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【特集】 2015年 MY BEST SELECTION

【特集】 2016年 MY BEST SELECTION

2017年の音楽界での出来事を振り返ると、国内では”乃木坂46”の”橋本奈々未”さん、”ももち”こと、”嗣永桃子”さん、更には4世代でのミリオンヒットを記録した伝説的な存在である”安室奈美恵”さんの芸能界引退発表と衝撃的なニュースに目を疑う1年でしたね。”安室奈美恵”さんのベストアルバム「Finally」は年後半良く聴いたな。「紅白」でのパフォーマンスも良かったね。

年末の「心のベストテン~FOD特別編~」でも語られていた通り、”星野源”さんの『恋』がBillboard JAPAN Hot 100で1位を獲得と異例のロングヒットで強さを見せつける結果となりました。

坂道シリーズも相変わらず絶好調で「レコ大」受賞の”乃木坂46”は東京ドーム公演を成功させ、トップアイドルとしての足固めをしていった一方、デビュー2年目を迎えた妹グループの”欅坂46”は初の全国ツアーに大型フェスへの参戦、更には「紅白歌合戦」での戦慄のパフォーマンスと強烈なインパクトを与える一方、Billboard JAPAN Hot 100ではトップ10に3曲をランクインさせ、完全にリスナーの耳を捉え、大きな存在となりました。アルバムも素晴らしい出来でしたね。

”米津玄師”さんのブレイクにも注目してましたが、最新アルバム「BOOTLEG」はこの僕でもノックアウトされてしまうほどのクオリティでヘビロテしまくりましたね。

HM/HR界ではあまり良いニュースはなく、”Black Sabbath”が50年の活動に幕を下ろした他にも、若干メタル耳には異端な存在ではありますが、”Soundgarden”の”Chris Cornell”、”Linkin Park”の”Chester Bennington”といったロックスターが自ら命を絶つという悲しい出来事もありましたね。

では例年と同様に某専門誌の方式に則り、発表していきたいと思います。

GROUP:欅坂46

不協和音

Vocalist:椎名林檎&トータス松本

椎名林檎&トータス松本ジャケ

Guitarist:John Norum(Europe)

John Norum

Bassist:Billy Sheehan(Mr.Big)

Billy Sheehan

Drummer:Aynsley Dunbar(ex.Journey、Whitesnake)

Aynsley Dunbar

Keyboards Player:Jens Johansson

Jens Johansson

Live Performance:乃木坂46 真夏の全国ツアー2017 Final@東京ドーム(2017年11月9日)

乃木坂@東京ドーム

Brightest Hope:ラストアイドル

ラストアイドルシングルジャケ

Shining Star:平手友梨奈(欅坂46)

平手

Song Writer:ナスカ

ナスカ

DVD&Blu-ray:乃木坂46「4th YEAR BIRTHDAY LIVE 2016.8.28-30 JINGU STADIUM」

28-30 JINGU STADIUM

Producer:秋元康

「ラストアイドル」

Album Cover:Suchmos「THE KIDS」

Suchmos the kids

<Albums>

01.真っ白なものは汚したくなる/欅坂46

真っ白なものは汚したくなるJacket3

02.BOOTLEG/米津玄師

米津玄師


03.Divide/Ed Sheeran

Ed Sheeran - Divide

04.生まれてから初めて見た夢/乃木坂46
05.Walk The Earth/Europe
06.LIBERATION/Art Nation
07.SHISHAMO4/SHISHAMO
08.Phoenix/Nocturnal Rites
09.THE KIDS/Suchmos
10.Finally/安室奈美恵

<Tunes>

01.不協和音/欅坂46



02.目抜き通り/椎名林檎&トータス松本



03.TRI ODYSSEY/Blood Stain Child



04.Loser/米津玄師
05.Castle on the Hill/Ed Sheeran
06.ようこそジャパリパークへ/どうぶつビスケッツ×PPP
07.Something to Gain After the Pain/Fear, and Loathing in Las Vegas
08.設定温度/乃木坂46
09.アイドルレース/夢みるアドレセンス
10.魔法のように/SHISHAMO

【総評】

2017年も結局、坂道シリーズの年だったと思います。そんな中でGroup部門は二年連続で”欅坂46”にしてしまいました。しかもAlbum、Tunesの3つを総ナメと・・・。『不協和音』のインパクトの大きさに完全に引っ張られましたね。(全曲レビューでは★★★★評価なんですけどね)

”乃木坂46”は東京ドーム公演を実現し、公式ライバルの目の前で「レコ大」を獲得し、テレビで見ない日もなく、CMも大幅に増え、雑誌の表紙率も異常な高さでトップアイドルとしての底力を見せてくれて、それはそれは素晴らしい活躍だったのですけどねえ。

なんだかんだでアーティスティックな側面を持ち、強烈なインパクトを与えてくれ続けた”欅坂46”に軍配を上げる格好になってしまいましたね。既に姉妹グループといえ、完全に別路線で歩んでいるのも面白いけど、やっぱり個人的には「紅白」での『不協和音』パフォーマンスは強烈でランキングを大幅に修正させられた感じです。(実は坂道シリーズの楽曲ランキングでも候補だったんですけどね、楽曲だけのクオリティで最終的には判断しました)

【ひとこと】 坂道シリーズ 2017年 楽曲ランキング一位は・・・
http://burning.doorblog.jp/archives/51101092.html

個人的には”乃木坂46”の楽曲はクオリティも高いし、ライブは名曲だらけで演出も素晴らしくて楽しくて仕方ないんですけど、やっぱりアイドルの枠の中にあるんですよね。

一方の”欅坂46”のパフォーマンスは強烈で圧倒され、戦慄すら覚える感じなんですよね。完全にアイドルの枠を超えた存在ですし、これからもスター”平手友梨奈”を中心に目が離せないだろうと考えています。武道館三日間とも行きたい!

”米津玄師”さんのブレイクはある程度想定内だったけど、それを上回る活躍だったし、アルバム『BOOTLEG』は文句なしに素晴らしかったね。”SHISHAMO”、”Suchmos”、上記のランキングには惜しくも選出できなかったけど、”WANIMA”や”Mrs.GREEN APPLE”も非常に良かったね。

”Ed Sheeran”も本当に素晴らしいアルバムで久々に洋楽のど真ん中のアーティストでハマっちゃいましたね。しかし、『Shape Of You』のBillboard JAPAN Hot 100での年間2位は凄い成績だよね。

半面、メインで聴いている「HM/HR」界は低調で曲単位では上述しているような素晴らしい楽曲にも出会えたけど、アルバムは不作でねえ。期待の”Nocturnal Rites”はクオリティこそ高いけど、やっぱり彼らにしては曲の殺傷力が弱くて、残念でしたね。あまりに「HM/HR」系のランクインが少なくなり過ぎたので、プレイヤー部門で好きなアーティストたちを選んだんですけど、インチキ臭い選出になりましたね。

一方で日本のメタル、ラウドロック系は相変わらず高品質で楽しめたのは対照的でしたね。復活してくれた”Blood Stain Child”、相変わらず良い感じで勢いのある”Fear, and Loathing in Las Vegas”など、高品質な楽曲を生み出せる力を持つ、”The Uncrowned”や”Cross Vein”などの更なるブレイクにも期待したいな。

2017年も素晴らしい楽曲に一杯出会えたし、Tunes部門はかなり悩みましたね。一方でAlbum単位で楽しめることが出来た作品が少なかったのも印象的でしたね。ダウンロードやMV試聴などで済ますリスナーも多いんだろうけど、本来の音楽制作は良いAlbumがあってこそだと思うんですけどね。(古臭い考え方なのでしょうけどね)

音楽との関わり方、聴き方の変化、嗜好の多様化など、国民的なヒット曲が出づらい環境であるのは間違いない一方で『ダンシング・ヒーロー』が再ブレイクしたりと混沌とした音楽界ですので、ある意味2018年に誰がスターになるのか、全く予想がつかない、面白い状況なのかもしれませんね。その意味でも”エレファントカシマシ”や”竹原ピストル”さんが「紅白」に初選出されたりというのは興味深いですね。どちらも良いパフォーマンスでしたしね。

坂道シリーズは勿論のこと、”星野源”さんは新たなアルバムにも期待大だし、”米津玄師”さんは更なるブレイクも期待だし、”椎名林檎”さんや”Mr.Children”、”THE YELLOW MONKEY”といったベテラン勢も素晴らしい楽曲をリリースしてくれたし、なかなかJ-Pop界は充実してきましたね。

2018年も素晴らしい音楽に出会いたいし、そのために今まで以上にアンテナを張っていきます!