今回の名曲レビューは”Snow Patrol”の2006年発表の4th Album「Eyes Open」収録でシングルカットもされた『Chasing Cars』を紹介します。

Snow Patrol 「Eyes Open」

先日放送された”桑田佳祐”さんの「偉大なる歌謡曲に感謝 ~東京の唄~」はなかなか良かったですね。「ザ・昭和歌謡」と言える素晴らしい楽曲がビッグバンドの演奏と”桑田佳祐”さんの味のある歌唱で新たな息吹が与えられている感じで楽しめましたね。

01.『赤坂の夜は更けて』(西田佐知子)
02.『ウナ・セラ・ディ東京』(ザ・ピーナッツ)
03.『東京ドドンパ娘』(渡辺マリ)
04.『すみだ川』(東海林太郎)
05.『男はつらいよ』(渥美清)
06.『新宿の女』(藤圭子)
07.『新宿そだち』(大木英夫・津山洋子)
08.『紅とんぼ』(ちあきなおみ)
09.『北国の春』(千昌夫)
10.『神田川』(かぐや姫)
11.『東京砂漠』(内山田洋とクール・ファイブ)
12.『東京』(桑田佳祐)
13.『悪戯されて』(桑田佳祐)

特に古めの曲が良かったね。しかし、「東京」縛りっていうのは選曲が難しそうですね。ラストの新曲『悪戯されて』はかなり良い感じでしたね。ドップリと音楽に浸れる良い番組だったけど、”桑田佳祐”さんの歌唱で”やしきたかじん”さんの名曲『東京』が聴けたら、もっと嬉しかったけど、年代的には昭和歌謡ではないか・・・。





「東京」を中心に仕事をし始めて、既に20年くらいは経ちますが、「東京」のイメージを今更整理するのは難しいですよね。

僕が関西に住んでいて、「東京」に行ったこともなかった学生時代は華やかな「東京」の街に憧れの気持ちがあったのは間違いないですけど、僕は本当にド田舎で生まれ育ったので、京都でも大阪でも神戸でも都会を感じていたので、ことさら「東京」にこだわりはなかったですね。

社会人になり、新入社員研修で「東京」へ行くことになり、東京の街に触れ、街のでかさに驚いた記憶があります。「梅田」、「難波」、「四条河原町」と関西の主要都市と大きな差はないにせよ、そういった規模の繁華街の数が多いのには驚きましたね。狭い地域の中で「新宿」、「渋谷」、「池袋」、「銀座」・・・日本を代表する街がいっぱいあるんですよね。勿論、複雑な鉄道網、人の多さにも驚きましたね。

でも行く前って「東京ラブストーリー」に代表されるトレンディドラマのソフィスケートされた都会的な生活を想像していましたが、実際に住んでみると、さして変わらないんですよね。

でも地方都市にお住まいの若い方は「東京」に憧れを抱く方は多いと思います。ドラマもそうだけど、「テラスハウス」なんかの影響も大きいかもしれませんね。素敵な異性とオシャレな恋が出来る・・・リアリティはないので僕はあまり共感できませんでしたけど、リアリティを追求した恋愛ドラマって感じで楽しんではいましたけどね。

BGMの選曲もなかなか素晴らしかったよね。”Taylor Swift”の『We Are Never Ever Getting Back Together』とかね。



でも「テラスハウス」で僕が特に気に入ったのは番組のエンディングテーマ曲だった”Snow Patrol”の『Chasing Cars』ですね。



アメリカでも人気ドラマに使用され、「Billboard Hot 100」の5位と大ヒットしたんだよね。起伏が少なめのAメロでためてためて、サビで一気に放出する感じで音像を積み上げていって、ラストに掛け、メロディの大洪水になる感じが素晴らしいね。メロディの良さがあってこそだけど、抑揚のつけ方としては完璧じゃない?

残念ながら、これ以外は毒にも薬にもならない感じの健康的なパワーポップでしたけどね・・・。

まあ、僕の音楽的嗜好からはなかなか手が出ないタイプのバンドなんですけど、出会うことが出来て良かった曲ですね。

沁みるね。

P.S.これで「名曲レビュー」も450曲目ですね。さあ、ライブ行く準備しよ!

Eyes Open
Snow Patrol
A&M
2006-05-09


Greatest Hits
Snow Patrol
Island
2013-05-28


TERRACE HOUSE TUNES
オムニバス
ユニバーサルインターナショナル
2014-05-21