1st Single『キュン』が女性アーティストのデビューシングルの歴代最高初週売上を1日分の売上のみで更新し、47.6万枚を記録したのと比べると下がった、物足りない感じもしちゃいますが、エース格の”柿崎芽実”が卒業を発表し、”濱岸ひより”が本シングルの活動休業を発表しており、握手枠が丸々二名分減った分をグループが持つ勢いで取り戻せなかったって感じですかね。
【日向坂46】 柿崎芽実 卒業発表!!!
http://burning.doorblog.jp/archives/53520747.html
いずれも握手会で見れば、完売クラスの人気メンバーですので、その売上減を考えると実質的にはグループはプラスの勢いを感じます。
まあ、いろいろと言いたい人はいるでしょうけど、僕は順当な結果と捉えています。
今回もシングルはType-A、B、Cを購入、通常盤収録曲はダウンロードしました。尚、生写真は”松田”、”京子”、”小坂”というラインアップでした。
では、発売からかなり遅れてしまいましたが、全曲レビューいきますね!
2nd Single『ドレミソラシド』(2019年)
『ドレミソラシド』(表題曲)
「★★★★」。
今回も王道のアイドルポップでしたね~。
MV公開時にも少しコメントをしてますね。
【日向坂46】 2nd Single『ドレミソラシド』フォーメーション発表&MV公開中
http://burning.doorblog.jp/archives/53484210.html
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『キュン』と同路線のブリブリのアイドルポップですね。
曲の評価は正式音源を聴いたうえで書きたいと思いますが、個人的にはやっぱりこの路線で走るのねという感じですね。音楽的にはカップリングに期待したいね。
MVは”丹生”ちゃんに目が行っちゃうな。出来るだけメンバー全員をフューチャーしようとしていて、意外に”こさかな”ちゃんが目立ってないかも・・・。
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センターは『キュン』に引き続き、”小坂菜緒”ですね。
曲自体は『キュン』よりも好きですね。『キュン』ほどブリブリの歌詞ではないので恥ずかしくなるようなことはないですけどね。
『キュン』と同様にアイドルポップのフォーマットにある曲ですが、メロディ構成が複雑で、サビの爽快感、スピード感がグッときます。
スタートからシンセの使い方も上手いんだけど、良い感じで夏曲っぽい爽やかさが出ている感じがします。(結構派手な音創りなんですけど、上手いですね ”乃木坂46”の『逃げ水』のアレンジに近いものを感じました)
なんと、作・編曲は『キュン』に引き続き”野村陽一郎”さんでした。メインの仕事はアレンジャーっぽいんだけど、いろんなタイプの曲を書けるし、一発で耳に残るキャッチーなメロディは共通してますので凄いですけどね。センターは『キュン』に引き続き、”小坂菜緒”ですね。
曲自体は『キュン』よりも好きですね。『キュン』ほどブリブリの歌詞ではないので恥ずかしくなるようなことはないですけどね。
『キュン』と同様にアイドルポップのフォーマットにある曲ですが、メロディ構成が複雑で、サビの爽快感、スピード感がグッときます。
スタートからシンセの使い方も上手いんだけど、良い感じで夏曲っぽい爽やかさが出ている感じがします。(結構派手な音創りなんですけど、上手いですね ”乃木坂46”の『逃げ水』のアレンジに近いものを感じました)
メンバーの輝きを上手く撮影できているMVは良い出来ですけど、やっぱり綺麗に、可愛く見せる王道アイドルMVの枠を脱することはなかったね。ハイスピードカメラ「ファントム」の利用も効果的だとは思いますけどね。個人的にはもうちょっとMVにも芸術性やストーリーを感じられるほうが好きだな~。
まあ、表題曲としては十分のクオリティでしょう。あくまで”小坂”をメインに置きつつも、新フロントの”河田”、”丹生”もいい感じで目立ってて良いですね。”小坂”を押し出しつつも、グループの層の厚さを主張するフォーメーションは運営の巧みな技と言っても良いでしょう。
『キツネ』(全タイプ収録)
「★★★★」。
選抜メンバー全員での共通カップリング曲ですね。センターはこちらも”こさかな”ちゃんですね。
いやー、和テイストのメロディをギターで刻むリフが最高だね。こういうのって、コミカルな雰囲気になりがちなんだけど、リフがカッコいいし、リズムセクションもしっかりしているし、カッコいいんだよね。それでいてスルメ系のメロディを持っているので、聴くごとにどんどん良さが増していくので、悩みましたが、満点評価まではいかないかな~。
比較するのはどうかなと思いながらも、”BABYMETAL”の名曲『メギツネ』と比べちゃったのがダメだったのかな~。
かなり良い曲だし、素晴らしいんだけどね。ライブではかなり盛り上がりそうな気もしますし、どんなコールでやるのかも面白そうだけどね。
”SKE48”の『意外にマンゴー』の作曲をされている”原田雄一”さんの作・編曲ですね。”AAA”や”天月”なんかにも楽曲提供されている方ですね。
MVは表題曲同様のアイドルMVの枠の中にある作品ですが、紙吹雪やカラーボールなどの色使いが効果的で、後半はお祭りっぽい雰囲気もあっていいんじゃないですかね。
夏っぽいムードも良いよね!
『My God』(Type-A収録)
「★★★★」。
こちらは一期生のみの楽曲となっています。前作『キュン』で唯一「★★★★★」評価をつけたのが、一期生曲の『耳に落ちる涙』だったので今回も楽しみにしてたんですけどね。
美味しいメロディが舞う、なかなかのクオリティを持つポップソングですね。味わい深いサビのメロディ展開が良いんだよね。無音を上手く使っているのもセンスを感じます。
ギターの入れ方も割と好きです。アレンジもそこまで凝ってないんだけど、親しみやすく、安心感すら感じますね。
作曲、編曲共に『誰よりも高く跳べ!』で有名な”doubleglass”さんですね。”乃木坂46”の最新シングルの通常盤収録となった「からあげ姉妹」の『曖昧』もそうですね。なかなかやるな~。
もうちょっとメロディが扇情的だったら、「★★★★★」もいけた気がします。その意味で勿体ない感じですかね、MVがないのも残念。
『Cage』(Type-B収録)
「★★★★」。
”東村芽依”、”金村美玖”、”河田陽菜”、”丹生明里”によるユニット曲ですね。
セリフから入る、割とシリアスタッチなミディアムテンポのロックチューンで彼女たちらしさは感じないカッコいい曲ですね。それこそ、”欅坂46”あたりがやったほうがハマりそうな気もしますけどね。
センターは”東村”ですかね。”丹生”ちゃんの声がかなり印象に残りますが、アニメ声とかではなく、良い感じの個性があって良いですね。
最後はピアノで綺麗に締めるのも良いんじゃないですか。
作・編曲は「坂道シリーズ」初参加となる”水流雄一朗”さんですね。自身でも『Quiet Rain ~モノクロの世界~』をリリースされてますね。まだ20代のコンポーザーですね。
MVは籠に閉じ込められたメンバーとそこから飛び出して自由に飛び立つメンバーのパフォーマンスが良い感じで表現されていて、悪くない仕上がりじゃないですかね。予定調和と言えばそうなんですけどね。
『やさしさが邪魔をする』(Type-C収録)
「★★★★★」。
”加藤史帆”、”渡邉美穂”、”上村ひなの”の三名によるユニット曲ですね。
センターは”かとし”ですかね?
一期生、二期生、三期生とバランスよく入れてますね。いつもそうだけど、”かとし”の声が良いんだよね。”美穂”の声も意外と高くて、”ひなの”の落ち着いた歌唱が絡んで良いハーモニーになってますね。
しかも、ひたすら叙情的で壮大なメロディがグッと来ますね。いやー良いね。
作・編曲は僕も大好きな胸キュンメロディメーカーの”aokado”ですね。
”aokado”の代表作は『365日の紙飛行機』でしょうが、”乃木坂46”では『孤独な青空』、『ひと夏の長さより…』、”欅坂46”では『制服と太陽』など、「坂道シリーズ」でもかなりの名曲を提供頂いてます。尚、”けやき坂46”では『約束の卵』以来ですね。
あとは”STU48”の名曲『暗闇』もそうですね。
”aokado”のメロディはクサくなりそうなギリギリのラインでとどまっていて、爽やかさで、エバーグリーン的な魅力を持っているのが凄いんだよね。
MVは公園みたいなところでのパフォーマンスを中心に美しい映像もあって、ちょっと『JOYFUL LOVE』のMVを思い出したけど、監督は別でしたね。良い出来ですね。
しかし、これはかなりの名曲だよ。2nd Single収録曲の中では一番好きだな~。
『Dash&Rush』(通常盤収録)
「★★★★」。
こちらは二期生と”上村ひなの”による楽曲ですね。センターは初となる”金村美玖”とのことです。
二期生曲もハズレなしですので、安心感がありますが、今回は今までの曲とは違い、アレンジのセンスもあるんでしょうけど、オシャレ感のあるポップソングでしたね。かなりカラフルなアレンジでそれこそ”きゃりーぱみゅぱみゅ”を彷彿させるような音数多めで、遊び心も十分で面白い仕上がりです。
作曲は”小田切大”さんで坂道シリーズは”乃木坂46”の『おいでシャンプー』、”欅坂46”の『302号室』以来ですね。編曲はお馴染みの”佐々木裕”さんですね。
ある種、中毒性のある味わい深いデジタルポップです。好きな人は多そう。
最後は特典映像です。
「はじめてペットシッターやってみた」(東村、松田、美穂)
「はじめて心霊スポットに行ってみた」(井口、美玲、河田、濱岸)
「はじめて超高級寿司屋に行ってみた」(加藤、小坂、上村)
「はじめて釣りビンゴをしてみた」(潮、久美、富田)
「はじめて全部凍らせて食べてみた」(京子、金村、宮田)
「はじめてホームランを打ってみた」(高瀬、高本、丹生)
基本的には緩い感じの企画でメンバーのプライベートを垣間見るような、ワチャワチャした映像作品ですね。とはいえ、メンバーのバラエティ力も高まっているので、十分楽しめましたけどね。
「はじめて超高級寿司屋に行ってみた」が面白かったな~。本館と別館の勘違いからスタートして、緊張感漂う中、それぞれの個性が楽しめて良かったですね。”ひなの”は可愛いし、落ち着いているし、大物感があるな~。ちょこっとだけだったけど、三人のセンターの話も面白かったな。しかし久兵衛でこんなに食べるかね!
「はじめて釣りビンゴをしてみた」はあっさりビンゴしちゃったけど、しっかり釣れたので面白かったね。最後の釣った魚が旨そうでねえ。寿司の企画もそうだけど、夜中に観るとマジで飯テロだね。
「はじめて全部凍らせて食べてみた」は”きょんこ”の料理での暴走が相変わらず良かったですね。”金村”推しはカメラ目線が多いので必見じゃないかな? こちらも面白かったです。
「はじめてホームランを打ってみた」も期待したけど、最後の”まなふぃ”の頑張りは拍手だね。”おたけ”の当たりはホントに惜しかったけどね。
「日向坂で会いましょう」のヒット祈願でもあったけど、特典映像でも2nd Singleへのプレッシャーを語るメンバーが多かったのは興味深いですね。
では2nd Singleの総括を。
表題曲『ドレミソラシド』はクオリティ的には『キュン』以上の出来だと思います。”ひらがなけやき”時代を含め、過去にあまり夏曲っぽいのをやってなかった”日向坂46”にとって、初の夏曲シングルですね。
その意味でも今後、ライブなどで重要な曲になりそうですが、シングル発売以降、イベントへの一部参戦くらいしかライブの発表がされてないのが残念ですね。
1年間はしっかり3枚シングルリリースして、世間認知度を上げにいく戦略なんでしょうし、年末の歌番組出演は勿論として、レコ大の最優秀新人賞も射程圏だと思います。
その意味でも順調に活動していくのが大事そうではあるけどね。エース”柿崎”の卒業、”濱岸”の活動休止は痛いけど、明るいニュースも欲しいところだね。アルバムも当面はないだろうし、ライブをねえ、お願いしたいね。
「HINABINGO2!」も始まったし、最近の冠番組でのメンバーの大喜利やモノボケなどのバラエティ力が極めて凄いことになっているので、違う展開もありそうだけどね。
いずれにせよ、しっかり坂道を登って行って欲しいね。
P.S.王道アイドルっぽいジャケットもバッチリ似合う良いメンバーが揃ってるのは魅力だね。
1位「ドレミソラシド」
2位「Cage」
3位「やさしさが邪魔をする」
4位「キツネ」
「やさしさが邪魔をする」と「キツネ」は僅差です。
残り2曲も気になりますねぇ。
dポイント・music.jpポイント・Google Play残高たくさんあるので買っちゃおうかな笑
私も「キュン」より