今回の名曲レビューは「クリスマスソング特集」も終了したので、通常営業に戻ります。”Lars Eric Mattsson”の「Till The End Of Time」収録の『Surrender To Love』を紹介します。

Larstill

かなりマニアックな選曲でスイマセン。

皆さんは”Lars Eric Mattsson”って知ってますか? 

LarsEricMattsson_2011

フィンランド出身のHM/HR系のギタリストなんですけど、普通ギタリストのソロアルバムって、超絶技巧をメインにしたインストなんかが多い印象ですよね。”Yngwie Malmsteen”、”Vinny Moore”とかね。

でも残念ながら、彼のテクニックは某専門誌でも当時は「下手くそ」、「イモ臭い」と書かれるレベルだったんですよね。そんなギタリスト”Lars Eric Mattsson”は1988年に「Eternity」でデビュー、現在まで”Vison”、”Mattsson”、など、様々な名義のバンドを組んだりしながら、長年に亘り、音楽活動を続けています。

注目なのは彼が屈指のメロディアスHM/HRのソングライターだと言うことで素晴らしい曲が一杯あるんですよね。長く活動できているのは力がある証拠ですけど、その割に日本国内では評価が低いのが残念です。

彼の作品の中では”VISION”名義の「LARS ERIC MATTSSON'S VISION」が某専門誌のF氏に名盤認定されているので、メロディック系のマニアにはまあまあ有名ですけど、僕は好きだけど、そこまでの名盤とは思わないなあ。確かに『I'm Your Fool』とか良いんですけどね。

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フィンランド出身なので、「北欧メタル」のジャンルで取り扱って良いでしょう。

僕は”Vision”名義の1997年発表の「Till The End of Time」のほうが好きですね。まあ、アルバムの方向性はさほど変わってませんけど、いかにも「北欧メタル」って感じの泣きメロが強烈で、個人的にはトップクラスにランク付けできる大名曲です。Voの”Randolph Reymers”の歌唱も素晴らしいですよ。”Lars”のギターフレーズも最高です。まあ、アルバム自体の出来は厳しいですが、本作の1曲目『Surrender To Love』を聴いたときはガッツポーズしたもんね。

さすがに”Lars Eric Mattsson”の楽曲はあまり「You Tube」では出てこないですね。

僕もこのアルバム「Till The End of Time」は専門店で買ったけど、あんまり見かけないもんね。中古盤とかをあたった方が早いかもね。それでも探すとなると大変そうかも・・・。

「北欧メタル」ファンの人にはこの曲、絶対聴いて欲しいな。

Till the End of Time
Vision
Brennus
2007-07-31


Lars Eric Mattsson's
Import
2000-01-01