今回のアルバムレビューは”The Beatles”の1969年発表の12th Album「Abbey Road」を紹介します。

AbbeyRoad

僕が生まれる前のアルバムを紹介するのは初めてですね。”The Beatles”との出会いはなんでしょうね。ラジオなのかな? 当時の若者向けのリスエスト系のラジオ番組でも普通に『Yesterday』とか、『Hey Jude』なども掛かっていて、ごく自然に”The Beatles”の名前を知った感じがしますね。

”The Beatles”に意識的に近づいていったのは親戚の影響ですね。僕がニューミュージックやフォーク、少し海外アーティストの音楽などに傾倒していく時期に”Stevie Wonder”や”The Beatles”が好きな、一回りくらい年上の親戚がいて、自宅に立派なオーディオセットを持っていて、LPで聴かせてもらったのかな。それで「Let It Be」のLPを借りた覚えがあります。なぜか、今も自宅にありますが・・・。(借りパクですね)

「Let It Be」が一番最初に聴いた”The Beatles”のアルバムというのは、今から考えるとなかなか凄いですが、『Let It Be』とか『The Long and Winding Road』、『Get Back』はなんとなく聴いたこともあって好きでしたね。あと『Across the Universe』も好きで、良く聴いてたなあ。

その後、レンタルCD屋で”The Beatles”のアルバムを全てレンタルしました。”The Beatles”が好きというよりは音楽の基礎を学習するような感じで集めてましたね。でも好きな曲は増え続けました。

本気で好きになったアルバムは世間一般の評価と同じになってしまいますが、「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」と本作「Abbey Road」ですね。

「Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band」は世界初のコンセプトアルバムとしても有名ですが、曲も粒揃いなので、1アーティスト1回のレビューの原則を破って、タイミングを見てしれっとレビューしようかなと思ってます。

60年代のダントツのスーパーヒーローで、歴史的な影響も凄いので、それくらい良いよね・・・。

じゃあレビュー行きます。

A面はメンバーがそれぞれ思い思いに楽曲を制作していて、いろんなタイプの曲が収録されています。良く言えばバラエティに富んでいる、悪く言えば散漫な感じです。でも楽曲のクオリティは高いと思います。

1曲目:『Come Together』(Lennon - McCartney)ですね。スタンダードナンバーになっているロック曲。実質的には”John Lennon”の作品ですね。リードVoも”John”です。たくさんのアーティストにカバーされている名曲ですね。格好良いリフが特徴的で聴くごとにハマっていきますね。

2曲目:『Something』(Harrison)です。これは”George Harrison”の楽曲ですね。”George Harrison”のソングライティング能力が劇的に高まっている時期で本アルバムでは準主役的な活躍ですよね。メロウなバラードで、曲の構成も素晴らしいですね。こちらも文句なしの名曲でしょう。

3曲目:『Maxwell's Silver Hammer』(Lennon - McCartney)です。”Paul McCartney”がリードVoを務めています。ここまでの楽曲と比べると少し落ちてしまう印象ですが、コミカルでポップでそれでいてメロディも美味しいし、個人的には好きな楽曲ですね。

4曲目:『Oh! Darling』(Lennon - McCartney)です。これも名曲ですね。3曲目と同様に”Paul McCartney”がリードVoを務めています。CMソングとしても度々起用されていて、誰もが知っている素晴らしい曲ですね。

5曲目:『Octopus's Garden』(Starkey)です。”Ringo Starr”がリードVoを取ってますね。”George Harrison”も作曲には協力したらしいですが、クレジットは”Starkey”のみですね。これも3曲目と同様になんてことない曲なんですけど、結構好きなんですよね。ポップでなかなか良いメロディで楽しめます。

A面ラストは6曲目:『I Want You』(Lennon - McCartney)です。”John Lennon”のリードVoで延々と主旋律がループする感じで7分超の長い曲ですし、やや滅入る感じもしますが、決して悪い曲ではないと思います。

さあ、A面もかなりの出来ですが、名盤のスタートはB面からです。

7曲目:『Here Comes the Sun』(Harrison)です。これも『Something』同様に”George Harrison”の楽曲です。これもスタンダードナンバーになってますね。爽やかで良いメロディが堪能できますね。

8曲目:『Because』(Lennon - McCartney)。荘厳で美しい旋律の中、絶望感漂う楽曲ですね。暗いけど、美しい、そんな感じですね。

9曲目:『You Never Give Me Your Money』(Lennon - McCartney)です。CMソングにもなった素晴らしいメロディの主旋律がキテますね。さすが”Paul”です。中盤以降は曲調の変化も大きく、カラフルに展開していきますが、B面のメドレーでも重要な役割を担ってますね。

10曲目:『Sun King』(Lennon - McCartney)です。ゆったりとした展開ですが、なかなか良いメロディで楽しめます。

11曲目:『Mean Mr. Mustard』(Lennon - McCartney)です。うねりのあるグルーヴィーな曲ですね。このあたりから1分強の曲が続き、なかなか1曲単位の評価は難しいですが、良い流れが出来ていますね。

12曲目:『Polythene Pam』(Lennon - McCartney)です。軽快なロックナンバーですね。このあたりの流れも好きですね。ラストにかけ盛り上がりそうで、次の曲へ行ってしまうのもなかなかの構成ですね。

13曲目:『She Came in through the Bathroom Window』(Lennon - McCartney)です。これも曲単位の評価は難しいですが、このメロディラインは結構印象に残りますね。まあ、B面メドレーは全てそうですけどね・・・。

14曲目:『Golden Slumbers』(Lennon - McCartney)です。これはメドレーがエンディングに近づいていることを示す、もの悲しいバラードで素晴らしいメロディが楽しめますね。

15曲目:『Carry That Weight』(Lennon - McCartney)です。大団円のような曲ですが、そこに:『You Never Give Me Your Money』の主旋律が乱入し、また『Carry That Weight』に戻る展開は感動的です。何度聴いてもこの展開は凄いね。
 
16曲目:『The End』(Lennon - McCartney)です。ラストを飾る曲ですが、初期に戻ったようなシンプルなロックナンバーです。大団円の後のアンコール的な位置づけですね。本作を聴いているとこのあたりでいつも終わるのが悲しくなってしまいます。

17曲目:『Her Majesty』(Lennon - McCartney)です。空白部分を挟み、隠しトラックのような感じの非常に短い曲ですね。この辺の組み立てはお洒落ですよね。

やっぱり凄いアルバムですよ。一家に1枚の必需品って感じがしますね。11月に出る世界同時発売のアルバムも買うぞ!!


Abbey Road (Dig)
Beatles
EMI
2009-09-09