いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46

ネタバレ注意です。

これから映画を観に行こうと考えている方は読まない方がいいかもしれません。

僕は公開3日目の日曜日に観に行きましたが、感想としては下記の通りです。

「これだけの素晴らしい素材、映像があるのに、こんなもんか」
「CD特典映像のほうが泣けた」

とネガティブな想いになってしまいました。

一作目の「悲しみの忘れ方」が素晴らしすぎたのかもしれません。

ちなみに僕は「悲しみの忘れ方」は初日に舞台挨拶も含め、観に行きましたが、それこそ5~10分に1回は泣いてしまうくらい、感動的な映像に完全にやられ、他の観客にバレないように涙を拭き、呼吸を整えてから、会場を後にした記憶があります。

【映画】 悲しみの忘れ方

【乃木坂46】 「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」 DVD&Blu-ray

”AKB48”のDocumentary作品も大好きでDVDも持ってるし、何度も見てますし、アイドルの過酷さ、残酷さに涙したことも何度もあります。

今回の「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」で涙したのは2ヶ所くらいですね。(泣いた数だけ、評価が上がる訳ではないけどね)

「上海アリーナ」でのラストの「ありがとう」ボードと『心のモノローグ』での歌唱前のWエースの涙と抱擁ですね。まあ、前者は別の映像でも見てますけどね。

インタビューや一部の映像を除けば、見ている映像が多かったりもして、既視感もありましたね。まあ、映画を一度だけ見て評価するのはちょっと違う気もしますし、前半のメッセージからの伏線回収の仕方などは何度も見ていくと印象が変わる可能性もありますが・・・。

コアなファンであれば、ほぼ知っている情報、見ている映像が多かったんじゃないですかね。

その意味でも新規ファン、ライトユーザー向けの映画だったんだなと思いました。

「アイドルに興味がない、”乃木坂46”は名前しかしらない」と映画でも語っている”岩下力”監督の目線もそれに合わせている感じがします。

CMディレクターで「乃木坂46 BEHIND THE STAGE IN 4TH YEAR BIRTHDAY LIVE」も手掛けられていますが、どう使っても悪くない素材を活かしきれなかった印象が強く残っちゃいましたね。

とはいえ、料金分は十分に元を取れたと思いますし、僕自身も価値を感じる映像だったとも思いますし、満足はしています。Blu-rayが出れば、買うと思います。

でも彼女たちの作品については、単なる「満足」レベルでは既に満足できなくなってます。

その意味でも「悲しみの忘れ方」は感動に打ちひしがれる出来だったと思いますし、何度見ても泣いてます。彼女たちのライブも毎回のように感動させられてますし、だからこそ、足蹴く現場に通う日々なんですけどね。

今回の「いつのまにか、ここにいる Documentary of 乃木坂46」は満足できる内容でしたが、感動レベルまでは至らず、彼女たちの作品としては僕は素直に拍手喝采できないなと思いました。

逆に最近、”乃木坂46”に興味を持った方にとっては、良い入り口としての映画になっていると思います。ここからどんどん沼のようにハマっちゃう可能性はあると思いますが、興味のある方は、是非見て欲しいですね。

P.S.アイドル自体が持つ「儚さ、せつなさ」、それを体現しきった”西野七瀬”さんの素晴らしい表情にはグッと来ました。”飛鳥”、”与田”を主役にしたかったんだろうけど、やっぱり本作の主役は”西野七瀬”さんだね。

改めて”高山”の”西野七瀬”さんに捧げた言葉は重いな~。

「一般人からアイドルになる瞬間を見てきた。」
「光を放ちながら去っていく姿がこんなにも美しくて悲しいことを知った」

【乃木坂46】「名曲アルバム」㉔ 『帰り道は遠回りしたくなる』
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桜井キャプテンの卒業については、落ち着いたら書きます。