”乃木坂46”の「名曲アルバム」コーナーの第十八弾です。

【乃木坂46】 「名曲アルバム」① 『急斜面』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」② 『ロマンティックいか焼き』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」③ 『あの日 僕は咄嗟に嘘をついた』
http://burning.doorblog.jp/archives/48378115.html

【乃木坂46】 「名曲アルバム」④ 『何もできずにそばにいる』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑤ 『私のために 誰かのために』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑥ 『今、話したい誰かがいる』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑦ 『無表情』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑧ 『水玉模様』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑨ 『環状六号線』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑩ 『でこぴん』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑪ 『やさしさとは』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑫ 『生まれたままで』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑬ 『嫉妬の権利』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑭ 『無口なライオン』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑮ 『あの教室』

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑯ 『あらかじめ語られるロマンス』
http://burning.doorblog.jp/archives/50983643.html

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑰ 『せっかちなかたつむり』
http://burning.doorblog.jp/archives/51282914.html

僕は”乃木坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、”乃木坂46”の「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

今回は先日の「乃木坂工事中」の「乃木坂46ベストソング歌謡祭」企画で見事1位に輝いた『サヨナラの意味』を紹介したいと思います。

【感想】 「乃木坂工事中」 乃木坂46ベストソング歌謡祭(1位~10位)

【感想】 「乃木坂工事中」 乃木坂46ベストソング歌謡祭(11位~20位)
 


【乃木坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1274139.html

【乃木坂46】 全曲レビュー⑲~『サヨナラの意味』
http://burning.doorblog.jp/archives/48850997.html

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<全曲レビューコメント>

『サヨナラの意味』(全タイプ収録)

「★★★★★」。

満を持して、ファンの総意でもあった”橋本奈々未”のセンター曲で、『制服のマネキン』、『君の名は希望』、『きっかけ』などのグループカラーのど真ん中の楽曲を手掛けてきた名作曲家”杉山勝彦”さんの作品、更に”柳沢翔”監督をはじめ、そうそうたる映像スタッフを総動員したMVと文句のつけようもありません。

でも評価は少しだけ悩みましたね。”橋本奈々未”のこれまでの唯一のセンター曲『やさしさとは』と比較してどうか? ”杉山勝彦”さんの楽曲で”乃木坂46”の今年の「年度代表馬」的な楽曲となっている『きっかけ』と比べたらどうか? 純粋な楽曲の評価では「★★★★」をつけるのも考えたけどねえ・・・。

敢えて低い評価にするつもりもないけど、過去の楽曲が素晴らし過ぎるだけなんだけどね。実際にピアノの旋律が心地良いし、”若田部誠”さんのシンプルなアレンジが逆にグッとくるし、まさに「ザ・乃木坂」ってテイストの曲だし、クオリティは相変わらず高水準だしね。

十分に憂いを含んだ叙情的なメロディに、ブリッジの組み立ても秀逸だし、ラストも感動的だしね。15thではイマイチに感じてしまった”秋元康”さんの歌詞も本作では本当に素晴らしいし、”橋本奈々未”の卒業&芸能界引退へのエールも込めて、満点評価とします。

ちょっと気が早いですが、来年の卒業式ではいろんな学校で歌われそうな気がします。普遍的なヒット曲になる要素もあるので、僕には逆にそこが気になったところかもしれませんね。

でも十二分に良い曲です。

曲自体よりも僕はMVのほうがが好きかも。細かな仕掛けも楽しいけど、”橋本奈々未”と”飛鳥”の姉妹設定だったり、”棘人”という設定の意味合いだったり、この1年間制作されたMVでは圧倒的な出来じゃないかな。

『ハルジオンが咲く頃』のラストでファンを泣かせまくったのとは違うテイスト、終わり方だけど、それも”橋本奈々未”らしい感じがします。

それにしても、『サヨナラの意味』は”乃木坂46”にとっても、シンボリックな曲になるだろうね。これからも重要な曲になりそうだね。ジャケットもゴシックぽいけど、少し外していて、メンバーの美しさが神々しいし、素晴らしいね。でも女性受け狙いでかなり意図的だね。

でも、”橋本奈々未”の美しさ、儚さは別格だね。ホントに卒業&芸能界引退が惜しい・・・。

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ややネガティブなコメントになっているのは大反省です。

エース”橋本奈々未”さんの卒業シングルで狙いにいっている感があって、”乃木坂46”の王道的なメロウサイドの楽曲で歌詞もそうなんだよね。

特に「サヨナラは通過点 これからだって何度もある」のフレーズはさあ、御三家だったり、一期生メンバーの卒業を匂わす感じでさあ。ちょっとアザとさというか、悲しみというか、現実逃避したくなる気持ちもあって、ちょっと反発したくなったんだよね。卒業は致し方ないことなんだけどね。

でも素晴らしい歌詞ですし、普遍的だし、本当に凄いと思います。

この表題曲は本当に気合入っているんだよね。日本レコード大賞の作曲賞にも輝いた名ソングライター”杉山勝彦”さんのメロディは本当に感動的だし、”乃木坂46”に関わった多くの映像クリエーターが集まって、作り上げたMVも個人的には大好きです。

2回目の紅白出場での披露も素晴らしくてね。何度も見てますし、2016年の「紅白歌合戦」はいつまでも家のハードディスクに残ったままになっています。

上記のレビューで救いなのは『急斜面』、『きっかけ』といった真の名曲との比較をしながらも、ちゃんと「★★★★★」の満点評価をしていることですね。

今となっては”橋本奈々未”さんの卒業を経由し、『サヨナラの意味』は更に名曲度が上がったような気がします。いやー、沁みるし、素晴らしいメロディです。

その意味でも「乃木坂46ベストソング歌謡祭」での1位は納得だし、ファンから支持されているのも素晴らしいよね。

「アイドルファン=能天気で楽しい曲が好き」なんてことはないんだよね。コール・レスポンスがなくたって、ダンスが激しくなくても良いモノが良いと評価されているのは本当に凄いと思います。

こんなに好きになってしまって、「5th Year Birthday Live」で見ちゃうと本当に涙腺にヤバそうです。特典映像の予告もアップされているので気になる人はチェックしましょうね!





P.S.ちょうど出張が入っていて、「46時間TV」はガッツリ見るのが難しそうなんですが、28日発売のBlu-rayはAMAZONで予約したのでそっちが楽しみです。本物が一番いいけど、やっぱりライブ見たいなあ!