”欅坂46”がCDデビューしました!

”乃木坂46”同様に”欅坂46”も全曲レビューを行いたいと思います。

そろそろカテゴリーも作らないといけませんね。フラゲで「AMAZON」から発売日前日に届いていたのですが、しっかり聴き込めたので、レビューを書きたいと思います。

CDに封入されていた生写真は、それぞれ”小池美波”、”渡辺梨加”、”土生瑞穂”の3名でした。推しは1枚もありませんでしたが、生写真にそんなに執着していないので、問題ナシです。

さて、シングルですけど、全曲「カウントダウンライブ」で聴いているので、新鮮さはなかったのですが、改めて音源をヘッドフォンで聴き込むと少し印象が変わりましたね。

新人のデビューシングルながら、バラエティに富んでいて、異様にクオリティが高いと思いました。

1st Single『サイレントマジョリティー』(2016年)

サイレントマジョリティー


『サイレントマジョリティー』(表題曲)

「★★★★★」

既にYou TubeでのMVの試聴回数は300万を超え、i-tunesチャートでも1位を獲得と破格の好成績を収めている表題曲ですね。最初は「★★★★」の評価にしようと思ってたんですけどね。悩みましたが、デビュー曲ということも加味して「★★★★★」の満点評価にさせて頂きました。ネットでの高評価を見ると、「少し過大評価され過ぎじゃない?」って思うところもあるんですけどね・・・。よく比較されている”乃木坂46”の『制服のマネキン』と比べると曲自体のクオリティには差があるように思いますね。

ダンスパフォもカッコイイし、MVも非常に良い出来です。”平手”ちゃんのセンターとしての凄みは勿論ですが、フロント5人をフューチャーしているのは結果的に良かったんじゃないですかね。ファンからするとフロント以外は全く目立ってないのはどうなのかという批判は理解できなくもないですけどね・・・。運営は常に個々のメンバーの個性を引き出すことを意識して番組作りをしていたのに・・・。20人選抜という中で全員に少しづつスポットを当てても、個性を伝えきれないという判断なんでしょうね。

”乃木坂46”のドキュメンタリー映画「悲しみの忘れ方」で5人のストーリーを核に感動的な作品に仕上げていったのを思い出しました。意図的にやっているイメージがプンプンしますね。

2nd以降はどうなるんでしょうかね? この5人を核にグループをブランディングしていくのか、それとも二列目、三列目にも逸材は一杯いるので、編成をガラッと変えてくるのか。”乃木坂46”で選抜固定の問題は運営も意識しているはずなので、2nd Singleの選抜は要注目じゃないですか。でもセンターの”平手”を”今泉”、”鈴本”で挟む組み合わせは良いと思いますので、崩しづらいかもしれませんね。

曲自体は最初のアコースティックな入りから、EDM的なビートを刻みつつ、ロックっぽい瞬発力のあるメロディとスピード感と非常にスリリングな仕上がりでバックトラックだけ聴いても秀逸です。ラストのギターフレーズが痺れるほどカッコイイっす。

作曲は”バグベア”さんですが、アイドル系の楽曲提供をされている方ですね。”AKB48”のチームKの『How Come?』などを制作されているみたいですけど・・・あんまり知らなかったなあ、作曲された曲を少しチェックしましたが、そんなにピンと来る曲はなかったですね。編曲を手掛けた”久下真音”さんの貢献も相当大きいように思います。

世間一般の評価が上がり過ぎているのが唯一の不安です。年末の賞レースでも新人賞を総ナメしそうな雰囲気も出てきましたね。良い曲ですし、良い意味でも悪い意味でもブランドイメージがついた気もします。気合いが入りすぎていて、デビュー曲がピークになってしまいかねない・・・それが唯一の不安材料ですね。

MVの良さ、パフォの良さ込みで、採点は「★★★★★」にしておきます。

『手を繋いで帰ろうか』(全タイプ収録)

「★★★★★」

選抜メンバー20名による楽曲です。最初はそんなに好きなタイプの曲じゃなかったんですけどね。聴く毎にジワジワとハマって来ちゃいましたね。流石、”Akira Sunset”ですね。このシングルの中ではまだストレートでキャッチーなアイドルソングっぽい曲ではあるんでしょうけど、サビを除けば、かなり異質な曲でもあります。

言葉の詰め込み方とか、曲のスピードの緩急の入れ方等、”Akira Sunset”らしさ全開ですね。表題曲に持ってきても問題ないクオリティだと思います。

「犯人捜し」のMVは予告的な展開も含め、面白かったけど、犯人は予想の範囲だったかな。ある意味、”乃木坂46”の『バレッタ』と同じような設定・展開なんですけど、ファンの批判も少なそうなポップな仕上がりですね。『サイレントマジョリティー』のMVとは組み立てを変え、メンバー全員をフューチャーしようとしてますが、20名にスポットを当てるのはやっぱり難しいですね。

”Akira Sunset”はやっぱり凄いね!

『山手線』(Type-A収録)

「★★★★」

”平手友梨奈”のソロ曲ですね。昭和っぽい臭いがプンプンするクサめのメロディラインにキュンとさせられます。最初にライブで聴いたときは80年代アイドル(なんとなく”堀ちえみ”、”石川秀美”あたりの気持ちB級路線)を意識したのかなあと思ったんですけど、聴き込む毎にイメージが湧いてきたのは伝説のスーパーアイドル”山口百恵”ですね。なかなか大胆ですけど、MVの表情なんかを見ると近いイメージもありますね。

”平手友梨奈”自体は、どんなタイプの曲もこなせる万能型っぽいですね。しかしこの声は魅力ありますね。今後、成長に伴い、少しづつ声の成分も変わっていくんでしょうけどね。大人っぽさと年相応のアンバランスさが共存していて、憂いを含んだ声は彼女の武器になりそうですね。(というか武器だらけだなあ)

作曲・編曲を手掛けたのは”乃木坂46”の『立ち直り中』や”JUJU”の『ただいま』が有名な”福田貴史”さんですね。

最初の出だしのフレーズは『青春アミーゴ』? アレンジの遊び心がマニアには堪らない音作りです。意外に聴き込み要素がある曲ですね。

MVはなんでしょうか、曲とは全く関係ない映像ですね。1番では水槽を見ているシーンのみだったリップシンクが二番からは全編リップシンクへ切り替えたりとラストでは元に戻ったりとなかなか演出が細かいです。妙にエロティックなムードが漂ってたりと冒険してますけど、個人的にはそんな好きではないです。

『渋谷川』(Type-B収録)

「★★★」

”ゆいちゃんず”こと、”今泉佑唯”と”小林由依”によるユニット曲です。一聴すると、爽やかな青春フォークに仕上がってますけど、アコースティックギターの入れ方、コーラスワークなどは異質で現代版のフォークソングにチューンナップされていて、聴き応えがありますね

タイトルもそうですが、”かぐや姫”の名曲『神田川』を意識しているんでしょうけど、アレンジの妙でしょうか、過去のフォークが持っていた暗さや音の安っぽさを完全に払拭しているのはなかなか凄いですね。メロディライン自体は暗めなんですけど、非常にポジティブな仕上がりしているのは上手いですね。

二人の声のハーモニー、相性が思ってた以上に良いですね。”今泉”さんの声が強いですが、個人的には”小林”さんの声に魅力を感じますね。

MVもわざわざ海岸に画を描いたりと手が込んでますね。爽やかで悪くない仕上がりですね。

『乗り遅れたバス』(Type-C収録)

「★★★」。

”けやき坂46”の”長濱ねる”をメインにして、”今泉佑唯”、”小林由依”、”鈴本美愉”、”平手友梨奈”、”渡辺梨加”のユニット曲ですね。”ベリカ”って、この曲に参加してたんですね・・・。

この曲も哀愁タップリのメロディで若干昭和っぽさを感じます。

”ねる”の声が独特ですねえ。この声の持つ世界観で曲を書いたような、この声で曲の世界観を変えちゃったのか、どちらかは分かりませんけど、個性的な声の印象が強過ぎて、曲がなかなかストレートに耳に入ってこなかったですね。個人的には”ねる”が歌うパート以外のほうがメロディが感じやすくて好みかも・・・。

しかし、直接的な歌詞だねえ。”秋元康”らしい歌詞とも言えますね。作曲・編曲は”遊助”の一連の作品や”乃木坂46”の『あらかじめ語られるロマンス』、『孤独兄弟』、『Tender days』を手掛けられている”Soulife”ですね。ストリングスアレンジでしょうか、”後藤勇一郎”さんが編曲でクレジットされてますね。

『キミガイナイ』(通常盤収録)

「★★★★★」。

今回のシングル曲の中では個人的には一番好みです。転調の多いメロディに違和感タップリのVoメロディという組み合わせで、結構プログレッシブな作りなんですけど、聴き込む毎にクセになるフック満載の素晴らしい曲ですね。

選抜メンバー20名による楽曲です。歌詞も独特の世界観ですね。誰の声がメインで聴こえているのかが良くわかりませんけど、なかなか良いブレンド具合です。”平手”と”今泉”と”小林”がメインなんでしょうかね?

ピアノ、ストリングスの使い方も良いですね。アレンジも聴き応えバッチリでなかなか気合いが入ってますね。こちらも作曲・編曲は”Soulife”と”後藤勇一郎”さんと『乗り遅れたバス』と同じクレジットですね。本シングルでは大活躍ですね。

表題曲にするには冒険し過ぎですし、通常盤収録というのは分かるんですけどね。曲のクオリティを考えると、勿体ない気がしますね。この曲はMVを作って欲しかったですね。

デビューシングルとしては破格の出来じゃないですかね。グループとしては近未来感のあるプログレッシブなイメージの2016年型のポップソングを3曲、昭和っぽい懐かしいメロディをベースにしたソロ、ユニット曲を3曲づつ収録し、個性を引き出している構成はバランスも良いですね。

個人的には「★」をつけすぎたんじゃないかと反省していますが、大名曲『キミガイナイ』を筆頭に『手を繋いで帰ろうか』、『サイレントマジョリティー』は揺るぎようもない名曲ですし、その他の個性溢れる楽曲も魅力ありますね。

広く音楽ファンに聴いてもらいたいシングルですね。

個人PVについては2周ほど観たんですけど、先輩の”乃木坂46”の14thの個人PVの出来と比べると厳しかった印象ですね。(比べるのが可哀想かもね)

自己紹介っぽいイメージビデオが多くて、作品としての魅力が薄いものが多かったのが残念ですね。メンバーの演技力などもこれからでしょうし、やりようがなかったのかな。

面白かったのはAでは”小池美波”、平手友梨奈、Bは”尾関梨香”、”守屋茜”、Cは”齋藤冬優花”、”鈴本美愉”、”渡邉理佐”あたりかな? 個人的には”菅井友香”の乗馬がしっかり観れたのも良かったですね。

「坂道シリーズ」なので、徐々に坂を登っていけるように見守りたいですけど、あまりに気合いが入りすぎていて、このハードルを次回以降、どう越えていくのかが不安でもあり、楽しみになってきましたね。

初週売上は25~30万枚くらいでしょうかね。先輩に出来なかったデビュー曲のオリコン1位獲得は間違いないところでしょう。

そろそろ”けやき坂”のオーディション結果も出そうですし、今後がますます楽しみですね。

サイレントマジョリティー(TYPE-A)(DVD付)
欅坂46
ソニー・ミュージックレーベルズ
2016-04-06


サイレントマジョリティー(TYPE-B)(DVD付)
欅坂46
ソニー・ミュージックレーベルズ
2016-04-06


サイレントマジョリティー(TYPE-C)(DVD付)
欅坂46
ソニー・ミュージックレーベルズ
2016-04-06


サイレントマジョリティー
欅坂46
ソニー・ミュージックレーベルズ
2016-04-06