今回の名曲レビューは”Gotthard”の1999年発表の4th Album「OPEN」収録の『Let It Rain』を紹介します。
先週は北海道で連日真夏日を記録するなど、東京もグッと気温が上がってきて、既にクールビズも始まり、夏の気配を感じる暑さになってきましたね。
沖縄は既に「梅雨」入りしましたし、本州もそろそろと言うことで、今回は「雨」にちなんだ曲を取り上げたいと思います。
スイスの国民的ハードロックバンド”Gotthard”の一般的知名度って、どんなもんなんですかね。
「知らん」という人が多そうですけど、スイスのナショナルチャートではアルバムが15作1位を獲得するなど、大人気のバンドです。
本格派のVocalistである”Steve Lee”とGの”Leo Leoni”を中心に1991年に結成され、1992年にデビューアルバム「Gotthard」をリリースするんですけど、その当時から話題のバンドでしたね。
新人ながら、国内盤もリリースされ、某専門誌のレビューでも高得点を記録していて、僕も発売日に買いましたね。
”Deep Purple”の『Hush』をカバーしていましたが、”Deep Purple”からの影響を受けたトラディッショナルなHRサウンドはすぐにお気に入りになりましたね。僕がイメージしたのは”Deep Purple”と言うよりは”Lucifer's Friend”の名作「Mean Machine」ですね。
実は”Gotthard”のアルバムで僕が一番好きなのは、この「Gotthard」だったりします。
『Standing in the Light』はカッコイイし、続く、『DownTown』もなかなかの佳曲だし、『Mean Street Rocket』の疾走感には痺れたし、出来の良いメロハー『Angel』、バラード『All I Care For』と捨て曲なしとは言わないまでも、楽曲粒揃いでなかなか凄いバンドだなあと思いましたね。
まあ、期待の新人っていうようなフレッシュさは感じませんでしたが、ちゃんとしたハードロックを聴かせてくれる正統的なバンドの出現に喜んだものです。
その後も良質な音楽を創り続け、特に母国スイスではどんどんメジャーになっていくんですけど、僕のテンションはそんなに上がってくる曲は出てこなかったですね。良質なメロハー作品であるけど、それだけって感じで存在感がどんどん薄れていきましたね。
8th Album「Domino Effect」での会心作『Master Of Illusion』には歓喜しましたけど、初期の伝統的なハードロックのテイストを持つ楽曲への思い入れは未だに消えていませんでしたが、味わい深いメロハー作品でかなり強力なアルバムでしたね。
でも僕が”Gotthard”と聴いて、一番最初に浮かぶのは、名バラード『Let It Rain』かなあ。
「HM/HR」の世界の枠にとどるのがもったいない、多くの人に聴いてもらいたい、本当に素晴らしいバラードだと思いますし、雨の日にモノ凄く聴きたくなる1曲ですね。
「OPEN」から元”KROKUS”、”ASIA”（！）等の”Mandy Meyer”が加入し、5人編成になっているんですけど、音楽的な変化はさほど感じませんでしたね。
尚、『Let It Rain』は”Steve Lee”、”Leo Leoni”、”C. Von Rohr”の共作ですね。
スイスではシングルカットされ、10位まで上昇したそうです。（「OPEN」はアルバムチャートで6週連続1位）
『Heaven』も素晴らしいけど、僕の好みでは圧倒的に『Let It Rain』だね。
順調に大物バンドとして成長を続ける”Gotthard”でしたが、2010年に”Steve Lee”が不慮の事故で死去。400人を超えるオーディションを通じ、選ばれた”Nic Maeder”を加入させ、活動を再開。
”Nic Maeder”の歌声は素晴らしいし、相変わらず高品質のメロハー作品をリリースしてくれているのは嬉しい限りですけどね・・・。
『Let It Rain』が素晴らしいのは”Steve Lee”の歌唱あってこそだと思います。もう彼の歌が生で聴けないのは寂しすぎますけど、『Let It Rain』における”Steve Lee”の歌唱は息づかいを間近で感じるようなリアルさで、独特のハスキーボイスとその声の持つ包容力、温かみが感じられ、本当に素晴らしいので、彼がもういないというのが嘘のようです。
P.S.”Steve Lee”は「天国」から、今の”Gotthard”をどう見ているんでしょうかね？ 合掌。
先週は北海道で連日真夏日を記録するなど、東京もグッと気温が上がってきて、既にクールビズも始まり、夏の気配を感じる暑さになってきましたね。
沖縄は既に「梅雨」入りしましたし、本州もそろそろと言うことで、今回は「雨」にちなんだ曲を取り上げたいと思います。
スイスの国民的ハードロックバンド”Gotthard”の一般的知名度って、どんなもんなんですかね。
「知らん」という人が多そうですけど、スイスのナショナルチャートではアルバムが15作1位を獲得するなど、大人気のバンドです。
本格派のVocalistである”Steve Lee”とGの”Leo Leoni”を中心に1991年に結成され、1992年にデビューアルバム「Gotthard」をリリースするんですけど、その当時から話題のバンドでしたね。
新人ながら、国内盤もリリースされ、某専門誌のレビューでも高得点を記録していて、僕も発売日に買いましたね。
”Deep Purple”の『Hush』をカバーしていましたが、”Deep Purple”からの影響を受けたトラディッショナルなHRサウンドはすぐにお気に入りになりましたね。僕がイメージしたのは”Deep Purple”と言うよりは”Lucifer's Friend”の名作「Mean Machine」ですね。
実は”Gotthard”のアルバムで僕が一番好きなのは、この「Gotthard」だったりします。
『Standing in the Light』はカッコイイし、続く、『DownTown』もなかなかの佳曲だし、『Mean Street Rocket』の疾走感には痺れたし、出来の良いメロハー『Angel』、バラード『All I Care For』と捨て曲なしとは言わないまでも、楽曲粒揃いでなかなか凄いバンドだなあと思いましたね。
まあ、期待の新人っていうようなフレッシュさは感じませんでしたが、ちゃんとしたハードロックを聴かせてくれる正統的なバンドの出現に喜んだものです。
その後も良質な音楽を創り続け、特に母国スイスではどんどんメジャーになっていくんですけど、僕のテンションはそんなに上がってくる曲は出てこなかったですね。良質なメロハー作品であるけど、それだけって感じで存在感がどんどん薄れていきましたね。
8th Album「Domino Effect」での会心作『Master Of Illusion』には歓喜しましたけど、初期の伝統的なハードロックのテイストを持つ楽曲への思い入れは未だに消えていませんでしたが、味わい深いメロハー作品でかなり強力なアルバムでしたね。
でも僕が”Gotthard”と聴いて、一番最初に浮かぶのは、名バラード『Let It Rain』かなあ。
「HM/HR」の世界の枠にとどるのがもったいない、多くの人に聴いてもらいたい、本当に素晴らしいバラードだと思いますし、雨の日にモノ凄く聴きたくなる1曲ですね。
「OPEN」から元”KROKUS”、”ASIA”（！）等の”Mandy Meyer”が加入し、5人編成になっているんですけど、音楽的な変化はさほど感じませんでしたね。
尚、『Let It Rain』は”Steve Lee”、”Leo Leoni”、”C. Von Rohr”の共作ですね。
スイスではシングルカットされ、10位まで上昇したそうです。（「OPEN」はアルバムチャートで6週連続1位）
『Heaven』も素晴らしいけど、僕の好みでは圧倒的に『Let It Rain』だね。
順調に大物バンドとして成長を続ける”Gotthard”でしたが、2010年に”Steve Lee”が不慮の事故で死去。400人を超えるオーディションを通じ、選ばれた”Nic Maeder”を加入させ、活動を再開。
”Nic Maeder”の歌声は素晴らしいし、相変わらず高品質のメロハー作品をリリースしてくれているのは嬉しい限りですけどね・・・。
『Let It Rain』が素晴らしいのは”Steve Lee”の歌唱あってこそだと思います。もう彼の歌が生で聴けないのは寂しすぎますけど、『Let It Rain』における”Steve Lee”の歌唱は息づかいを間近で感じるようなリアルさで、独特のハスキーボイスとその声の持つ包容力、温かみが感じられ、本当に素晴らしいので、彼がもういないというのが嘘のようです。
P.S.”Steve Lee”は「天国」から、今の”Gotthard”をどう見ているんでしょうかね？ 合掌。
