今回の名曲レビューは”E・Z・O”の1987年発表の1st デビューアルバム「E・Z・O」収録の『House Of 1,000 Presures』を紹介します。

EZO EZO

久々の「ジャパメタ」ですね。

【名曲】 DRAGON GUARDIAN 『暗黒舞踏会』
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【Review】 SEX MACHINEGUNS SEX MACHINEGUNS
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【名曲】 EARTHSHAKER 『MORE』
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【名曲】 VOW WOW 『Don't Leave Me Now』
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【名曲】 X-Japan 『Blue Blood』
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【名曲】 Aiming High 『Metal Fighter Squadron』
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最近の「ジャパメタ」は本当に元気で良いですね。

新旧でメンツもなかなか粒揃いですけど、やっぱり今年は何と言っても”BABYMETAL”でしょうね。

【名曲】 BABYMETAL 『ヘドバンギャー!!』
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【特集】 快挙! BABYMETAL 「Metal Resistance」 Billboard 39位!
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高品質な楽曲を聴かせてくれるバンドも多いんですけどね。一定以上のレベルでアルバムを聴いても、まずまず手応えがあるんだけど、これって決め手となる曲、所謂「キラーチューン」は少ない印象ですね。

そう思うと、かなり前にレビューした”DRAGON GUARDIAN”の『暗黒舞踏会』は凄いよね。



「ジャパメタ」シーンでここ10年くらいで、随一の名曲じゃないかな・・・。中盤のナレーションからの寸劇が必要だったどうかは別にして、ここまでやるとオリジナリティになっているし、本当にカッコイイですね。

今回はとにかくカッコイイ曲を選んでみました。まあ、上のレビューで書いている曲はどれも「ジャパメタ」を代表する名曲揃いだと思ってますけどね。

「ジャパメタ」でもどちらかと言えば、美味しいメロディ曲を中心に選曲していますけど、今回は「Heavy」でリフがカッコイイ曲にしました。

それが”E・Z・O”の『House Of 1,000 Presures』です。

問答無用のキラーチューンですので、まずはとにかく聴いてもらいましょうか。(ついでに”LOUDNESS”のバージョンも)





これだけ緊張感のあるリフはなかなか出会えないし、やっぱり”MASAKI”こと、”山田雅樹”さんのVoが凄いよね。ウルトラど迫力でさあ。個人的には”VOW WOW”の”人見元基”さんより好きですね。(まあ、好みの問題だね)

でも、僕が”E・Z・O”を知ったのは遅かったんですよね。厳密に言うと知っていたけど、チェックしなかったんだよね。

メイクして、忍者の格好をして、大手レコード会社「Geffin」のディールを獲得し、しかもプロデューサーは”KISS”の”Gene Simmons”と売れるには万全の体制で「E・Z・O」をリリースをしたんですけど、色モノじゃないの?となかなか食指が伸びなかったんですよね。

その後、雑誌で2nd Album「FIRE FIRE」のレンタルしたんだけど、個人的にはあまりハマれなくてねえ。

いろいろと調べてみると「E・Z・O」収録の『House Of 1,000 Presures』が名曲と書いてあったのを見て、とりあえずチェックしとくかって感じだったんですけど、驚いちゃったなあ。

本当にウルトラヘヴィなサウンドでこれが日本人の作った音なのかと自分の耳を疑うほど、衝撃だったんですよね。(当時はね)

でもアルバム全体は個人的にはイマイチだったなあ。

その後、前身バンドの”FLATBACKER”が良いという評判も耳にして、再発盤を中古で安く買ったんだっけ、攻撃性は分かるけど、音も軽くて、メロディもイマイチでラックのこやしになっちゃったなあ。(”FLATBACKER”のファンの方、ゴメンね)

だから、僕にとっての”FLATBACKER”、”E・Z・O”は”山田雅樹”さんであり、超名曲と言って良い『House Of 1,000 Presures』の印象のみですね。

その後、”E・Z・O”は海外メジャーデビューから3年後の1990年に解散、”MASAKI”は”LOUDNESS”に加入するんですよね。

一応、聴きましたけどね。僕にとっては”LOUDNESS”で一番好きなのが、”MASAKI”加入前の”Mike Vescera”時代の「Soldier Of Fortune」なので、複雑でしたね。(いつかレビューしますね)

実際に”MASAKI”のVoの魅力も素晴らしかったけど、過分に”PANTERA”を意識しすぎた、そのサウンドは最早”LOUDNESS”と呼ぶには無理がありましたね。”LOUDNESS”の冠を取っ払えば悪くないんだけどね。(でも好みの音楽ではないですね)

”MASAKI”は現在は”FiRESiGN”というプロジェクトにベーシスト兼バックグラウンドボーカルで参加して、活動中で来日公演もしたみたいですけど、ちゃんとチェック出来てないなあ・・・。

発表から30年の歳月が経ちますが、『House Of 1,000 Presures』は日本人として、誇らしくなる、世界に通用するウルトラヘヴィなHM/HRの名曲です。

P.S.全ての人に体感してもらいたいなあ。ラストで疾走するところもサイコーだねえ。本当にカッコイイ!

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LEGENDS OF JAPANESE HEAVY METAL 80’s Vol.2~Brilliant Guitar Plays~
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