今回の名曲レビューは”PERSONZ”の1988年発表の2nd Single『BE HAPPY』を紹介します。

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”PERSONZ”は独特な個性を持つ女性Voの”JILL”とGでその後、”氷室京介”のツアーサポートメンバーとして活躍する”本田毅”の2人を中心に、Bの”渡邉貢”とDrの”藤田勉”を含む4人組で1987年に1st Album「PERSONZ」でデビューを果たします。

”PERSONZ”といえば”浅野温子”主演の「ママハハ・ブギ」(見てたなあ~)の主題歌としてヒットした『Dear Friends』が有名ですね。オリコン最高位は13位止まりですが、ロングヒットを記録し、最終的にはゴールドディスクを獲得していますね。

バンドブームにも押され、一気に人気バンドとして、1989年発表の4th Album「DREAMERS ONLY」で当時のスーパーアイドル”工藤静香”のベストアルバムを抑え、オリコン1位を獲得するなど、素晴らしい活躍を見せます。

途中、”本田毅”が1992年に脱退しますが、2002年には復帰。1984年の”PERSONZ”への改名から数えて、30周年を記念し、武道館ライブを行ったのはテレビでも取り上げられてましたね。現在までにオリジナルアルバムを19枚もリリースし、当時のバンドブームを彩った幾多のバンドと違い、息の長い活動をしています。

僕が”PERSONZ”を知ったのは「Music Tomato Japan」というJ-ROCK系のアーティストのビデオクリップを30分間流す番組で『BE HAPPY』を観たのが最初でしたね。良い曲だなあってきちんと座り直して、録画したVHSのテープを何回もリピートしてましたね。

ロックと言うにはかなりポップな作品なんですけど、メロディも良いし、本当にHAPPYになれる感じの楽曲ですね。Keyboardの使い方がなかなか上手くて、”JILL”の和製”Cyndi Lauper”的なルックス、魅力的な声も良いですね。リズム隊のしっかりした演奏をバックに、ギターソロもさすが”本田毅”って感じの存在感でメチャクチャカッコイイんですよね。

『Dear Friends』は疾走感のあるロックンロール曲で素晴らしい楽曲ですが、個人的にはやっぱり”PERSONZ”を知るきっかけになった曲でもありますし、トラック自体の完成度の高さからもやっぱり『BE HAPPY』に軍配を上げるかな。

しっかし、本作の作曲も手掛けている”渡邉貢”さんって、相当、凄腕のソングライターだと思いますね。結構ハードな曲でも素晴らしくポップに仕上げる力量は凄いですよ。意外にちゃんとキャッチーなメロディを作れる人は少ないので、是非、他アーティストへの楽曲提供なんかにも期待したいですね。



ALL TIME BEST
PERSONZ
インペリアルレコード
2014-09-17


ゴールデン☆ベスト
PERSONZ
インペリアルレコード
2011-04-06