欅坂46 全国ツアー2017「真っ白なものは汚したくなる」

昨日、「朱鷺メッセ新潟コンベンションセンター」にて、欅坂46 全国ツアー2017「真っ白なものは汚したくなる」が行われ、参戦してきましたのでライブレポを書きたいと思います。(尚、東京へ戻る新幹線の中で記事を書いています)

行きの新幹線では指定・自由ともに満席状態で旅行っぽい家族連れも見かけますが、それっぽいファンも結構います。夏休み中ですし、かなり東京から参戦しているんじゃないかな?

新潟駅は3回目くらいですが、ホテルにチェックインして、準備をします。

朱鷺メッセは新潟駅から歩くと20分くらいでしょうか? 緑も多くて、海のすぐそばで非常に海風が心地良いです。それでも暑かったけどね。

会場は当日券を求める客、物販に並ぶ客で一杯で更に暑いです。とはいえ、僕はタオルを持っていないので物販に並び、無事に”べリサ”のタオルをGETします。

一般で席を取ったので、アリーナの最後列の前のほうの席でした。ちなみに席はアリーナのみです。当日券を買って参加しているファンも多かったね。Tシャツ着てる人が多いし、女性比率も高いね。

まずは、セットリストを。

<セットリスト>

影ナレ:志田・井口

00.Overture
01.エキセントリック
02.月曜日の朝、スカートを切られた
03.東京タワーはどこから見える?
04.語るなら未来を…

~MC①~

~ひらがなけやき登場演出~

05.永遠の白線
06.100年待てば

~MC②~

07.AM1:27
08.バレエと少年
09.少女には戻れない
10.ここにない足跡
11.猫の名前
12.君をもう探さない
13.誰よりも高く跳べ!
14.世界には愛しかない
15.危なっかしい計画
16.太陽は見上げる人を選ばない
 
<EN>
17.サイレントマジョリティー

~MC③~

18.二人セゾン

~MC④(菅井キャプテン挨拶)~

19.W-KEYAKIZAKAの詩

感想をツラツラと書いていきます。(ライブのネタバレにご注意を)

オープニングの演出は全音楽ファン必見じゃないかな? 『Overture』~『エキセントリック』ではサイリュウムの点灯NGですが、それも納得の非常に繊細で圧倒される演出です。最先端技術を使った演出と彼女たちのパフォーマンスが組み合わされ、何とも言えない”欅坂46”らしい世界観ではありますが、逆にライブのオープニングとしてのスポンタニアスな躍動感が奪われたような感じも・・・せっかくの名曲『エキセントリック』なのに盛り上がりきれないのが残念。

曲の途中でSEが結構挟まれることが多いんですけど、いずれもカッコいいっす。特に大音量のロックテイストの強い曲にビンビン痺れました。

『東京タワーはどこから見える?』からの『語るなら未来を…』の流れはカッコよかったな。でも普通に連続でやってくれたほうがより「キター!」って感じがしたかもしれません。流石に人気曲『カタミラ』は盛り上がるね。このあたりでようやくライブっぽいノリが出てきたような気がしました。

MCから”ひらがなけやき”の自己紹介があり、『永遠の白線』です。ライブで映える良い曲だね。

気球に乗った”ねる”が真上まで来たのは狂喜ですね。いやー可愛い。『100年待てば』はやっぱり素晴らしい曲だねえ。「Yeah! Yeah!」

ピラミッドの中で冷淡にパフォーマンスする『AM1:27』の3人もカッコよかったな。この曲もライブでは更に良さが増すね。異様な雰囲気だけど、素晴らしいね。

『バレエと少年』はミュージカル風の演出ですね。ベレー帽の”みいちゃん”が可愛かったな。この曲もライブのほうが盛り上がる感じがしました。良い曲だね。

”青空とMARRY”の『ここにない足跡』も盛り上がったね。会場を巻き込んでのウェーブも良かったけど、やっぱりこの5人は華があるね。”ゆっかー”の人気が凄いね。

『猫の名前』は「にゃー」も良いけど、やっぱり盛り上がりますね。良い曲だしね。

”ひらがなけやき”の『誰よりも高く跳べ!』からは一気に会場がヒートアップしましたね。皆、飛んでるし・・・。全国を回って、ライブして地力をつけているだけあって、”佐々木久美”の煽りも良いし、カッコいいね! 素晴らしい。

そして14曲目にして、ようやく登場のシングル曲『世界には愛しかない』です。ファンの叫びからスタートし、一気に青のサイリュウムで染まり、大盛り上がりです。素晴らしいですね。(”今泉”のポエトリーリーディングのパートは”小林”)

そのまま『危なっかしい計画』ではタオルを振りまわしての狂喜の盛り上がりです。いやー、この曲はヤバイね。やっぱり”ナスカ”さんの曲は異様なほどライブでアガるねえ。これでセット終了のほうが良かった気もしますねえ。(全曲レビューの評価を「★★★★★」に直したいくらい、大好きになったかも・・・)

本編ラストの『太陽は見上げる人を選ばない』も音源よりは割と良かったけど、流石に『危なっかしい計画』からはちょっとトーンダウンしましたね。

さあ、アンコールですね。ファンのコールが熱いね! 

流石にデビュー曲で世間的にも代表曲であろう『サイレントマジョリティー』は盛り上がりますね。今日のライブはファンのコールも今ひとつ決まってなかったけど、これは完璧でしたね。緑のサイリュウムが綺麗でパフォーマンスもカッコいいね。

そしてアンコールの御礼を述べ、『二人セゾン』です。良いねえ。幕張全握のミニライブで見たときとは雲泥のノリが生まれていて、パフォーマンスも素晴らしい。”平手”のソロダンスはもっと近くで見たかったなあ。

ラストはみんなでサイリュウムを振りながら、『W-KEYAKIZAKAの詩』でエンディングです。この締めはスローダウンできるし、ホッコリして本当に良いねえ。

では全体的な感想を。

全体的にコールやノリは低調だった気がしますが、それはそれで良いとも思いました。

”欅坂46”はアイドルの枠を完全に外れたライブパフォーマンスをしています。同じ「坂道シリーズ」でお姉さんグループの”乃木坂46”の「真夏の全国ツアー2017」とは比べることがナンセンスなくらい、その質感が全く違います。

【乃木坂46】 「真夏の全国ツアー2017」①
http://burning.doorblog.jp/archives/50323222.html

最先端のCGやプロジェクションマッピングなどを駆使したこだわりの強い演出と彼女たちのダンスパフォーマンスは一つの芸術作品の領域まで到達していますし、曲は全て問答無用のフルサイズ披露です。

そもそも初の全国アリーナツアーでシングル曲は3曲のみと大御所でもなかなかやらない、強気の選曲です。(本編セットでは1曲のみ)

最新アルバムの曲を中心にMCも少なく曲を聴かせる、パフォーマンスを魅せるストイックなライブは完全にアイドルのライブではなく、アーティストのライブですね。潔すぎます。(そう思うと”ねる”のパートが唯一アイドルっぽくて、浮いているかも)

”乃木坂46”とは全く違う、ある種、コンセプチュアルで革新的なステージで、僕が体験した、拙い新人アイドルグループが必死にパフォーマンスしている「デビューカウントダウンライブ」とは全く違ってましたね。いやー、こないだの全握ミニライブの『不協和音』で圧倒されたのと比較しても凄まじい成長をしてますね。

【欅坂46】 デビューカウントダウンライブ!!

【欅坂46】 4th Single『不協和音』発売記念 全国握手会@幕張メッセ
http://burning.doorblog.jp/archives/50280933.html

今日のライブを見る限り、”平手”の調子が悪いとは微塵も感じなかったし、輝いて見えたメンバーも多かったな。(モニターが小さくて見づらいのは残念でしたけどね)

でも今でこそ、高評価していますが、ライブ途中までは演出過多でアイドルっぽい部分が”ねる”のパートくらいでこれで大丈夫なの? 成立するの? って思ったけど、ライブ後半でのアルバム曲の素晴らしさ、本編セットラス前の『危なっかしい計画』が強烈すぎて、完全に理性がぶっ飛んじゃったな! もうね、身体中のアドレナリンが全て爆発しているような感覚でさあ。狂喜乱舞ですよ。

アンコールも良かったけど、『危なっかしい計画』が大収穫で、僕の中ではピークだったな。

『不協和音』は聴きたかったなあ。このセットだとやっぱり『二人セゾン』ではなくて、『不協和音』だと思うね。『大人は信じてくれない』あたりも合うと思うけどね。

しかし、良いモノを見せてもらいましたね。新潟までわざわざ足を運んだ甲斐がありましたね。新潟で地方公演は終了し、あとは今回のツアーも幕張2DAYSを残すのみですね。幕張に参戦される皆さん、是非、”欅坂46”のパフォーマンスに圧倒されてきてね!

P.S.ライブ終了後、狙っていた食べログ高評価の居酒屋へ。これが悲しいくらいハズレ。更にラーメンを食べに行ったのですが、こちらも見事なハズレ。いずれもネット評価も高いし、お客さんの入りも凄かったんだけどねえ。東京帰って美味しいもの食べよ。