今回の名曲レビューは”Louis Armstrong”の1968年発表の『What A Wonderful World(邦題:この素晴らしき世界)』を紹介します。

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世の中には曲は聴いたことがある、知っているんだけど、誰の何という曲か分からないということがありますよね。

その曲にさして関心がなければ調べることなく、スルーしても特段問題ないんでしょうけど、僕はイライラして、調べちゃうことが多いですね。

昔は本当に調べるのが大変でしたね。ちょっとした歌詞の断片やフレーズを元に調べても、なかなかお目当ての曲に辿り着けないケースもありましたね。

最近はネットですぐに調べられますし、動画サイトの「You Tube」なんかもあって、本当に便利な時代になりましたね。

なかなか曲とクレジットが一致しなかった曲の一つが、昔からCMなどでもよく耳にしていた、”Louis Armstrong”の名曲『What A Wonderful World』なんですけどね。



僕も最初聴いたときはカントリーかブルーズのジャンルの曲かなあと思ってたんですけど、ジャズなんですね・・・まあ、わかんなかったですね。そもそもジャズは興味なかったし・・・。

「オールディーズ」のオムニバスアルバムを中古CDで買ったりもしてたんですけどね。引っ掛からなかったですね。怪我の功名じゃないけど、色々と名曲を知ることも出来ましたけど・・・。

でも”矢口史靖”監督の映画「スウィングガールズ」がきっかけでようやく『What A Wonderful World』に辿り付いたんですね。

メインのストーリー自体にはさほど関係ないのですが、部員がイノシシに追いかけられるシーンが急にスローモーションというか、静止画に切り替わり、『What A Wonderful World』がBGMに使われていて、なかなか印象的でしたね。

僕がこの曲の名前をきちんと認識できたのはこの時ですね。

二分強の短い曲なんですけど、非常にシンプルかつ、壮大なメロディの中、”Louis Armstrong”氏の個性的なVoが楽しめるんですけど、聴いていると「精神安定剤」のように心が落ち着くのは不思議です。(実際に「精神安定剤」飲んだことないけど・・・)

作詞・作曲は”George Douglas”、”George David Weiss”となっています。元々は、当時のベトナム戦争を嘆いた反戦歌であり、平和への想いを込めた曲です。

”Louis Armstrong”はトランペッター、歌手として、1950年代には”Édith Piaf”作詞の『La Vie en rose(邦題:バラ色の人生)』などが大ヒットし、代表曲の一つ『Hello, Dolly!』が”The Beatles”の連続1位記録をストップさせたりと絶大な人気を誇り、1953年には初の来日公演もしているんですよね。

尚、『What A Wonderful World』は「Billboard」の年間チャート100位以内にも入れず、大ヒットという感じではなかったそうです。全英チャート1位をはじめ、世界的には人気が高い曲なんですけどね・・・。

1987年公開の映画「Good Morning, Vietnam」で使用され、Billboard Hot 100で32位とリバイバルヒットを記録していたりもします。

流石にこのレベルの名曲になるとカバーされることも多いですね。

”Rod Stewart”、”Celine Dion”、”Sarah Brightman”などを始め、国内でも”槇原敬之”、"平井堅”、”渡辺美里”、”MISIA”・・・更には演歌歌手の”八代亜紀”やパンク系の”THE MODS”、”MONGOL800”とかなり幅広いアーティストにカバーされてますね。

そういえば”コブクロ”も「ALL COVERS BEST」で取り上げてましたね。あの選曲は雑多でなかなか面白かったですね。(完コピが多く、カバーの出来は今ひとつでしたが、曲への好きな想いは凄い伝わりましたね)

”Louis Armstrong”の『What A Wonderful World』・・・僕にとっても一生忘れることのない、重要な名曲の一つですね。



セ・シ・ボン~ザ・ベスト・オブ・ルイ・アームストロング
ルイ・アームストロング
ユニバーサル ミュージック
2016-03-09