今回の名曲レビューは前回、前々回に引き続き、昨年引退宣言をした”安室奈美恵”さんに敬意を表して、各世代ごとに彼女の名曲を紹介するシリーズ企画の第三弾です。

【名曲】 安室奈美恵 『a walk in the park』

【名曲】 安室奈美恵 『Say the word』
http://burning.doorblog.jp/archives/51386499.html

30代の”安室奈美恵”さんの名曲は2011年発表のソロ名義では通算で38th Singleとなる『Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story』収録の『Love Story』を紹介します。

Love-Story

”安室奈美恵”さんの歴史を振り返ると、10代~20代で人気が爆発しており、代表曲が揃っていることもあって、その時代が取り上げられるのがほとんどで、30代以降はリオデジャネイロ・オリンピックのテーマソングになった『Hero』くらいしか紹介されないですよね。

テレビ番組への出演もなくなり、ライブ中心だった時期ですし、全盛期と比べれば地味なんですけど、アルバムは売れ続けているし、ツアーはプレミアチケット化しているし、アジアでの人気もうなぎ上りって・・・本当に凄いです。過去の時代の寵児だった歌手、アーティストでも普通はオワコン感とか出るもんなんですけどね。彼女は全くそれが感じられずにここまで来ていることが本当に驚きです。

その意味でも自己プロデュース、マーケティングが上手く出来ていたということなんでしょうけど、楽曲は更に本格志向となっていく訳なんですけどね。

僕は『Say the word』~『60s 70s 80s』までが大好きで、だからこそ、「BEST FICTION」を強くお勧めしてますが、シングルで言うと『WILD/Dr.』以降はちょっと興味が遠のいた感じですね。

レビュー候補だった3曲のリメイク『60s 70s 80s』は素晴らしい出来だったね。







アレンジが素晴らしくて、拍手したかったけど、カバーなのでね。

このシングル以降、”安室奈美恵”さんの音楽からやや遠のいていた僕にとって、衝撃的に良かったのが『Love Story』なんだよね。



フジの月9「私が恋愛できない理由」の主題歌でもあって、ドラマ自体は僕には退屈だったけど、本人役でドラマ出演したりと話題になり、300万ダウンロードを記録したんだよね。

作曲はクリエーター集団「FUTURE UNISON」のメンバーである”T-SK”さんだね。このヒットをきっかけに一気に人気クリエーターになっていくんだけどね。

叙情的で泣けるバラードだよね。『SWEET 19 BLUES』はちょっとブルーズっぽさが強いし、歌い上げられて、やや疲れちゃうし、『Wishing On The Same Star』、『ALL FOR YOU』あたりの完成度の高さにも惚れちゃうけど、僕にとっての”安室奈美恵”さんのバラードは『Love Story』かな。

昔ほどCDが売れない時代の貫録の300万ダウンロードだからね。彼女が神格化されるうえでも、歴史的に重要な曲だと思いますね。(逆にオリコン最高位は3位)

今聴いても普通に良いバラードだし、配信での好セールスも納得ですよね。

でもこの曲も割と取り上げられないんだよね。勿論、『a walk in the park』、『Say the word』に比べるとまだマシだけどさ。彼女のキャリア史上最も良いバラードの一つだと思うので、僕の”安室奈美恵”さんの30代を代表する曲は『Love Story』にします!

P.S.さあ、40代はどうするかな?


Finally(Blu-ray Disc付)(スマプラ対応) 通常盤
安室奈美恵
Dimension Point
2017-11-08


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2008-07-30


Sit! Stay! Wait! Down!/Love Story(DVD付)
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