今回の名曲レビューは”THE YELLOW MONKEY”の1995年発表の5th Single『Love Communication』を紹介します。

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先日、再結成が発表されましたね。最近の”吉井和哉”さんのソロ活動は物足りなさを感じていたので、再結成は嬉しいですが、今の時代にどれくらい受け入れられるんでしょうかね? まあ、”REBECCA”のファンへの感謝的な一時的な再結成のパターンもありますからね。

僕自身は彼らについては「HM/HR」のバンド”Killer May”の”菊地英昭”さん、”菊池英二”さんのバンドってイメージがあって、デビュー直後から知ってましたけど、そんなに”Killer May”を好きでもなかったし、チェックするのは遅かったですね。

確か某専門誌のレビューの評価も低かった記憶がありますし、グラムっぽいというのも僕にとってはマイナス材料だったので、完全にスルーしてましたね。

そんな中、たまたまTVの音楽番組で”THE YELLOW MONKEY”の『Love Communication』が流れてきて、衝撃的ですぐに8cm Singleを買いに行ったんですよね。へー、グラムロックって聴いていたけど、こんな感じのメロディアスなロックなら、好きかも・・・ってね。



ちなみに”Red Warriors”にも関わっていたディレクターだった”宗清裕之”さんが、当時、ブレイクしきれない”THE YELLOW MONKEY”のメインソングライターである”吉井和哉”さんにダメ出しをしまくって、ヒットの狙える楽曲を作るように指示して、出来上がったのが『Love Communication』らしいです。

もくろみ通り、本作はオリコン29位を記録し、バンド初のスマッシュヒットを記録します。

その後、彼らはヒット街道を驀進するのですが、勢いありましたよね。『追憶のマーメイド』がオリコン19位、更に『太陽が燃えている』がトップ10に入るヒットを記録し、5th Album「Four Seasons」で遂にオリコン1位を獲得。

その後も世間一般的な代表曲『JAM』、『SPARK』、『BURN』など、数多くのヒット曲をリリースし、トップバンドの仲間入りを果たします。

個人的には歌詞の素晴らしさも含め、J-Popバラードのエバーグリーンのひとつ『JAM』、唯一のオリコン1位獲得のSingle『球根』、『楽園』のようなメロウな曲が好きなんですね。

『SPARK』、『BURN』、『Love Love Show』みたいな歌謡ロックっぽいのは悪くないけど、そこまで好きじゃないかな。適度な泥臭さがあって、好きな人はハマると思いますね。(僕はもうちょっと洗練されているほうが好き)







思い入れも含め、今回は『Love Communication』を選びましたけど、佳曲をたくさん持っているバンドでライブで十分盛り上がるだけのロックテイストもあって、なかなか良いバンドだったと思います。

その後、アルバム「PUNCH DRUNKARD」でハードロック回帰したり、外部プロデューサーを積極的に起用したりと紆余曲折しながら、惜しまれる中、2001年に活動休止を発表します。

その後はソロ活動を展開されるのですが、個人的には名曲レビューでも取り上げたい”Yoshi Robinson”名義の『Call Me』が文句なしで好きなのですが、また別の機会で取り上げようかな。(このクールでありつつも、ブルージーな感じが堪らない!)



今回の再結成はどんな曲をリリースしてくれるんでしょうかね? ツアーだけとかイヤだよ。

P.S.しかし活動期間の割にベストアルバムのリリースが多いね。こういうのはファンは大変だよね。

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THE YELLOW MONKEY
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2013-07-31


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THE YELLOW MONKEY
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2013-12-04


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