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いやー、本当にやってくれましたね。
一晩経ちましたが、未だに興奮が冷めない感じですね。
受賞曲となった『インフルエンサー』自体は僕自身、彼女たちを代表する曲とは思わないけど、オール福神で「乃木坂四天王」の1人だった”橋本奈々未”さんの卒業&芸能界引退のショックを乗り切るために過去最大の選抜人数で盤石のWセンターで臨んだ楽曲としては評価しています。
【乃木坂46】 全曲レビュー⑳~『インフルエンサー』
2017年は”乃木坂46”が本当の意味で”インフルエンサー”となった年だと思いますし、顔触れを見ても受賞は納得感があったんじゃないかな?
実は年末に向け、”生ちゃん”のMTVアンプラグドライブの感想記事やM-ON!で放送されたシンガポールライブの記事を書こうと思って準備してたんですけど、ぶっ飛んじゃいましたね。
テレビをかじりつくように見て、ガッツポーズしたのは”生駒”が選抜入りした総選挙の時、以来かもしれませんね。
まあ、ドキドキで酒量も入って、ヘベレケで記事を書いてましたけどね。
やっぱりキャプテン”桜井”のコメント力は素晴らしいなと感心させられましたね。
彼女の「レコ大」ノミネートでの記者会見でのコメントが下記です。
「私たちはAKBさんを目標にできたグループですし、欅坂は私たちと同じ“坂道”グループで妹分。結成当時はまさか先輩方であるAKBさんと一緒にこの場所に立てるとは夢にも思ってなかったですし、妹たちまで一緒に初めてを経験、共有できるということは本当に奇跡だと思う。なのでライバルというよりもうれしいという気持ちが強い。でも乃木坂としてはがんばっていきたいと思うので、一丸となって上を目指したいです。」
謙虚さも配慮も、その上で大賞を目指すという100点満点プラスアルファのコメントは見事としか言いようがないね。
受賞時のコメントです。
「本当に嬉しくて信じられないです。大賞をいただけたのは、いつも支えてくださってるスタッフさんと、ここにいないメンバーと、ファンの皆さんと、乃木坂46にかかわってくださってるすべての人のおかげだとおもっています。本当に心から感謝します。ありがとうございます。」
ここにいないメンバーをこの大緊張の大舞台でサラッと出せるのは本当に凄いです。”AKB48”の象徴的存在だった”たかみな”とはタイプが違うけど、キャプテンシー、コメント力は肩を並べそうなところまで来ているんじゃないかな。
パフォーマンスも演奏も良かったね。
素直に受賞を僕はお祝いしたいです!!!
未だに買収騒動云々、言っている人たちもいるし、その意見は概ね納得できます。僕も似たようなことを記事で書いてたりもしますしね。
でも良いんですよ。
ブレイク手前で『Butterfly』で大賞受賞した”倖田來未”さんはスターになり、ヒット曲を連発しました。
”三代目J Soul Brothers”は『R.Y.U.S.E.I.』で受賞した時はゴリ押し感がタップリでしたが、その後『R.Y.U.S.E.I.』は真のヒット曲となり、今や日本を代表するスター集団にのし上がりました。
新人賞も同様で、古くはTBSのドラマ主題歌だったという理由も大きかったのでしょうが、今ひとつ人気が盛り上がってなかった”中山美穂”さんはその後、トップアイドルとなりました。
でも同じように最優秀新人賞を受賞した”立花理佐”さんはそのまま消えていきました。
ショービズの世界はそんなものです。厳しいんです。どんなチャンスでもそれがきっかけで売れたら、正義なんです。純粋な曲の評価は勿論大事ですが、プロモーション戦略、レコード会社、所属事務所による莫大な投資により、多くのヒット曲は生まれていくものなんです。ジャニーズ事務所からデビューしたら、それなりに売れるんです。でもそのチャンスをうまくつかめるかどうかが大事なんです。
勿論、ヒットしなくても良い曲は一杯あります。但し、「レコ大」はメジャーの中の一位を決める賞レースですからね。
また”乃木坂46”は人気絶頂だった”AKB48”の「公式ライバル」として華々しくデビューしました。でもそのプレッシャーに立ち向かい、ここまで頑張ってきて自分たちのポジションを確立していった過程にウソはないし、素直に凄いと思いますけどね。決して平坦な道ではなく、坂道を一歩づつ登ってきた結果なのであり、今回の受賞は冷静に考えてもゴリ押し感は僕はしないけどね。
「国民的なヒット曲じゃない」という批判についても一言書きたいと思います。
SNS全盛の今となっては社会現象的にヒット曲が生まれる可能性もあると思うんですけど、ジャンルが分散し過ぎてそうはなっていないのが面白いですね。今年の初めに会社の年配の方が「恋ダンス」を知らないって発言され、周りがドンビキしてたのを思い出しましたけど、そんなもんなんです。そういう時代なんです。情報があり過ぎて、それを取捨選択するかしないか、それが自分で決められる時代になっているんです。
「俺はこの曲知らない」、「本当のヒット曲じゃない」・・・こんな議論をするだけ無駄というか、時代の変化についていけてないだけと自分に矢印を向けてほしいなと思います。
僕は結構な年齢ですが、アンテナを張って新たな名曲を探索していますし、おおよそ今回のノミネート曲は聴いてますし、知ってます。(それでも演歌系は知らない曲があるけどね)
連続ミリオンを記録しているアーティストの曲を知っている、知ってないって、本当の音楽ファンなら好き嫌いは別にしても一度は耳にすべき曲だと思いますけどね。
流石に賞レースでの買収騒動はやり過ぎでしょうが、世界的な祭典でもあるオリンピック誘致なんかも各国のロビー活動が凄まじいですしね。
完全なる公平・公正である社会は既に社会主義の崩壊で終わっている話です。
ちょっと話が飛びすぎましたが、「楽しんだもの勝ち」だし、楽しめないなら見なきゃいいし、聴かなきゃいいし、わざわざネガティブなコメントを書き込むのは悲しいな。まあ、気にしないし、釣られないけどね。
いずれにせよ、おめでとう。
良い年の瀬を迎えられそうです。主役級の扱いになりそうな「紅白」も楽しみだね。
P.S.2017年が坂の頂点だったとならないようにメンバーには更に頑張ってほしいね。キャプテン”桜井”の言葉を聴く限りはその不安はあっさり消えそうだけどね。