若月佑美 卒業セレモニー

一言で書くなら、笑いあり、涙ありの彼女らしい最高の卒業セレモニーでしたね。

正直、「卒業コンサート」ではなく、「卒業セレモニー」という公演タイトルでもあったので、ライブとしてはそこまで期待していなかったんですが、いやー、ナメてましたね。

セトリを元に少しずつ感想を書いていきますね。

ライブビューイングの兼ね合いもあるんでしょうけど、ライブ前のCMっぽい映像も一切ナシでアナウンスのみでスタートへの期待が高まります。今回のイベントのためにデザインされたカッコいいTシャツとマフラータオルに身を包んだファンが入場していき、あっという間に武道館が埋まっていきます。

影ナレ:梅澤、阪口、山下

最初の影ナレでは”山下”の号泣がインパクト大で、既に涙腺がヤバかったですね。僕は”若様”のタオルを持ってないし、買わなかったので、”山下”のタオルを首にセットし、スタートを待つことにします。

そして、暗転し、いつもの「Overture」です。

00.Overture

”若様”の過去の映像を駆使したVTRは感動的でいつも通り、会場は既にフルスロットル状態で大盛り上がりです。

01.ダンスパート(若様&男性ダンサー)

男性ダンサーを引き連れ、カッコいい”若様”が見れると思ったのが、途中から「ロボットダンス」へ展開し、会場は大笑いで、このセレモニーの空気感を少しつかめた気がしましたが・・・そこから”若月ロボ”がモニターに映し出されたシャッターをミサイルで撃ち抜くような演出で「満月」が登場し、聴き覚えのあるイントロが・・・。

02.狼に口笛を(全員)
03.音が出ないギター(全員)

”若様”が初めてフロントメンバーを務めたアンダーの名曲『狼に口笛を』ですね。この人気曲に会場は大盛り上がりです。コールもバッチリで実質的なオープニングっぽい流れが生まれます。

そして、そして初期の名曲『音が出ないギター』のイントロには痺れましたね~。ここも全員でのパフォーマンスで最高でしたね。最近のファンはチェックできてないのかもしれないけど、これは隠れた名曲で名曲アルバムで取り上げるくらい大好きです。

とここでMCです。

<MC>

ステージ右横にソファー席が用意され、「ザ・ベストテン」のような感じでメンバーが席に座り、”高山”が司会を務め、回していくような流れで進行していきます。ライブのスポンタニアスな流れはなくなりますが、これはこれでアリだなという感じがしましたし、新鮮で”若様”らしいなと・・・。トークも長めだったし、全体的にしっかりした作りで面白かったですね。「若の卒業前にやりたい曲」ベスト5を軸にVTRとパフォーマンスをし、思い出を語りながら、進行する流れでした。

「若の卒業前にやりたい曲」第5位は・・・

04.まあいいか?(若月、桜井)

二人の怪しい関係性を清算するという意味合いもあって、最後は”若様”が”桜井”に別れを告げるような演出もあって、”桜井”の絶叫に大笑いしました。「真夏の全国ツアー」でもやった組み合わせみたいですね。その時のプロデュースのセレクトは”桜井”だったようですけどね。

「若の卒業前にやりたい曲」第4位は・・・

05.告白の順番(女子高カルテット:若月、桜井、秋元、中田)

女子高カルテットの新曲ですね。MV撮影時の裏話も聴けたりで楽しかったし、曲も良いよね。フルサイズの最初で最後の披露という言葉にグッときちゃいます。

ここで箸休め曲ということで、あの曲が・・・。

06.ボーダー(蘭世、琴子、絢音、みり愛、山崎、純奈)

”若様”が聴きたかった曲ということでの披露でしたが、グッと大人になって成長したメンバーの『ボーダー』はかなり良かったな~。会場も大盛り上がりでしたね。パフォーマンス後にそれぞれのメンバーが”若様”への想いを語る場面も良かったですね。この曲も、二期生も愛されているね。

「若の卒業前にやりたい曲」第3位は・・・

07.失恋お掃除人(若様軍団)

絶対やるだろうとは思ってましたが、気丈に振る舞うメンバーをよそに”タマちゃん”が涙でねえ。滅多にパフォーマンスしない曲だけど、会場のコールは頑張ってたんじゃない? こちらも盛り上がったね。ラストは最後の箸くんネタから、箸をステージに置く、まさしく山口百恵さんの引退時のマイクを置く演出もあってね。箸がポツンと残っているのは笑ったね。”飛鳥”のコメントと爆笑も良かった。

「若様 尊敬 軍団」として、四期生も入れ、存続するのでしょうか? MV撮影時のエピソードも初めて聴く話で面白かったな。

ソファーでからあげを食べる「からあげ姉妹」に大盛りの白米を食べる”白麻衣様”も面白かったけどね。

「若の卒業前にやりたい曲」第2位は・・・

08.低体温のキス(若月、樋口、純奈)

これは意外な選曲でしたね。ステージ正面にソファーが置かれ、男装っぽい黒の衣装に身を包み、カッコいい”若様”が堪能できましたが、ソファーに腰掛けパフォーマンスするのもなかなか良いね。脇を支える二名も頑張ってましたし、かなりカッコよかったね。男前キャラの卒業は勿体ない!

「若の卒業前にやりたい曲」第1位は・・・

09.Rewindあの日(若月、西野、桜井)

「西若桜」ですね。このメンバーで表題曲をやっぱり狙っていた時期もあったんだね。一度くらいはやって欲しかったな~。でもいい思い出になった曲なんだね。こちらもフルサイズ披露でしたね。

しかし、渋い選曲が続くねえ~。新規ファンにはかなりしんどい流れかもしれませんけどね。

<MC>

さあ、ここで”かりん”にMCがバトンタッチされ、トークです。勿論、”若様”との思い出話を中心にトークが展開されます。”楓ちゃん”との関係性も知らなかったけど、面白かったな。

と、”かりん”と”新内”の二期生年長コンビがステージ中央に立ち、コールアンドレスポンスをし、ライブの再開です。「3年ぶりくらいにやる曲で、胸熱」と言っていたので、期待しましたが、意外な曲が・・・。

10.会いたかったかもしれない(一期生)
11.ガールズルール(一期生)
12.ロマンティックいか焼き(全員)
13.制服のマネキン(全員)※センター飛鳥

ここからはノンストップで通常ライブに戻る感じでしたが、強烈でしたね。『会いたかったかもしれない』は僕が”乃木坂46”の至極のディスコグラフィーの中で最低評価をつけた曲ではあるのですが、盛り上がりましたよ。今の状況で聴く『会いたかったかもしれない』はなかなかオツでしたね。

さあ、聴き覚えのあるイントロから会場は爆発的に盛り上がります。『ガルル』です。これは本当にライブでは鉄板だね。会場全体の一体感がハンパないですね。

そのまま名曲『ロマンティックいか焼き』です。いいな~、最高ですね。ファンとの掛け合いも素晴らしいし、こんな名曲が毎回セトリに入らないのが、”乃木坂46”のディスコグラフィーの素晴らしさですよ。いやー、最高!

そして、来ましたよ! 派手な特効演出もなく、『制服のマネキン』です。センターは”飛鳥”です。会場の盛り上がりは更にヒートアップするような感じですね。

いやー、最高。この時間が終わって欲しくないと思ってましたが、”若様”より「次が最後の曲です」と語られてしまいます・・・。

14.帰り道は遠回りしたくなる(全員)

これはねえ、本当に感動しました。曲も素晴らしいし、個人的には今日一番感動させられたな~。ファンのコールもしっかりしてましたし、迫っているセンターの卒業のプレじゃないけど、いやでもグッときちゃいますよね。ブラボー!

舞台は暗転し、「ワカツキ!、ユミチャン!」というアンコールの声が響く中、VTRがスタートします。

<VTR>

女子高カルテットのメンバーに若月が卒業を告げる映像から、若月の乃木坂加入からの日数をカウントしながらの様々な映像が流れ、感動的な作りになってましたね。素晴らしいというか、周りは泣いている人も多かったですね。

<若様からの手紙>

なかなか良い文章だったな。ここでは涙を啜る音が周りから一杯聴こえてきましたね。

ER01.失いたくないから(全員)

この曲でラストか~。手紙を”若様”が曲の途中でメンバー1人ずつにカーネーションを渡していく演出ですが、特に”桜井”とのやり取りがねえ、涙を誘いましたね。って、カーネーションの入った花篭の底に「本当の最後の曲は・・・」という文字が出たと思ったら、そのまま・・・。

ER02.ダンケシェーン(全員)

こんなに明るい楽しい曲ですが、”若様”以外は大号泣です。コールも決まり、いよいよ退場という最後の最後に”いくちゃん”から、「やっぱり若月だな!」「だな~」に展開し、終始笑顔だった”若様”も涙が・・・。美しかったね。最後は生声での「ありがとうございました」でしたが、流石舞台で鍛えた声量ですね。しっかり、届きましたよ。

ダンストラックを除けば、実質的な曲数は15曲だけど、”若様”らしい演出もタップリあって、期待以上に楽しめましたね。初めて聴くようなエピソードも多かったし、笑いあり、感動させられる場面もあって、参加した人たちはみな満足していたんじゃないかな?

久しぶりに聴けた曲もあって、個人的には良い意味で裏切られたけど、この場に参加出来て、最高だったし、”西野”の卒コンも絶対に行こうと心に決めちゃいました!(休み取るぞ!)

”若月佑美”さん、長年、選抜で福神を務め、中心メンバーでキャプテンシーもあり、芸達者でサービス精神も旺盛であなたの存在が”乃木坂46”というグループ全体に与えていたものは想像以上に大きかったと今更ながら、思います。

女優にデザイナーに才能溢れる、あなただから、未来には何も心配はしていませんし、益々の活躍に期待してます。本当にありがとうございました。