今回の名曲レビューは”ストレイテナー”の2006年発表のメジャー5th Single『Melodic Storm』を紹介します。

ストレイテナー 『Melodic Storm』

日曜日ですが、関西出張中で伊丹空港のラウンジで記事を書いています。

思わぬ日取りになってしまったので、来週はどこかで振り替えて休みを取ろう・・・なんてね。

しかもひどい二日酔いです。仕事の後、久々のメンツでの飲み会に参加し、美味しい京料理を満喫し、飲み放題コースながら、お店の方のご厚意で銘酒をバンバン出してくれたりと、勢いもついて完全に飲み過ぎちゃいましたね。そこから更にハシゴと・・・シャワーを浴びただけじゃダメだね。

伊丹空港内のカレースタンドの激辛カレーでも食べて、酒を抜かないといけませんね。

ちなみに勿論、今もラウンジで呑んでます・・・。

さて、今日は僕のチョイスとしては珍しい「J-Rock」系のアーティストの”ストレイテナー”ですね。

個人的には今の「J-Rock」の音が苦手です。

元々、「J-Rock」、いわゆる日本のロックの黎明期に見られたのは、ロカビリーの影響が強いロックだったり、”Deep Purple”に影響を受けたハードロックだったり、多様性はあったものの、こういうアーティストに影響受けたんだろうな、好きなんだろうな・・・っていう「ルーツ」や「系譜」が比較的分かりやすかったと思うんですね。

音楽自体の多様性は歴史を経て、広がり続けていますが、80年代以降の「J-Rock」のメインストリームはパンクの影響をモロに受けまくってましたよね。僕はここで日本流ロックの型がある程度出来上がったように考えてます。空前のモンスターバンドとなった”BOØWY”だって、初期は完全にパンクだったよね。その後、独特の日本語の歌謡ロックになったけど、それはそれで格好良かったし、売れに売れまくったからね。

【Review】 BOØWY “GIGS”JUST A HERO TOUR 1986
http://burning.doorblog.jp/archives/45643197.html

でも”Red Warriors”のようにルーツを敢えて露骨に出している「J-Rock」系のバンドって、意外に少ないんですよねえ。まあ、「J-Pop」も様々な音楽的な要素を取り込んだ「ごった煮」的な音楽であるのは変わらないんですけどね。

【Review】 Red Warriors Red Songs
http://burning.doorblog.jp/archives/45085035.html

でも、2000年以降の「J-Rock」のベースはパンクではなく、オルタナになったんだよね。”Nirvana”以降の動きですよねえ。まあ、元々そうだったけど、更に何でもありって感じになっていて、以前より増してルーツが見えづらくなっていて、「J-Pop」と「J-Rock」の線引きも微妙になってますね。更に言うと多くの「J-Rock」は僕には、そもそもロックに聴こえないんですよねえ。

”[Alexandros]”、”KANA-BOON”、”キュウソネコカミ”・・・どれも個性も魅力もあるけど、ロックのイメージはほぼ皆無に近いですね。ロック風の味つけがされたポップソングって感じなんだよね。時代が変わり、ロックの捉え方が変わりつつある中で、僕の耳が時代に取り残されているのかもしれませんけどね。(でも”GLIM SPANKY”とかは完全なロックだと思うけどね。)

「ミクスチャーロック」なんて言葉もあるけど、”Dragon Ash”とか”ONE OK ROCK”くらいソリッドなサウンドで尖ってくれたら、ロックって感じもするんだけどさ。彼らは曲のバラエティも豊富で、クオリティも十分だし、素直にカッコイイし、好きです。





【名曲】 Dragon Ash 『陽はまたのぼりくりかえす』
http://burning.doorblog.jp/archives/45561144.html

【名曲】 ONE OK ROCK 『Deeper Deeper』
http://burning.doorblog.jp/archives/44278543.html

サウンドが変わろうが、どうであろうが、僕にとって重要なのはメロディなので、メロディアスなロックチューンが聴ければ良いんですけどね。でもなかなかピンと来る曲とは出会えない感じですねえ。

でも割と”ストレイテナー”の『Melodic Storm』は気に入ったんだよねえ。



なかなか優秀なメロディで、良い曲じゃない?

勿論、当時でも「J-Rock」界隈での評判は知っていたけど、”ストレイテナー”自体に興味もなかったけど、たまたチャート系の番組で耳にして、惹かれちゃったんだよねえ。でもロックって印象ではないですね。普通のロックテイストのポップソング。それを悪いとは思わないけどね。

サウンド的に特筆すべきような目新しさもないし、何が某専門誌などで絶賛されているのかは僕には分からないけど、結局、アルバム「Dear Deadman」も買ったんですけどね。全体的には微妙だったな。

僕は長年「HM/HR」を聴き続けているのもあって、中途半端に音の軽いロックは全く刺さってこないんだよねえ。

時代を席巻するようなバンドは長らく出現していないからこそ、期待もしているんですけどねえ。現状だと”ONE OK ROCK”が「J-Rock」シーンを引っ張っていくのかな? ” NICO Touches the Walls ”、”GLIM SPANKY”にも期待したいけどね。

【名曲】 NICO Touches the Walls 『夏の大三角形』
http://burning.doorblog.jp/archives/47454565.html

P.S.大規模フェスが次々と開催され、「J-Rock」のアーティストが活躍出来る土俵はできていると思うんだけどねえ。時代を変えてしまうくらいの勢いを感じるバンドが出てきて欲しいな。

Dear Deadman
STRAIGHTENER
EMI Records Japan
2006-03-08


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ストレイテナー
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