今回の名曲レビューは”Aqua Timez”の2007年発表の5th Single『小さな掌』を紹介します。

Aqua Timez 『小さな掌』

先日、いつも利用している1,000円カットの店へ行ったんですけどね。(近隣では最もカット技術が高い店長がいて、安くて、時間が短いし、余計な会話もしなくて良いのが最高!)

雑誌が置いてあったので、待ち時間に「週刊文春」を読んでたんですけどね。(僕は”近田春夫”さんの『考えるヒット』が大好きでいつも楽しみにしてます)

”能年玲奈”さんの事務所独立の記事が出てたので、ついでに読みましたけど、こういう問題って、こじれちゃうと凄く難しいですよね。

どちらの言い分も正論ぽいですけど、事務所との契約がある中で、そのルールを守れないというのはそのルール自体が度を過ぎているケース以外は基本的にルールを破ったほうがアウトだと思います。

自分の力と会社、支えてくれている人の力を明確に仕分けするのは難しいですが、本当に自分一人の力で成功できる人って、世の中には存在しないと思います。

「洗脳騒動」云々というのもありますけど、支えてくれた人への感謝の気持ちを忘れている時点で僕は終了していると思いますね。感謝の気持ちを持った上で、話し合いをすればいくらでも解決できたと思うんですけどね。

結局はコミュニケーション力なんですよね。それで周りの方と信頼関係が作れるかどうかだと思うんですよね。そこを杜撰にするとトラブルになることが多いんですよね。

僕は「あまちゃん」も見たことがないし、”能年玲奈”さん自体にも演技にも何の魅力も感じませんが、これだけの大騒動を起こしてもやっていけるという自信が凄いですよね。インタビューのコメントも自己防衛が凄いんですけど、これだけインタビューできちんと話せるなら、何故、事務所と話し合わなかったのか不思議です。

礼節、基本的なルールを守れない人間に大きなことは出来ないし、大きな仕事のチャンスは与えられないと僕は考えています。それでも成功しちゃう人は圧倒的な力やオーラがあり、支えたい、バックアップしたいという人も現れるんでしょうけどね。芸能界にはいろんな生き方があるんでしょうし、知名度も話題性もあるとは思いますが、これから新たに女優としてのピークを迎えられるのかどうかは厳しそうですけどね。

素晴らしい才能もあって、誠実に頑張っていても、一時の勢いを取り戻せないバンドがあります。

”Aqua Timez”ですね。Voでほとんどの楽曲の作詞・作曲を手掛ける”太志”さんを中心にした5人組バンドなんですけどね。

僕が彼らを知ったのは、多くの方と同じように『等身大のラブソング』ですね。



誠実さがそのまま歌になったような感じじゃないですか? 僕はこれを聴いて、すぐにミニアルバムの「空いっぱいに奏でる祈り」を買ったんですよね。

インディーズでリリースされた「空いっぱいに奏でる祈り」はリリースから半年後にオリコン1位を獲得し、60万枚のビッグセールスを記録しちゃうんですよね。

その後の彼らの勢いは止まらず、2nd Single『決意の朝に』は映画「ブレイブ ストーリー」の主題歌に起用され、20万枚のスマッシュヒットを記録。



続くシングルの『千の夜をこえて』もオリコン5位のスマッシュヒットで、その年の「紅白歌合戦」にも出場し、トップアーティストの仲間入りを果たすんですよね。

『しおり』もなかなか手応えのある名曲だねえ。レビュー候補だったなあ。



ロックテイストのメッセージソング『ALONES』も新境地って感じで悪くなかったけどね。

僕はこの次にリリースされた『小さな掌』はドラマ「ジョシデカ!-女子刑事-」の主題歌にも採用されるんですけどね。これは本当に素晴らしい曲でね。僕は彼らが「J-Pop」シーンの覇権を取るんじゃないかなあと思ってたんですけどねえ。



オリコン最高位は4位で10週のチャートインか。まあ、味わい深いメロディを楽しむ曲だしね。地味な印象もあるかもしれないけどね。僕は”Aqua Timez”ならこの曲かな。

その後、「ごくせん」の主題歌と『虹』がオリコン最高位2位で年間チャートでも34位と代表曲となってますけど、僕はちょっと苦手かな。これで二度目の「紅白歌合戦」に出場しているんだよね。

更に『ALONES』の路線を引き継ぐロックチューン『Velonica』はアニメ「BLEACH」のオープニングテーマに採用されたんですよね。これもレビュー候補だったなあ。同じ年には初のベストアルバムも発表し、インディーズ、メジャーでそれぞれリリースしたアルバムでいずれもオリコン1位を獲得という記録まで作るんですけどね。



でもその後は・・・。テレビ露出が激減し、新曲をチェックする機会も大幅に減ったんですよね。

最近のシングルはオリコン10位以内にも入れない状況ですね。

音楽特番なんかでもお呼びがかからなくなったねえ。誠実でストレートで良い曲もいろんなパターンで書ける優秀なバンドなんだけどねえ。

”太志”さんはあの”SMAP”に楽曲提供までしているんだけどねえ。

まだまだピークはこれからだと思ってたバンドなんですけどね。今の時代には受けないのかなあ。『小さな掌』を筆頭に『しおり』、『Velonica』といった素晴らしい楽曲を持つバンドなので、再浮上を期待したいな。

P.S.皆さんも”Aqua Timez”の名前を思い出して、改めて聴いてみて欲しいな。本当に良い曲書ける貴重なバンドなんだけどねえ。

The BEST of Aqua Timez
Aqua Timez
ERJ
2009-10-14


10th Anniversary Best RED
Aqua Timez
ERJ
2015-08-25




10th Anniversary Best BLUE
Aqua Timez
ERJ
2015-08-25