今回の名曲レビューは”ZIGGY”の1988年発表の3rd Single『SING MY SONG (I JUST WANT TO SING MY SONG)』を紹介します。

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”ZIGGY”は某専門誌の「ジャパメタ」系特集でも紹介されるバンドでしたので、デビュー前くらいから名前だけは知ってましたね。でもどちらかというと”Hanoi Rocks”っぽいルックスだったのでちょっと敬遠してましたね。

本格的に”ZIGGY”を知ったのは、やっぱりTVドラマ「同・級・生」の主題歌に採用された『GLORIA』ですよね。世間的にも認知度が高い楽曲だと思いますし、今聴いても、そのドライブ感、ロック感がポップなメロディとうまく相まって、素晴らしい楽曲だと思いますね。

ハードドライビングでメロディアスなハードロックを日本国内に普遍的に広めた、名曲『GLORIA』の影響は計り知れないと思いますね。いやあ、本当は『GLORIA』を紹介したかったのですが、天の邪鬼な僕はちょっと違うチョイスにしました。

一番最初に買った”ZIGGY”のアルバムは「Hot Lips」だったかな、その後も旧作も含め、”ZIGGY”のアルバムやシングルを買い漁っていくのですが、好きな曲とそうでない曲の落差は激しかったですね。

でも好きなタイプの曲はトコトン好きになれるタイプの曲もあって、納得してましたけどね。

『GLORIA』は勿論、『I'M GETTIN' BLUE』、『STAY GOLD』・・・やっぱりメロディアスなハードロックナンバーをチョイスしちゃいますが、最も好きなのは『SING MY SONG (I JUST WANT TO SING MY SONG)』かな。

いかにも”ZIGGY”っぽい感じの楽曲なんですが、「Mr.ZIGGY」とも言えるボーカルでメインソングライターである”森重樹一”さんの作曲ではなくて、実はBの”戸城憲夫”さんの作曲なんですよね。

でもたぶん『GLORIA』、『I'M GETTIN' BLUE』と並べて聴いても、全く違和感はないと思います。それくらい”ZIGGY”らしい楽曲です。

特にメロディ構成が素晴らしくて、ドライブ感を残しながらも、しっかりと展開できているのが素晴らしくて、比べちゃうと『GLORIA』、『I'M GETTIN' BLUE』は一本調子に聴こえるかもしれませんね。

雰囲気モノではありますが、歌詞も曲に合っていて良いですね。その後、”ZIGGY”は解散、復活を繰り返し、”森重樹一”さんがバンド名を変えたりといろいろと活動しますが、残念ながら、曲が弱くて、キツイですね。



路上インタビューで「”ZIGGY”の曲で何知ってる?」って聴かれたら95%以上が『GLORIA』って答えるでしょう。せいぜい『I'M GETTIN' BLUE』が残りの少数派じゃないかなあと思います。でも僕は自信を持って、『SING MY SONG (I JUST WANT TO SING MY SONG)』と答えたいし、『GLORIA』が日本の音楽シーンに与えた影響はリスペクトするにせよ、こんな素晴らしい楽曲が世間一般で認知されていないのは非常に悲しいですね。

いやあ、本当に良い曲です。”戸城憲夫”さんは他アーティストへの楽曲提供もされているのですが、うーん、どれもピンと来ないです。

”森重樹一”さんは”ZIGGY”の大看板を一生背負わなくてはいけない人生になり、辛い部分もあると思いますが、自分の好きな音楽を追究して、末永く活動して欲しいですね。

彼の憧れの”Steven Tyler”までは厳しいにせよ、”Michael Monroe”に並ぶくらいの存在にはなっているような気はしますね。

やっぱり曲が良くないと長く第一線で活躍するのは厳しいですね。

ZIGGY プラチナムベスト
ZIGGY
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2014-09-03