今回の名曲レビューは”ゲスの極み乙女。”の2016年発表の2nd Album「両成敗」収録の『両成敗でいいじゃない』を紹介します。

ゲスの極み乙女。 『両成敗でいいじゃない』

強烈な寒波が来ているということで、首都圏でも雪がパラついたりしてますね。

こういう日は外に出ないでゆっくりするのが一番なんですが、病院に散髪に食事の予定もあったりで、全身ヒートテックで完全防備して、厚手のダウンを着込み、外出の準備をしています。

さて、先日の特集記事で「2016年 MY BEST SELECTION」を書いたのですが、少し捕捉します。

【特集】 2016年 MY BEST SELECTION
http://burning.doorblog.jp/archives/49241843.html

アルバムについてはたぶん去年一番聴いたのは”Fear,and Loathing in Las Vegas”の「Feeling of Unity」だと思います。2015年発売なんですけど、僕がチェックするのが遅れちゃったんですよね。

レビューもした『Let Me Hear』、『Starburst』など、僕の耳を最も惹きつけたのが「ミクスチャー系」というのは意外でした。まあ、「ミクスチャー系」で片づけるにはあまりに曲が良いし、カッコいいし、心底感情が揺さぶられたので、リリース時期は別にして、個人的にはドハマりしてましたね。

【名曲】 Fear, and Loathing in Las Vegas 『Let Me Hear』
http://burning.doorblog.jp/archives/48757236.html





誤解を恐れず書くと、現在の閉塞感のある「HM/HR」界の低迷を救ってくれそうなのが”Fear,and Loathing in Las Vegas”や「Best Tune」3位に大抜擢した”S!N”だったりじゃないかなと思ってます。



既に海外でも人気の”Dir En Grey”も悪くないけど、メロディがね。”BABYMETAL”の快進撃にも期待したいけど、アルバムは良い曲とそうでもない曲の落差が大きかったからね。それこそ、『Road Of Resistance』や『メギツネ』のような曲が並び、そこに『ヘドバンギャー』や『ギミチョコ』なんかの面白い曲が入れば、個人的には神盤と崇めただろうけどねえ。

その意味でも”Fear,and Loathing in Las Vegas”には期待しかないです。

”RUN FOR VICTORY”、”Room Experience”のアルバムはメロハー好きには一生モノの良盤だったし、”Metalica”や”BON JOVI”の復活も嬉しかったけど、本気で心を揺さぶられたわけではないんだよね。

その中で少し説明しておかないとなあと思ったのが”ゲスの極み乙女。”です。

僕はそもそもそんなに好きなバンドではなくて、センスだけで勝負しているチャラいバンドって感じでした。才能は認めるけど、曲は認めんぞって、ネガティブな受け止め方だったんですけどね。

音楽番組でたまたま見た『オトナチック』に結構ハマったんですよね。



イントロの構成もカッコいいし、キャッチーだし、面白いメロディラインの組み立てでサビの重厚感はスゲエって実はアルバムまで買っちゃって、愛聴してたんですよね。

残念ながら、彼らは流行語にもなった「ゲス不倫」騒ぎがあり、音楽以外の話題を振りまき、結果的には活動自粛となってしまったのは残念ですけどねえ。勿論、褒められる行動ではないし、後の対応もひどかったけど、彼らの音楽自体は本当に素晴らしかったし、それが聴けなくなるのは悲しいな。

海外アーティストの大御所でも友人の妻を寝取ったりとか、人間性を疑いそうな、めちゃくちゃなことはあるしねえ。まあ、コンプライアンス全盛の現在では当然許される話ではないんだろうけどね。

ミュージシャンは良い音楽を作ることが仕事だし、とはいえ、ドラッグなどの犯罪は勿論許されるわけではないし、難しいところですけどね。

十分成敗された感のある”川谷絵音”さんには、折を見て復活して欲しいと思いますけどね。

そんな彼らの楽曲の中でも僕が一番お気に入りなのはアルバムのオープニングを飾る、タイトルトラックというべき『両成敗でいいじゃない』ですね。

『オトナチック』と似た感じの構成だけど、ベースの音だけ聴いててもカッコいいし、ウネリながら、浮遊するメロディはかなり強烈で中毒性が極めて高いと思います。



プログレッシブかつキャッチーで音作りも凄くて、本当にセンスの塊のような曲だよねえ。”川谷絵音”さんのVocalも声質、雰囲気含め、良いフックになってますね。コーラスの入れ方、テンポのコントロールなど、感心させられる完成度です。

良いものは良い。それが言えなくなるのは辛いことだと思います。

P.S.”ASKA”さんの音楽は本当に大好きなんだけど、彼にはもうちょっと禊の期間が必要かな。個人的には紹介したい曲がいっぱいあるけど、現状で取り上げるのは、ちょっと厳しいかな。

両成敗(初回生産限定盤)
ゲスの極み乙女。
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-01-13


両成敗(通常盤)
ゲスの極み乙女。
ワーナーミュージック・ジャパン
2016-01-13