”乃木坂46”の全曲レビューシリーズの第18弾です。

フラゲで「AMAZON」から今日届きました。

家で準備の一日だったので、しっかりと聴き込みました。

『バレッタ』、『気づいたら片想い』以来となる2作連続でのセンター交代となり、満を持して次世代エース”齋藤飛鳥”が初センターを務める2016年の夏の勝負作です。

いつも封を開ける時の楽しみにしているメンバー写真は今回は“寺田蘭世”、”樋口日奈”、”斉藤優里”、”中田花奈”というラインアップでした。

『裸足でSummer』(2016年)

『裸足でSummer』4枚

『裸足でSummer』(表題曲)

「★★★★」。

評価はかなり悩みましたね。基本的には『ポニーテールとシュシュ』のような夏のアイドルソングの王道パターンの曲だと思います。「Hey」という掛け声も良いし、ノリも良いし、ライブでは絶対に盛り上がるし、オープニングにはピッタリじゃない?(正直、神宮3日間参戦ですけど、毎回オープニングはこれで良いです)

正直、”乃木坂46”の夏曲は僕にとってはイマイチの曲が多かったのですが、これが現時点では”乃木坂46”の夏うたの決定版になったのではないでしょうか?

曲自体の出来としては正直「★★★」~「★★★★」の間くらいだと思うんですけど、”APAZZI”さんのアレンジが秀逸過ぎて、「★★★★★」にしようかと最後まで考えましたが、「まだまだこんなもんじゃないでしょう」と期待を込めて、「★★★★」にさせてもらいました。

作曲の”福森秀敏”さんはゲーム音楽を主に手掛けられている作曲家で”乃木坂46”では楽曲初提供ですね。

でもやっぱり本楽曲の裏の主役は”APAZZI”さんじゃない? 気の利いたアレンジも凄いし、特にラストのサビでの限界ギリギリまで重ねたキーボード連弾のインパクトは強烈でメチャクチャテンションが上がりますね。歌番組での披露でも、あの振り付けはカッコイイし、盛り上がるよね。

MVも最高だね。”齋藤飛鳥”の存在感が凄いし、アップのワンショットは本当に吸い込まれそうでヤバイですね。ビジュアル的には既にセンターの風格がありますね。担がれてセンターになった感じがしないのは本当に凄いことだと思いますね。

僕だけの光』(全タイプ収録)

「★★★」。

15th Singleの選抜メンバーによる楽曲ですね。「第36回全国高等学校クイズ選手権」のテーマソングにも採用された楽曲ですね。

ポップで明るいし、シンセの入れ方がなかなか面白くてアレンジが良いね。メロディが薄味だけど、聴くごとにジワジワと来そうなスルメ系の曲だね。悪くないけど、メロディ派の僕の評価だと「★★★★」まではいかないかな。

こちらも初参加の”Hiro Hoashi”さんの作曲・編曲ですね。

『オフショアガール』(Type-A収録)

「★★★★」。

初の”白石麻衣”のソロ曲ですね。既に「From AQUA」のCM曲として、随分と聴き込んでいる感じもしますけど、耳当たりも良いし、ポップでキャッチーで普通に良い曲ですね。『裸足でSummer』と『オフショアガール』は”乃木坂46”の夏うたの代表曲になったかもしれませんね。そんなに速い曲調じゃないけど、アレンジの妙だろうね。適度な疾走感があって、爽やかで夏っぽいね。かなり計算しているんだろうけど、いろんなパターンのアレンジを入れていて面白いですね。

”白石”のソロなんだけど、”乃木坂46”の曲って感じがするのは不思議ですね。爽やかな王道ガールズポップって感じでプールサイドや海辺で聴くと良さが増す感じですね。(これは『裸足でSummer』も一緒だね)

既に”乃木坂46”の楽曲のメインソングライターとなっている”Akira Sunset”さんと”ha-j”さんの共作ですね。お二人の楽曲にしてはそこまで捻ってなくて、ストレートな部類に入る楽曲ですね。

MVもサーフィンにショッピングって、アイドルの王道って感じがします。綺麗な映像だね。

林檎売りとカメムシ』(Type-B収録)

「★★★」。(実質評価不能)

”生田絵梨花”の3曲目となるソロ(?)曲。ゲストパフォーマーとして「劇団四季」や「レ・ミゼラブル」等でも活躍されている”坂元健児”さんが参加されていて、デュエットされているんですけどね・・・。

まあ、完全にミュージカルですよね。曲だけ切り離して聴くものではないような気がします。「ミュージカル」に対して、そんなにポジティブではない僕にとっては過去、最も採点するのが難しかった曲ですね。そんな僕でも、映画「Dancer In The Dark」での”Björk”のパフォーマンスには感動させられたこともありますけどね・・・。うーん、やっぱり曲単体としての評価となると厳しいかな。

曲自体は悪くないんだけどね。でも大仰過ぎて、普通には聴きづらいですね。でもチャレンジスピリットは評価しますよ。

ちなみに作・編曲の”NA.ZU.NA”さんというのは音楽ユニット”autumn leave's”の”仁張陽介”さんらしいですが、”E-girls”などへも楽曲提供されていますね。”乃木坂46”への楽曲提供は初ですね。

『白米様』(Type-C収録)

「★★★」。

”乃木坂46”で突如結成された”さゆりんご軍団”の初のユニット曲ですね。期待が大きすぎたかもしれませんね。曲は普通に出来の良いポップソングですけどね。でも曲は若干古めのロックテイストのギターも効いていて、なかなか面白いメロディ展開なので、「★★★★」でも良いかなと思ったんですけどね。『裸足でSummer』、『オフショアガール』との比較で★は「★★★」にしましたけど、気分次第で変わりそうです。

既にネットでも指摘されているとおり、歌詞は完全にアニメ「けいおん!!」の”放課後ティータイム”の『ごはんはおかず』と同じ世界観ですよね。”秋元康”さんにしては今回のシングルの歌詞は全体的に冴えない感じがします。

作曲はこれまた初登場の”Ruby”さん、編曲も初登場の”あらケン”さんとなってます。

うーん、曲は良いんだけどねえ。MVも楽しいけどねえ。監督は「ガチャ子さん」の”伊藤衆人”さんでしたね。

なんか惜しい感じがします。MVでの”琴子”はため息が出そうなほど、美しすぎる・・・。

『シークレットグラフィティー』(Type-D収録)

「★★★」。

アンダー楽曲でセンターは”樋口日奈”ですね。『可愛いベイビー』とかの60~70年代くらいの古めのポップスの持つ良さがあるんですよね。”Mi-ke”っぽい雰囲気がするのは、演歌というか、日本の伝統的なメロディも効いているような気がします。(コード進行が和なのかもしれません)

個人的には、今の時代にこの路線の曲をリリースするのも面白いし、”ひなちま”のキャラにも合っていて、好印象なんですけどね。曲だけの評価だと限りなく「★★★★」に近い「★★★」かな・・・。

ある意味攻めている楽曲だとも思います。暗めの楽曲が続いていたアンダー楽曲においては久々の明るい曲ですし、良いんじゃない? 作曲は14th Single『遙かなるブータン』を手掛けた”ツキダタダシ”さんで連続登板ですね。

MVも良い出来だと思うし、メンバーの個性がいろいろと見えて面白いよね。しかし”ひなちま”はキャラ立ちしていて、佇まいも良いね。でも選抜回数は1回だもんなあ。「アンダーライブ全国ツアー」で存在感を示せれば、二度目の選抜も見えてきそうだね。

行くあてのない僕たち』(通常盤収録)

「★★★★」。

”井上小百合”と”伊藤万理華”のユニット曲ですね。

どうしても大名曲『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』と比較しちゃうというのが全てでしょうね。でもメロディラインも良いし、アレンジも的確ですね。

こちらも楽曲初参加の”大橋莉子”さんの作曲で、編曲はおなじみの”佐々木裕”さんですね。でも”佐々木裕”さんは1st Album「透明な色」の『傾斜する』、『誰かは味方』以来か・・・あ、『風の螺旋』もあったね。

うーん、シングル全体としての評価は平均で「3.43点」と”乃木坂46”のシングルとしては過去2番目に低い評価になっちゃいましたね。(ちなみに過去最高は5thと11thの「4.33点」、過去最低は1stの「3.17点」)

でも本作を点数ほど、ネガティブに捉えている訳ではないんですけどね。

『裸足でSummer』と『オフショアガール』は「★★★★★」に、『白米様』と『シークレットグラフィティー』は「★★★★」にしても良かったんですけどね。微妙なバランスで評価を上げきれなかった感じがします。でも冷静に聴いてみるとコアな音楽ファンにも十分に鑑賞に耐えうるクオリティだと思いますね。

まあ、14th Singleカップリングの『急斜面』、2nd Album「それぞれの椅子」の『きっかけ』が素晴らし過ぎた反動もあると思います。期待が大き過ぎて、評価がシビアになっているんでしょうね。

【乃木坂46】 全曲レビュー⑯~『ハルジオンが咲く頃』
http://burning.doorblog.jp/archives/47154168.html

【乃木坂46】 全曲レビュー⑰~「それぞれの椅子」
http://burning.doorblog.jp/archives/47641874.html

正直、今回のシングルは楽曲よりも特典映像のほうが勝ってたような・・・。おまけが本編に勝っちゃうというのはホントは良くないよね。勿論、握手券が一番って人もいるんだろうけどね。

Type-AとBに収録されている、特典映像の「ライブ参加者だけが見られた真夏の全国ツアー2015全16公演オープニング映像」(上巻・下巻)は最初から涙腺崩壊ですね。映像を見ながら、見終わってからのメンバーの表情やインタビューも見れたりとなかなかレア映像ですし、思ってたよりも良い仕上がりになってますね。”生ちゃん”と”ひめたん”の二人によるナビゲートも良い感じです。

”高山”(語り:西野)、”秋元”、”中元・和田”なんかはかなりヤバイね。”西野”はやっぱり上手いというか、泣かせるツボが分かっている感じがしますね。(演出もあるんだろうけどね)

未だに批判もあるんだろうけど、僕は”松村”(語り:白石)も良いと思うし、いずれもハズレはないですね。”深川”、”永島”のも良いよね。映画「悲しみの忘れ方」のアナザーストーリーって感じですけど、毎回ライブでオープニング映像を変えるって、大変だけど、それぞれきちんと良い仕事してるよなあ。流石です。マニア心をくすぐる緻密さ、丁寧な作り込みって”乃木坂46”の魅力だよね。

【映画】 悲しみの忘れ方
http://burning.doorblog.jp/archives/44721082.html

【乃木坂46】 「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」 DVD&Blu-ray
http://burning.doorblog.jp/archives/46035729.html

Type-Cの「ハルジオンが咲いた夜~深川麻衣卒業コンサート バックステージ~」も期待通り感動しましたね。というか、既に卒業からしばらく立っていて、映像で”まいまい”が出てるのを見るだけで涙腺にヤバイからね。ファンは見ておいた方が良いね。でもこの卒業ライブはマジで映像化して欲しいですね。

Type-Dのショートムービー「行くあてのない僕たち」はとりあえず1回見ましたけど、そもそも演技に定評のある二人ですからね。シナリオ的にもまあまあってとこでしょうか。楽曲を聴き込み、歌詞をしっかり読んで、何度か見直すと感想は変わるかもしれませんけどね。

最後に総括しますが、15th Singleはアイドルの王道的など真ん中のサマーソングが目立つように思います。その意味では敢えて王道路線を避けてきた”乃木坂46”としては異質なシングルと言えるかもしれません。でも新たな作家陣を入れ、いろんなタイプの曲も収録していて、チャレンジはしています。このあたりは2nd Albumと同じ流れですね。

前作『ハルジオンが咲く頃』でセンターを務めた人気メンバーの”深川麻衣”の抜けた影響はあまりに大きいですが、メディア露出は想像以上に増えていて、全てを追いかけるのは既に不可能な状況に来ています。それだけ今の”乃木坂46”の勢いは凄いですし、日本のアイドルグループとしてのトップの座は勿論、ミリオンセールスも完全に射程圏内に来てます。

各アイドルグループがやや「夏」のイメージから外れた曲をリリースしている状況で敢えて王道で勝負するというのはある意味「横綱相撲」という感じもしますけどね。(”E-girls”の『E.G.Summer Rider』は良い曲だし、王道だけどね)

どこまでセールスを伸ばせるかも注目ですね。公式ライバルの『LOVE TRIP』を上回れるのか・・・面白い勝負も待ってますね。僕は15thはミリオンのは可能性大と予想してますけどね。売上が全てじゃないけど、ひとつの到達点かもしれないよね。

P.S.ジャケットも王道路線で素晴らしいよね。FNSでのアイドルコラボも主役級の扱いだったけど、停滞するアイドル界を引っ張っていって欲しいね。

【感想】 「2016 FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル」①
http://burning.doorblog.jp/archives/48041295.html

【感想】 「2016 FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル」②
http://burning.doorblog.jp/archives/48042843.html

【感想】 「2016 FNSうたの夏まつり~海の日スペシャル」③
http://burning.doorblog.jp/archives/48043791.html

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