コンサルタントのはみだしレビュー

今回の名曲レビューは”柳ジョージ＆レイニー・ウッド”の1978年発表の2nd Album「WEEPING IN THE RAIN」のアルバムタイトル曲で、後に日本語詞でシングルカットされた『雨に泣いてる…』を紹介します。



個人的に”柳ジョージ＆レイニー・ウッド”との出会いは遅かったんですよね。

「フォーク/ニューミュージック」が大好きだった小学生～中学生頃は”アリス”、”吉田拓郎”、”さだまさし”（グレープがメインかな）などを聴きまくってましたので、「ブルーズロック」「R&B」のジャンルにカテゴライズされる”柳ジョージ＆レイニー・ウッド”をチェックする機会がなかったんですよね。

「フォーク/ニューミュージック」系の過去のレビュー

【名曲】 チューリップ 『魔法の黄色い靴』
http://burning.doorblog.jp/archives/44908106.html

【名曲】 アリス 『ジョニーの子守歌』
http://burning.doorblog.jp/archives/44910058.html

【名曲】 吉田拓郎 『外は白い雪の夜』
http://burning.doorblog.jp/archives/44907129.html

【名曲】 ばんばひろふみ 『SACHIKO』
http://burning.doorblog.jp/archives/45133644.html

【名曲】 加藤和彦と北山修 『あの素晴しい愛をもう一度』
http://burning.doorblog.jp/archives/46434364.html

メジャーで活躍していた”ツイスト”などのロックバンドは音楽番組やラジオで耳にする機会がありましたけどねえ。

【特集】 ”世良公則” 「Premium BEST Songs＆Live ～いつものうた～」
http://burning.doorblog.jp/archives/45773892.html

何かの機会で聴いてみたいバンドではあったんですけど、常にチェックリストに入っていて、「いつか聴かなきゃ、いつか買わなきゃ」ってバンドでしたね。

「懐古趣味」的な70～80年代の日本のニューミュージック系の通販で売られてたコンピレーションアルバムが中古CD屋で安くで売ってたので、購入したんですけど、その中に”柳ジョージ＆レイニー・ウッド”の曲が4曲ほど、収録されていたんですよね。

確か『酔って候』、『さらばミシシッピー』、『星空の南十字星』、そして『雨に泣いてる…』だったかな？

『酔って候』も渋くて良いなあと思ったんですけどね。



やっぱり『雨に泣いてる…』は強烈で格好良くて、こんなに素晴らしい曲をチェック出来ていなかったのがショックでしたねえ。



最初のジャジーな雰囲気のあるイントロの部分だけでもカッコイイんですけど、やっぱり”柳ジョージ”さんの渋くて、熱い歌唱が良いですねえ。作曲は”柳ジョージ”さんですね。

ちなみに本作は”萩原健一”主演ドラマ「死人狩り」の主題歌となり、オリコン最高位20位と彼らにとっても、初のヒットとなり、ブレイクを果たした重要な曲ですね。

僕は一発で『雨に泣いてる…』が大好きになって、彼らのベストアルバムを買ったんですけどね。”柳ジョージ＆レイニー・ウッド”って1975年にデビューして、1981年の武道館公演で解散しているんですね。これだけのビッグネームなのに活動期間は約6年足らずなんですよね。

今から考えても大人が楽しめるロックとして、日本ではかなり貴重な存在だったと思うんですけどね。

尚、解散後、”柳ジョージ”さんはソロとして音楽活動を続けられますが、2005年に「24年目の祭り」と命じて、再結成、更に2008年には”柳ジョージ＆レイニーウッド”として「フジロックフェスティバル」にも出演され、元気な姿を見せてくれてたんですけどね・・・2011年に腎不全で63歳の若さで急逝されます。

”柳ジョージ”さんの死後、『雨に泣いてる…』が更に沁みるんですよね。本当に良い歌です。

P.S.”ダウンタウン”の”松本”さんが一番最初に買ったレコードは”柳ジョージ＆レイニーウッド”だったようです。「Hey! Hey! Hey!」での”ダウンタウン”の”柳ジョージ”さんへのリスペクトも驚かされましたけど、そのやり取りの中で”柳ジョージ”さんの人柄の素晴らしさが出てましたね・・・。