言って良いのではないですかね。”Tim 'Ripper' Owens”時代にセルフカバーしてましたが、ツマンナイ”オリジナル曲”よりも遙かに良かったですよね。
続くはアンセム的な『Metal Gods』。ミドルテンポで重い曲ですが、これもメタリックですね。やっぱり前作の『Killing Machine』なんかと比べても質感が違っているのが分かりますよね。ライブで聴くとひれ伏すしかない感じがします。いやあーカッコイイね。
3曲目はシングルカットもされた『Breaking the Law』ですね。PVがね、笑っちゃうんですけどね。ソリッドでややパンキッシュな感じもするスピードチューンですね。リフは良いんですけどね、ちょっと音が軽く感じるのが残念ですね。Liveで聴くといいんですけどね。でもあの爆笑PVを思い出してしまう・・・。
そして『Grinder』。重みとスピードが見事に調和したようなHMの名曲だと思ってます。いやあ、メロディは薄味なんですけど、メインリフが大好きですね。若手HMバンドとロブがセッションしていた映像を見て、更に好きになりましたね。このザクザクと切り刻まれるようなリフのカッコ良さはなかなか出せないですよね。いやあ凄い。
5曲目『United』。これもシングルカットしてるんですよね。前作の『Take On The World』に似てますが、これは個人的には『Take~』に軍配を上げるなあ。でも結構クセになる合唱曲ですので、全然悪くないです。
そして『You Don't Have to Be Old to Be Wise』。やや明るめでアメリカンな雰囲気もあるハードロックンロールって感じですね。結構良い曲ですし、次の『Living~』への繋がりとしても良いですよね。
『Living After Midnight』。シングルカットして初のヒット曲になりましたが、ポップですよね。そんなに好きな曲ではありませんでしたが、ライブのアンコールの定番曲ですし、なかなか良いなあと思うようになりましたね。まあ、ハードロックンロールって感じで彼ららしさはないですが、演奏してて楽しそうですよね。
8曲目『The Rage』。Heavyで重厚感のあるBassが効いているミドルテンポナンバー。それでいて哀愁漂うメロディがなかなか良いですね。今までの明るいアメリカンロックぽいアルバムの流れを一気に変えてしまうなかなか強力な曲ですね。レゲエをモチーフにしていると言われてますが、僕には微塵も感じませんね。普通に良い曲です。
ラストは『Steeler』です。永遠に続きそうなリフが堪らない、このアルバムのイメージにピッタリ合う曲だと思います。この締め括りは反則的でリピートさせられちゃうんですよね。いやあカッコイイ。
1、2、3、4、8、9と名曲揃いですよね。それ以外の曲もメタリック一辺倒ではないですが、なかなか聴き応えがある佳曲ですね。
よく専門家が「Heavy Metal」の起源について、”The Beatles”の『Helter Skelter』だとか、”CREAM”だ、”Black Sabbath”だ・・・と諸説色々と言ってますが、あくまで「Hard Rock」の起源であって、僕自身はこのアルバムまで「Metal」という形容詞がピッタリ当てはまる音楽は世の中に存在しなかったと確信してます。
P.S.ボーナストラック2曲収録で120分モノボリュームの完全再現ライブDVD付の「30th Anniversary Edition」がオススメですね。
今回は”Judas Priest”の1980年発表の6th Album「British Steel」を紹介します。
いやあ、悩みましたね。僕にとっては後追いで聴いているアルバムも多いのですが、オリジナルアルバムでいうと「Sin After Sin(邦題:背信の門)」~「Painkiller」までの「Ram It Down」を除いた全てのアルバムが候補でしたね。(「Ram It Down」が好きな人ゴメンね。そんな奴いないか?)
最後まで悩んだのは「Stained Class」、「Killing Machine(邦題:殺人機械)」、「Defenders of the Faith(邦題:背徳の掟)」、「Painkiller」の4枚でしたけど、最終的には1980年代に、ここまでメタリックな作品を生み出したことを賞賛して、「British Steel」にしました。
前置きが長くなりましたが、レビューです。
1曲目『Rapid Fire』。前置きもなく、スピーディーで格好良いスタートを切るオープニングナンバーですね。とにかくリフがカッコイイ! 前作収録の同系統の『Hell Bent For Leather』とも違ったメタリックな色彩で、発表から35年経過した2015年現在でも全然通用するメタルの名曲と言って良いのではないですかね。”Tim 'Ripper' Owens”時代にセルフカバーしてましたが、ツマンナイ”オリジナル曲”よりも遙かに良かったですよね。
続くはアンセム的な『Metal Gods』。ミドルテンポで重い曲ですが、これもメタリックですね。やっぱり前作の『Killing Machine』なんかと比べても質感が違っているのが分かりますよね。ライブで聴くとひれ伏すしかない感じがします。いやあーカッコイイね。
3曲目はシングルカットもされた『Breaking the Law』ですね。PVがね、笑っちゃうんですけどね。ソリッドでややパンキッシュな感じもするスピードチューンですね。リフは良いんですけどね、ちょっと音が軽く感じるのが残念ですね。Liveで聴くといいんですけどね。でもあの爆笑PVを思い出してしまう・・・。
そして『Grinder』。重みとスピードが見事に調和したようなHMの名曲だと思ってます。いやあ、メロディは薄味なんですけど、メインリフが大好きですね。若手HMバンドとロブがセッションしていた映像を見て、更に好きになりましたね。このザクザクと切り刻まれるようなリフのカッコ良さはなかなか出せないですよね。いやあ凄い。
5曲目『United』。これもシングルカットしてるんですよね。前作の『Take On The World』に似てますが、これは個人的には『Take~』に軍配を上げるなあ。でも結構クセになる合唱曲ですので、全然悪くないです。
そして『You Don't Have to Be Old to Be Wise』。やや明るめでアメリカンな雰囲気もあるハードロックンロールって感じですね。結構良い曲ですし、次の『Living~』への繋がりとしても良いですよね。
『Living After Midnight』。シングルカットして初のヒット曲になりましたが、ポップですよね。そんなに好きな曲ではありませんでしたが、ライブのアンコールの定番曲ですし、なかなか良いなあと思うようになりましたね。まあ、ハードロックンロールって感じで彼ららしさはないですが、演奏してて楽しそうですよね。
8曲目『The Rage』。Heavyで重厚感のあるBassが効いているミドルテンポナンバー。それでいて哀愁漂うメロディがなかなか良いですね。今までの明るいアメリカンロックぽいアルバムの流れを一気に変えてしまうなかなか強力な曲ですね。レゲエをモチーフにしていると言われてますが、僕には微塵も感じませんね。普通に良い曲です。
ラストは『Steeler』です。永遠に続きそうなリフが堪らない、このアルバムのイメージにピッタリ合う曲だと思います。この締め括りは反則的でリピートさせられちゃうんですよね。いやあカッコイイ。
1、2、3、4、8、9と名曲揃いですよね。それ以外の曲もメタリック一辺倒ではないですが、なかなか聴き応えがある佳曲ですね。
よく専門家が「Heavy Metal」の起源について、”The Beatles”の『Helter Skelter』だとか、”CREAM”だ、”Black Sabbath”だ・・・と諸説色々と言ってますが、あくまで「Hard Rock」の起源であって、僕自身はこのアルバムまで「Metal」という形容詞がピッタリ当てはまる音楽は世の中に存在しなかったと確信してます。
P.S.ボーナストラック2曲収録で120分モノボリュームの完全再現ライブDVD付の「30th Anniversary Edition」がオススメですね。