”乃木坂46”の「名曲アルバム」コーナーの第三弾です。

【乃木坂46】 「名曲アルバム」① 『急斜面』
http://burning.doorblog.jp/archives/48314491.html

【乃木坂46】 「名曲アルバム」② 『ロマンティックいか焼き』
http://burning.doorblog.jp/archives/48328248.html

僕は”乃木坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、”乃木坂46”の「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

正直、神宮での「4th Year Birthday Live」での披露は消化不良でした・・・。

その理由はセンター”井上小百合”の冒頭の鬼気迫るダンスがモニターに映ることなく、進行したからだと思うんですけど、あそこは何があっても映して欲しかったなあ。(「真夏の全国ツアー 2015年」での神宮のパフォーマンスが良かっただけに・・・残念。)

【乃木坂46】 全曲レビュー⑩~『何度目の青空か?』
http://burning.doorblog.jp/archives/45397027.html





*********************

<全曲レビューコメント>

『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』(Type-C収録)

「★★★★★」。

アンダー曲ですね。”井上小百合”がセンターを務めています。これは強烈ですね。声優ユニット”スフィア”に楽曲提供されている”三輪智也”の作曲ですが、いやあ、凄いですね。全くムダのない、切ない、悲しいメロディが満載で、何度聴いても飽きないですね。歌詞も良いし、アレンジも秀逸ですね。”京田誠一”さんは”乃木坂46”の楽曲イメージをしっかりと持たれてアレンジされているような気がしますが、最初のキーボードの1音でもう世界が出来上がる感じで大好きですね。神宮で披露してくれたのは本気で嬉しかったな。いろいろと言われていますが、この楽曲での”井上小百合”の憑依したような鬼気迫るパフォーマンスは素晴らしいと思いました。アンダー常連になりそうだった彼女が表現力を伸ばし、新たな魅力を創り上げていて、凄いですよ。彼女は初期の選抜発表での悔し涙の印象がいまだに強いですが、最近はバラエティでも活躍していて、”乃木坂46”に欠かせない存在になっていってますよね。推しではないですが、”乃木坂46”の層の厚さに貢献してくれていると思いますね。PVも良かったね。

*********************

この曲の凄みは『overture』の作曲者でもある”京田誠一”さんのアレンジですよねえ。最初のキーボード音だけで完全にこの楽曲の世界観に引き込まれちゃうのは凄い仕事ですよね。

”三輪智也”さんの作曲によるメロディも文句のつけようがありませんね。暗くて、それでいてポジティブで劇的に展開していくのが凄いですよねえ。

また本作でセンターを務めた”井上小百合”についても言及しておかないといけませんね。彼女のイメージは本作で様変わりしたんですよね。泣き虫で負けず嫌いな正統派美少女アイドル・・・それが一気に変わったんですよね。そもそも当時は彼女が女優志向であることも知らなかったんですけど、ここまで自分の世界観を確立させられるパフォーマーだとは思わなかったなあ。その意味で僕は完全に『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』の主役である彼女に魅了されましたね。

アンダー曲も素晴らしい曲が多いけど、ここまで圧倒的に主役としての存在感を出し切っているのは”井上小百合”だけじゃないかなあ。勿論、ライブでの座長だったり、MC力とか、様々な要素で評価されるべきだと思うけど、純粋に楽曲でのパフォーマンスで言えば、選抜曲と比較しても勝らずとも劣らないレベルじゃない?

元々、選抜常連だったし、歌唱力もパフォーマンスも優秀で、ビジュアルレベルも高いけど、小さくまとまっているような感じだったよね。僕の中ではかなりの衝撃だったので、その後の選抜復帰は当然のように思ってましたけどね。そんな彼女が15th Singleでまたもアンダー落ちというのはある意味ショックだったなあ。バラエティでも存在感を示しているしねえ。彼女のセンター曲をまた観てみたいな。

誤解のないように書いておくと、推しではありません・・・。

『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』は曲、アレンジ、パフォーマンスの良さ、いずれも”乃木坂46”のトップクラスに位置づけされる曲だと思いますが、それ以上にこの曲をスペシャルなものにしているのは勿論、”井上小百合”でしょうし、彼女の色が全面に出て、ある意味素晴らしい化学反応を起こしていると思ってます。

その意味でも神宮でのモニター映像は悲しかったけど、映像化の際にはちゃんと映してくれていることを期待して待ちましょうか・・・。

PVも良い出来だったね。盟友”万理華”に、いまやセンターの”飛鳥”と贅沢な組み合わせだねえ。「百合」っぽい世界観も良いよね。

僕にとっては「一縷の隙もない」完璧な名曲として『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』は刻み込まれたなあ。

あのイントロを聴く度に、本作の主役”井上小百合”を僕はこれから何十年も思い出すんだろうなあ。

P.S.アンダー楽曲でこのレベルっていうのが”乃木坂46”の楽曲レベルの凄まじさだよね。

何度目の青空か?(DVD付C)
乃木坂46
SMR
2014-10-08