今回は久しぶりのアルバムレビューですね。

”Children Of Bodom”の1999年発表の2nd Album「Hatebreeder」を紹介します。

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所謂「メロデス」・・・「Melodic Death Metal」を取り上げるのは”Dark Tranquillity”に続き、2回目ですね。

【名曲】 Dark Tranquillity 『Punish My Heaven』
http://burning.doorblog.jp/archives/44727223.html

そもそも「Death Metal」自体、そんなに得意なジャンルではないんですけど、メロディ派の僕は初期から「メロデス」は積極的にチェックはしてましたね。(「Thrash」と「Death Metal」の区分けは難しいですが、”Sadus”とか”Obituary”あたりはVoとか音像的に「Thrash」とは違うなあって印象はありましたね)

”Sepultura”の「Beneath The Remains」の『Inner Self』とか「Arise」の『Arise』なんかは大好きですけど、”Death Metal”って感じじゃないですよねえ。いずれも大好きな曲でレビュー候補なんですけどね。





僕が最初に「メロデス」をチェックしたきっかけは大阪の今は亡き「LPコーナー」だったと思うんですけどね。いつものように店内をなめるように見て回り、店員さんのコメントを見て、”Dissection”の「The Somberlain」と”In Flames”の「Lunar Strain」と”Amorphis”のデジパック仕様の「Tales From the Thousand Lakes」を三枚まとめて買って帰ったのが最初かなあ。(勿論全部で5~10枚くらいは買ってると思いますけど)

曲単位では好きな曲もたくさんありましたけど、やっぱりデス声がちょっとキツく感じてしまって、どっぷり好きにはなれなかったですね。

サイトや専門誌で高評価を得ていた「メロデス」系は一通りチェックをするようになってはいくんですけどねえ。まあ”Sentenced”の「AMOK」とかも良かったけど、所謂正統派HM/HRの文脈で語れるレベルでしたし、そこまで本気で好きって思えなかったですね。

でも”Children Of Bodom”の1997年発表の1st Album「Something Wild」は心の底から好きって思えた、僕にとっては初めての「メロデス」でしたねえ。

もう最初の『Deadnight Warrior』で完全にノックアウトされましたねえ。



反則的にカッコ良すぎでしょ。”Alexi Laiho”のG、”Janne Wirman”のKeyは鳥肌モノですよね。

どことなく伝統的な様式美ハードロックが持つ、構成の美しさ、メロディの良さがあって、”Rainbow”や”Iron Maiden”(3rd以降)のような匂いを感じて心地良いんですよね。それが個人的には大きな魅力なんですね。(”Sentenced”の「AMOK」とは若干違うんですけど、ニュアンスを伝えるのが難しいです・・・)

正直、「Something Wild」と「Hatebreeder」のどちらが良いかって言われると選びづらいんですけどね。個人的にはどちらも名盤認定したいレベルです。キラーチューンの数の多さで「Hatebreeder」を選んでますけど、メタルファンはいずれも必聴だと思います。

個人的には、2016年2月現時点で最高峰の「Melodic Death Metal」アルバムと信じて疑うことのない、「Hatebreeder」を全曲レビューしていきましょう。

01.『Warheart』:オープニングに相応しい疾走曲ですね。とにかく速くて、パワフルで、カッコ良くて、メロディアスで文句のつけようがないキラーチューンですね。カッコイイよ!



02.『Silent Night, Bodom Night』:個人的大名曲ですね。心地良いうねり、グルーブ感すら感じられる超絶的に格好良い演奏が凄いですよ。天才”Alexi Laiho”のソングライティングのセンスあってこその大名曲だと思いますね。これはライブでやられたら失禁モノですね。文句なしのキラーチューンですね。



03.『Hatebreeder』:タイトルトラックですね。ここまでの流れと同じスピード感のあるカッコイイ曲ですね。.1曲目の『Warheart』と比べると気持ちストレートでスポンタニアスな作りだと思いますが、リフがカッコイイし、かなり良い曲ですよね。



正直、ここまでの3曲でほぼノックダウン状態なんですけど、アルバムはまだまだ続きます。

04.『Bed of Razors』:”Alexi Laiho”と並び、Gの”Alexander Kuoppala”がクレジットに入っている楽曲ですね。最初のイントロ部分で少しトーンダウンしますけど、パワーは一向に衰える気配がないですね。悪くないですよ。

05.『Towards Dead End』:最初のギターが格好良すぎますね。これも素晴らしい曲ですよねえ。ただ最初のインパクトを曲全体が超えられない”もどかしさ”を感じてしまうのが残念ですねえ。それでも佳曲レベルではありますよね。とにかくバックのギターがVo以上に歌いまくっているのが良いね。

06.『Black Widow』:やや重めのリフで攻めますが、シンガロング的な楽曲ですね。中盤以降はキーボードが大活躍していて、メロディアスなフレーズが素晴らしいですね。

07.『Wrath Within』:正統派パワーメタルの匂いがする、ストレートでカッコイイ曲ですよね。アレンジも工夫されてますね。”Alexi Laiho”のソロがかなり秀逸ですね。隠れた名曲と言っても良いかもね。結構好きです。

08.『Children of Bodom』:元々「Something Wild」の国内盤のボーナストラックだったんですよね。ボーナストラックというのが信じられない完成度で自身のバンド名をタイトルにしているのに・・・このあたりは良くわかりませんが、一発で耳に残るギターフレーズが印象的でカッコイイ疾走系キラーチューンですね。これも文句なしでしょ。キーボードもカッコイイね。



09.『Downfall』:こちらも08.と同様に当初ボーナストラック扱いだった曲ですね。これもボーナストラックというには出来が良すぎますね。ストレートな正統派HM/HRっぽい感じで好きな方は多い感じがしますね。随所随所でのキーボードの使い方が上手いけど、中盤から後半にかけてはキーボードが全面に出て、大活躍ですね。カッコイイねえ。キーボードが入った曲はメタルじゃない、ハードじゃない・・・この曲を聴けば、その発言がいかに愚かか分かるでしょう。



凄いアルバムだと思いますね。個人的に”Children Of Bodom”に最も熱量を持っていたのがこの2枚とライブアルバム「Tokyo Warhearts - Live In Japan 1999」までですね。

僕は「Follow The Reaper」でちょっとガクッと来たんですよね。”In Flames”とかと同じように正統なHM/HRの道へ行ってしまったような気がしたのかな、自分でも今ひとつ理由が鮮明ではないんですけどね。凄み、重厚感は増したけど、なんか面白みがなくなったような・・・。その後も毎回新作はチェックしてますけど、クオリティの高さに納得しつつも、好きな曲の数はグッと減ったなあ。

バンド自体もスケールアップして、ワールドワイドで活躍しているのは凄いことですけど、個人的には好きなバンドがいなくなったような感じがして、寂しいんですよね。”Alexi Laiho”の才能はHM/HRマニアの枠には収まりきれないんでしょうけど、どうせならもっと革新的な音楽や音にチャレンジして欲しいなあ。相変わらずカバーの選曲センスも良いのになあ。

まあ、一人のHM/HRマニアの戯言なのかもしれませんが、やっぱり僕にとっての”Children Of Bodom”は1stと2ndだなあ。

P.S.”Alexi Laiho”はビジュアル的にもカッコイイんですよね。HM/HR界における次世代スター候補の筆頭だよね。ライブを観てみたいバンドのひとつなんだよなあ。

Hatebreeder
Children of Bodom
Fontana Universal
2008-04-29


Something Wild
Children of Bodom
Fontana Universal
2008-04-29


Tokyo Warhearts Live
Children of Bodom
Fontana Universal
2008-04-29


ヘイトブリーダー
チルドレン・オブ・ボドム
ユニバーサル インターナショナル
2012-05-23


サムシング・ワイルド
チルドレン・オブ・ボドム
トイズファクトリー
1998-04-22


Tokyo Warhearts
Children Of Bodom
Spinefarm
2008-04-28