今回の名曲レビューは”井上陽水・安全地帯”の1986年発表のコラボシングル『夏の終わりのハーモニー/俺はシャウト!』収録の『夏の終わりのハーモニー』を紹介します。

井上陽水・安全地帯 『夏の終わりのハーモニー』

一気に秋っぽい雰囲気になってきましたね。

日中こそ暑く感じることもあるけど、ピークと比べると過ごしやすいし、夜は窓を開けて寝てたら、寒くて夜中に起きて、毛布にくるまったりしたもんな。

そんなこんなで先週の「お台場みんなの夢大陸フィナーレ」以来、ちょっと喉が不調で風邪の初期症状っぽい感じです。

【乃木坂46】 「お台場みんなの夢大陸フィナーレ」
http://burning.doorblog.jp/archives/50665692.html

ということで、夏の終わりに相応しく、デュエットソングの定番バラード、至極の名曲を今回は紹介したいと思います。

僕の中で「夏の終わりを象徴する名曲」ベスト3は下記の3曲で確定で良いかなと思ってますけど、その中の1曲ですね。(忘れてて、追加するかもしれませんが・・・)

【名曲】 森山直太朗 『夏の終わり』



【名曲】Pepperland Orange 『夏の魔法』



そして、今回紹介する、もう1曲が”井上陽水・安全地帯”の『夏の終わりのハーモニー』です。

”井上陽水”さんは本ブログで既にレビュー済ですが、”安全地帯”は未レビューですね。

【名曲】 井上陽水 『Make-up Shadow』

【特集】 玉置浩二 「ALL TIME BEST」

”井上陽水”さんはアルバムレビューもいつか書くつもりです。僕にとって、中学生の頃に聴いた「陽水ライブ もどり道」は自分の音楽人生にとっては凄く重要ですし、日本の音楽史を語るうえで絶対にはずせない名盤「氷の世界」も同様です。まあ、それは別の機会としても、”安全地帯”も”玉置浩二”さんも大好きな曲が多すぎて、レビューが書けないというだけで保留中なんですけどね。

元々、ブレイク前の”安全地帯”が”井上陽水”さんのライブでバックバンドを務めていたのは有名ですよね。

その二組が神宮球場でのジョイントコンサート「STARDUST RENDEZ-VOUS」で披露し、その後シングルリリースされたのがこの曲です。尚、オリコンでの最高位は6位、セールスは10万枚程度らしいですが、カラオケソングでは定番だし、記録より記憶に残る一曲って感じがしますね。



流石にこれくらいの名曲になると様々なアーティストがカバーしているので、そういったものを聴いて、知っている方も多いと思いますね。

僕自身もこの曲はかなり有名曲って思い込みもあって、紹介するのを躊躇っていたところもあるんですけどねえ。

でも時代の変化は凄まじいし、やっぱり若い音楽ファンは日本の音楽史に燦然と輝くスター”井上陽水”自体を知らないことも多いから、紹介することにしました。

尚、作詞:井上陽水、作曲:玉置浩二で、”陽水”さんは、その後、自分の書籍で「安全地帯と一緒にコンサートやって、玉置浩二と二人で歌うっていうんで、それで作った曲ですけど、僕が考えるには、ちょっと安易なアプローチだったかもしれないですね。でも、こうして時間が経過してみると、凝らなかったのが逆に良かったのかなぁ、とも思いますけどね。」となかなか深いコメントを残されています。

”桑田圭祐”さんがニューアルバムのライナーノーツか何かにポップソングの制作は職人技であるというようなことを書かれているそうですけど、僕も全く同感です。

普遍的なポップソングを書き続けることができる職人のみが到達できるレベル、普遍的でなんてことのないポップソングがリスナーに与える「幸福感」・・・。

「ワンパターン、予定調和、受け狙い・・・」。音楽誌にはそれで片付けられてしまうかもしれませんが、そんな良い曲が埋もれてしまうと勿体ない気がするなあ。

人間は常に刺激を求め続けている訳じゃないし、ほとんどの時間は安住を求めている訳だから、清涼飲料水のように心地よいポップソングは凄く大事だと思うし、こんなシンプルな王道バラードだけど、僕は人生の中でしっかりと味わっていきたいな。

「J-Pop」の歴史を語るうえで欠かせない二人の天才のなんてことのない王道バラード。毎年、夏の終わりに聴きたくなるのは当然かな。

P.S.風邪の防止だと「うがい」がやっぱり一番だね。

GOLDEN BEST
井上陽水
フォーライフ ミュージックエンタテイメント
1999-07-28


ALL TIME BEST
安全地帯
Universal Music =music=
2017-05-31


ALL TIME BEST
Universal Music LLC
2017-05-31


ALL TIME BEST
玉置 浩二
ソニー・ミュージックダイレクト
2017-05-31