今回の名曲レビューは”シャネルズ”の1981年発表の4th Single『ハリケーン』を紹介します。

シャネルズ 『ハリケーン』

昨日の台風の影響で結局、飛行機は欠航となり、陸路で移動するハメになり、大幅に予定より遅い前入りになっちゃいましたねえ。

東海エリアは既に雨はやんでましたけどねえ。流石に疲れて、そのままホテルで倒れ込むように寝ちゃいました。

今年は本当に台風受難の年だねえ。

例年に比べ、台風が多いという訳ではないんだろうけど、これだけ直撃されると経済的な影響も大きいし、甚大な影響が出ているところもあるからねえ。

本当くれぐれも気をつけないといけないですよねえ。

という訳で今日はそのものズバリですけど、『ハリケーン』を取り上げることにしました。

”シャネルズ”と言えば昔のベストテン番組でのインパクトが強烈でしたねえ。

デビュー曲の『ランナウェイ』は曲自体もジャパニーズR&B、ドゥーワップの名曲だしミリオンセールスを記録しているし、当時は靴墨を使って、メイクしているとか、そうじゃないとか、いろんな話題も振りまいてましたよねえ。



3rd Singleの『街角トワイライト』も良い曲だよねえ。



哀愁漂うコーラス、ホーンセクションも効いてますよねえ。日本の音楽ファンへ「ブラックミュージック」、「ドゥーワップ」を浸透させた音楽的な貢献も大きかったと思いますね。

この2曲が”シャネルズ”名義でオリコン1位を獲得した曲になるのかな。

その後、”ラッツ&スター”に改名してからも数多くのヒット曲を生み出し、”鈴木雅之”さんはソロ活動へ。”田代まさし”さん、”桑野信義”さんはタレントとしても活躍されるんですよねえ。(”ラッツ&スター”は別の機会にレビューするので、今回は詳しく書きませんよ)

活動休止状態が続き、その後、”田代まさし”さんの一連の不祥事もあり、グループとしての活動は暗礁に乗り上げるような感じでしたけど、”ゴスペラーズ”と”ゴスペラッツ”を結成されたり、ライブイベントや記念アルバムのリリースをしたりとグループ自体の活動が完全に消えているわけではないですね。

僕が特に”シャネルズ”名義で好きなのは『ハリケーン』ですね。



当時の僕の印象としては地味な曲って感じだったんですけどねえ。まあ、『ランナウェイ』、『街角トワイライト』がインパクト十分の名曲だったからねえ。

でもベストアルバム(たぶん1996年リリースの「BACK TO THE BASIC~The Very Best of RATS&STAR~」だったと思う)を買って、聴き込んでいくうちに大好きになったんだよねえ。

クレジットを見ると、作詞が”湯川れい子”さんで作曲は”井上大輔”さんなんだよね。どちらもビッグネームだねえ。特に”井上大輔”さんは元”ブルー・コメッツ”で名曲『ブルー・シャトー』を書かれたのを皮切りに、『学園天国』、『2億4千万の瞳』など、ヒットメーカーとして有名だよねえ。

いずれにせよ、”シャネルズ”、”ラッツ&スター”は「J-Pop」史を語る上では絶対に押さえておかないといけない重要バンドなので、若い音楽ファンは是非、チェックして欲しいですね。

P.S.”大瀧詠一”さん、”山下達郎”さんなどからも評価を受けていた「高い音楽性」と「親しみやすい大衆性」を併せ持つ”シャネルズ”、”ラッツ&スター”は本当に素晴らしいし、また再始動して欲しいね。

BACK TO THE BASIC
RATS&STAR
エピックレコードジャパン
1996-07-20


14CARATS
ラッツ&スター
エピックレコードジャパン
1995-11-22


ALL TIME BEST ~Martini Dictionary~
鈴木 雅之
ERJ
2015-03-04