今回の名曲レビューは”Cyndi Lauper”の1983年発表の1st Album「She's So Unusual」収録の『Time After Time』を紹介します。

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1983年というと、僕が洋楽を聴き始めた頃ですね。1983年は「King Of Pop」”Michael Jackson”の「Thriller」がメガヒットした一方、映画「Flashdance」のサントラも大ヒット、その後のサントラブームの走りですね。また「ブリティッシュ・インベンション」と呼ばれる”Culture Club”や”Duran Duran”なんかも人気が出てきた時期で、とにかく、熊が水を飲むような感じで、誰彼構わず、いろんなアーティストの音楽を聴いてましたね。

その頃、重宝したのは「NHK-FM」の音楽番組でしたね。土曜日とかに3時間くらいやっていた番組だと記憶しているんですが、最新アルバムやヒットアルバムを全曲を流す企画があって、毎回のようにカセットデッキでラジオ音源をダビングしてましたね。(今となっては著作権的にOKだったのが不思議ですが・・・)。”Cyndi Lauper”の「She's So Unusual」もそれでダビングした記憶がありますね。

”Cyndi Lauper”の楽曲はカラフルでポップでキャッチーですぐに『Girls Just Want to Have Fun(邦題:ハイスクールはダンステリア)』、『She Bop』、『Money Changes Everything』なんかは大好きでしたね。

当時は、まだまだ音楽的な経験値も低く、バラードの良さってあんまり分からず、本作『Time After Time』や『All Through the Night』のような楽曲はあまりピンと来てなかったんですよね。なんでしょうね、カッタるい感じだったんですかね。まあ、今では考えられませんけどね・・・。

ですので、最初にダビングしたカセットで聴いていた、10年以上後になるんですかね、80年代の洋楽コンピレーションアルバムを購入して、昔を懐かしみながら、いろんな80年代の洋楽のヒット曲を楽しんでたんですけど、そのときに虜になったのが、『Time After Time』だったんですよね。

間違いなく、当時聴いていたので、なんとなく記憶はあったのですが、「えー、こんな良い曲あったっけ・・・」って一気に大好きになりましたね。

尚、『Time After Time』は「Billboard Hot 100」でも一位を記録し、彼女の代表曲の一つになっていますね。

クレジットは”Cyndi Lauper”、”Rob Hyman”となっていて、”The Hooters”の”Rob Hyman”と彼女の共作です。”The Hooters”でもセルフカバーしているみたいですが、そちらは聴いたことないので、またチェックしてみようかな。



しかし完璧なバラードですよね。Aメロ、Bメロも素晴らしいですが、サビの切ないメロディが堪らないですね。日本国内でもCMで使われたり、様々なアーティストにカバーもされているので、知っている方も多いと思いますが、この曲は外せないと思いますね。(彼女のバラードナンバーなら、『True Colors』、『All Through the Night』も良いよね)

12月に「究極ベスト」のLimited Editionが再発されるみたいなので、値段も安いので、買い直そうかなと思ってます。

She's So Unusual
Cyndi Lauper
Sony Budget
2000-01-10






究極ベスト
シンディ・ローパー
ソニー・ミュージックジャパンインターナショナル
2015-12-23