指原莉乃 HKT48卒業

結構大きな出来事だと思うんですけど、そんなに話題になってない感じですね。

「選抜総選挙」三連覇したのは2015~2017年ですし、”=LOVE”をはじめプロデュース業もスタートし、2018年は「選抜総選挙」の出馬を辞退してましたので、時間の問題という状況でしたからね。

まあ、サプライズの度合いで媒体露出の量は変わるでしょうけど、それにしてもねという印象です。

今でこそブログは”坂道シリーズ”の応援団みたいになってますが、そもそも、僕は音楽ファンであり、”乃木坂46”を知ったのも”AKB48”の活躍があったからこそですし、”指原莉乃”のことは鮮明に覚えています。

元々ブログで話題になったメンバーでもあり、”土田晃之”さんとの冠番組「さしこのくせに〜この番組はAKBとは全く関係ありません〜」は毎回見てましたね。

当時のイメージしていたアイドルとは全然違う”指原莉乃”、それをイジり倒す”土田晃之”さんの構図は毎回爆笑してましたよ。(銀だこでのアルバイト修行も面白かったし、「ちょっとすべる話」とか最高でしたよね、DVD化すりゃあ良いのにね)

そんな彼女は”Not Yet”にも参加し、2011年の選抜総選挙では9位に躍進。「笑っていいとも」のレギュラーも決まり、一気に”AKB48”の顔として存在感を増していく訳ですけどね。

2012年には、主演ドラマ「ミューズの鏡」にソロデビューと一人での仕事がどんどんと増えていく訳ですが、流石に冗談にしても、ここから上はないかな~と、勝手に個人的に思っていた選抜総選挙ではまさかの4位と更に順位を上げるんですよね。

そこでスキャンダル暴露でHKT48への電撃移籍というシナリオが出来、2013年の選抜総選挙では初の1位を獲得し、名曲『恋するフォーチュンクッキー』が生まれるんですよね。



2014年の選抜総選挙では”まゆゆ”に負け、2位に陥落しちゃいましたが、アイドルとしての存在感はドンドン高まっていっていた気がします。

そういえば、”内田裕也”さんと『シェキナベイベー』でコラボもしてますが、レビュー書いたね。



【名曲】 内田裕也feat.指原莉乃 『シェキナベイベー』

2015年に再び「選抜総選挙」で1位に返り咲き、初の連覇を成し遂げたと思ったら、破竹の勢いで三連覇を達成し、「総選挙」では敵ナシの状態となり、「選抜総選挙」のワクワク感はかなり減退したような気もしましたが、それだけのファンを、熱い推しを作り上げたのは彼女の努力の賜物であり、それを阻止できなかった他メンバーの問題が大きいと考えています。

「異端が王道に」なる瞬間を見させて頂いたのは楽しかったですが、やっぱり三連覇は偉業ですが、初回のインパクトを越えることはなかったようにも思います。

いずれにせよ、アイドル界におけるレジェンドとなった”指原莉乃”の存在は今でも凄い輝きを放っていると思います。

今後の予定としては2019年4月28日に横浜スタジアムで卒業コンサートを開催、更に5月28日にはマリンメッセ福岡で「指原莉乃大感謝祭」を開催予定とのことで、お膳立てもしっかりしているのは彼女らしいし、バラエティタレントとして以外にもプロデューサーとしての手腕を今後も発揮していってもらいたいと思います。

狙ってか偶然かは別にしても、世界的な活動を展開していく”IZ*ONE”こそが「世界選抜」と銘打った2018年の「選抜総選挙」における伏線回収であったのは明白です。国内でもAKSから”SKE48”がKeyHolderに身売りされたのも含め、”坂道シリーズ”全盛の時代に立ち向かうように、少しずつではありますが、48グループが構造改革を進めてきています。そんな変革期にプロデューサー”指原莉乃”の手腕は更に重宝されていくと考えています。

ライバル、公式ライバル云々の議論は別にして、競争相手がいない環境は不健全です。”坂道シリーズ”では”乃木坂46”がファッションモデルを務めたりで、女性ファンを開拓し、”欅坂46”がロックファン、音楽ファンの取り込みに成功し、更に”吉本坂46”では固定ファンをベースにしながらも、中高年を含め、新たなファン層の拡大を目指しているのは非常に賢いやり方です。

そんな中、ハイブリッド型の”けやき坂46”では”坂道シリーズ”の過去の取り組みの反省を踏まえ、選抜固定化を避けるように大量のセンターを輩出したりと様々なチャレンジをしており、目が離せない状況となっています。勿論、それぞれに新たな魅力あるメンバーも入れながら、長期政権維持のための施策もちゃんと進めています。

ショービズの世界は浮き沈みが激しく、非常に厳しい世界です。特に賞味期限の短いアイドル界において、どんな新たな形を見せてくれるかは今後も楽しみですね。

”指原莉乃”はその変化の中心で今後もやってくれそうな気がします。

辞め時はいつも難しいし、本人の意志ではないところでどうしょうもない部分もあったと思いますが、一旦、お疲れ様でしたと言いたいですし、今後の活躍にも期待したいですね。

P.S.指原プロデュースの”Someday Somewhere ”の『この恋はトランジット』は名曲だったよね。