今回の名曲レビューは”センチメンタルバス”の1999年発表の4th Single『Sunny Day Sunday』を紹介します。

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”センチメンタルバス”はVoの”NATSU”とKeyの”アキノリ”の二人組音楽ユニットです。

このユニットって1998年に1st Single『よわむしのぬけがら』でメジャーデビューして、わずか2年の2000年12月に解散しちゃうんですよね。企画モノや期間限定ユニットなどを除けば、既にレビューで紹介済の”Pepperland Orange”に次ぐ短さですね。(確か『夏の魔法』もポカリのCMソングだったね、ポカリCM起用アーティストは一発屋が多いのかな?)

【名曲】Pepperland Orange 『夏の魔法』
http://burning.doorblog.jp/archives/44030315.html

でもシングル7枚、アルバム2枚と結構なハイペースで活動はしていたんですね。

『Sunny Day Sunday』がポカリスエットのCMに起用され、オリコン最高位4位で11週に渡り、チャートインさせ、ブレイクを果たします。

それまでの3枚のシングルがタイアップが付いたりしても全てオリコン圏外でしたので、大飛躍だったんでしょうけどね。

その後のシングルはパッとせず、”NATSU”女性には珍しいのアフロヘアと”アキノリ”のKeyや大太鼓を駆使して暴れまくるイメージくらいしかインパクトが残せず、一発屋的なイメージが強くなってしまいましたね。



でも『Sunny Day Sunday』はかなり良い曲ですよ。最初の「巨人の星」のようなオープニングは別にして、ポップでノリノリで脳天気に明るくなれる曲なんですけど、センスの良いメロディラインがなかなか聴かせてくれるんですよねえ。何気に”アキノリ”さんって凄いんじゃないってチェックしてみたんですけどね。

彼の作曲作品でいうと”TOKIO”の隠れた名曲『花唄』もありますね。こちらも一聴すると脳天気なポップソングでしかありませんが、哀愁のメロディが上手く埋め込められていて、沁みるんですよねえ。(”TOKIO”もそろそろレビューしないとね、彼らは”SMAP”以上に大好きな曲が一杯あり過ぎて困っちゃいますね)

【名曲】 SMAP 『この瞬間(とき)、きっと夢じゃない』
http://burning.doorblog.jp/archives/46559992.html

勿論、『Sunny Day Sunday』は”アキノリ”さんの作曲でアレンジは”センチメンタルバス”と並んであの伝説のバンド”PINK”のKeyである”ホッピー神山”さんが参加されているんですよね。

”ホッピー神山”さんもいろんなバンドやアーティストのプロデュースを手掛けていて、活躍されてますね。まあ、元々職人気質で裏方っぽいマニアックなバンド”PINK”出身らしいですね。

”NATSU”さんは”餓鬼レンジャー”の”ポチョムキン”と2013年に結婚、”アキノリ”さんは”大塚愛”のサポートバンドメンバーで見かけたりしましたが、現在は様々なバンドに関わられたり、精力的に活動されているみたいですね。

「エイベックス・アーティストアカデミー」の講師もされていたようですけど、その作曲能力を活かして、素晴らしい楽曲を世に送り出し続けて欲しいですね。裏方に徹するにはもったいないキャラもお持ちですしね。頑張って欲しいですね。

Sunny Day Sunday
センチメンタル・バス
エピックレコードジャパン
1999-08-04


SUMMER TIME KIDS STORY
センチメンタル・バス
エピックレコードジャパン
2000-07-19