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 ”日向坂46”の3枚目となるシングルがリリースされました。

発売初日に過去最高となる39万枚のセールスを記録しており、思った以上に順調な滑り出しですね。前作超えのペースですが、勢いを図るうえでもデビューシングル『キュン』を上回れるかどうかがポイントですね。

2クール続いた「HINABINGO!」が終了したのも束の間、新番組も始まりましたね。

【日向坂46】 「セルフ Documentary of 日向坂46」
http://burning.doorblog.jp/archives/53867897.html

デビュー1年目の新人アイドルが、3rd Single発売記念ライブをさいたまスーパーアリーナでやっちゃうのも凄いし、相変わらずグループとしては好調を維持しているような感じですが、僕自身は”けやき坂46”の楽曲、ライブ(”日向坂46”改名後のライブ参戦は全握ミニライブのみですが)が良すぎたこともあって、”日向坂46”に対して、ブログでも少しネガティブな記事を書いたりしているんですが、今回のシングルも勿論楽しみにしてます。

心から良いなと思える曲が見つかることを期待してます!

勿論、今回もType-A、B、Cを購入し、通常盤収録の楽曲はダウンロードしました。

生写真は”井口”、”東村”、”宮田”というメンツでした。

では全曲レビューいきましょう!

3rd Single『こんなに好きになっちゃっていいの?』(2019年)

『こんなに好きになっちゃっていいの?』(表題曲)



「★★★」。

MV公開時のコメントが下記のようなものです。

【日向坂46】 3rd Single『こんなに好きになっちゃっていいの?』公開中

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さて、デビュー後、『キュン』、『ドレミソラシド』とブリブリのアイドルポップをリリースしてきた”日向坂46”ですが、今回のシングルではメロウでオシャレ感のあるバラードで来ましたね。

正直言うとそんなに印象は良くないです・・・。

MVはかなり出来が良いと思いますし、”こさかな”の表現力、佇まいとか醸し出すオーラが凄くてね。でも曲自体はメロウで耳馴染も良いんだけど、メロディが僕には予定調和的で普通の出来に聴こえたのが残念です。(特にサビ前の「Infinity~」あたりがね)
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表題曲ですが、さほど印象は変わってません。

改めて何度も音源で聴きましたが、最初のイントロからのインスト導入部、Aメロ、Bメロは割と出来が良いんだよね。音作りも良いんだよね。

だけど、サビ前の「Infinity~」から一気に陳腐に聴こえちゃうのが残念です。サビのメロディも予定調和的ではありますが、決して悪くない出来なのに残念です。

間奏パートのストリングスも良いし、コーラスの入り方も工夫されてて良いんだけど、ブリッジでの「Infinity~」でまた僕はガックリさせられちゃうんだよね。

まあ個人的な感性によるものなので、気にならない人にとっては名曲認定できることもあるんだろうけど、僕は苦手だな~。

作曲は”前迫潤哉、7th Avenue”、編曲は”7th Avenue”が手掛けてますけど、”前迫潤哉”さんは僕も大注目しているクリエーターでね。

彼が手掛けた「坂道シリーズ」の楽曲は下記の通りです。

乃木坂46『Another Ghost』(Yasutaka.Ishioと共作)
欅坂46『W-KEYAKIZAKAの詩』(Yasutaka.Ishioと共作)
欅坂46『ガラスを割れ!』(Yasutaka.Ishioと共作)
欅坂46『ここにない足跡』(Dr.Lilcom、春川仁志と共作)
日向坂46『イマニミテイロ』(Yasutaka.Ishioと共作)
日向坂46『JOYFUL LOVE』(Dr.Lilcomと共作)

”AKB48”の最近の曲の中では、個人的に一番お気に入りの『NO WAY MAN』も”Yasutaka.Ishio”さんと共作されてます。(最近でもないか・・・)

MVは等身大の彼女たちを映しつつ、センター”小坂菜緒”の魅力をしっかり引き出せているし、良い出来だと思います。監督は”池田一真”さんです。

だからこそ、誰がこのヴォーカルアレンジをやろうとしたのか? 犯人捜しをしてもしょうがないけど、この「Infinity~」がホントに残念です。

評価は「★★」も考えたくらいだけど、全体的な出来を考慮し、普通評価にしましたが、僕は苦手な曲です。お気に入りの人、ホントにごめんなさい。

『ホントの時間』(全タイプ収録)



「★★★★★」。

表題曲と同様に全メンバーでの楽曲となっています。

メロディラインはかなり変則的ではあるんですが、面白い出来になっていて、良いですね。またサビにかけてピッチが軽快になるのもかなり好印象です。サビも二段階でメロディを組み立てていて、深い味わいになってますね。

いやーこれはかなり優秀なポップソングじゃない?

口笛からスタートして、口笛で終わる構成も面白いし、グループコンセプトの「ハッピーオーラ」にも抜群に合っているんじゃないかな? ライブでも絶対盛り上がるだろうしね!

これが、デビュー曲『キュン』、『ドレミソラシド』と連続で表題曲を手掛けた”野村陽一郎”さんの作品なんですよね。今回のシングルでは『ママのドレス』も含め、2曲採用されていて、大活躍ですけど、彼の楽曲の中で一番好きかもしれませんね~。

長く楽しめそうなエバーグリーンな魅力もありそうなので、「★」1個おまけして、満点評価にしました!(当初は「★★★★」評価にしようと思ってたけど)

こっちを表題曲にしたほうが良かったんじゃない?

デビュー1年目はアイドルポップ三連発で締めくくったほうが潔くてカッコよかった気がするな。(乃木坂も1st~3rdはフレンチポップ路線で突っ走ったよね)

幕張メッセでの撮影をメインにしたMVはファンには楽しめるんじゃないかな? 出来は普通かな。

『まさか 偶然…』(Type-A収録)

「★★★★★」。

二期生の”富田鈴花”、”松田好花”のユニット曲です。

そういや、名曲『線香花火が消えるまで』はこの二人に”金村美玖”が加わったメンツでしたね。

二人とも歌上手いし、安定感あるよね。サビの歌唱はファルセットを多用しているんだけど、しっかり歌えているし、コーラスも良いね。

”aiko”あたりを思い出す感じのしっとりしながらも、メロディ展開が一筋縄ではいかない練り込まれた完成度の高いバラードですね。

それでいてリズムもワルツかな? 面白いし、クセになるリズムを使いながら、哀愁を上手く表現していて、非常に良い仕事だと思いますね。

作曲・編曲は代表曲『ひらがなで恋したい』を手掛けた”ケラケラ”の”ふるっぺ”さんですね。

昨年のBest Song Writerにも選出させて頂いたんですが、流石ですね。センス良いわ~。

今回のシングルの中で最も好きな楽曲どころか、個人的には”日向坂46”に改名してからの楽曲では一期生楽曲のキラーチューン『耳に落ちる涙』と双璧と言えるレベルの名曲かも。

MVがないのは残念なくらいの名曲。これは文句なしで素晴らしいです。

『一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない』(Type-B収録)



「★★★」。

期待の三期生”上村ひなの”の初のソロ曲ですね。

なんだかんだで”けやき坂46”時代を含め、ソロをやっているメンバーは”加藤史帆”、”齊藤京子”、”佐々木美鈴”の3名しかいないんだよね。(兼任&卒業の”長濱ねる”さんは除く)

不思議なことに、二期生は未だに誰一人、ソロをやっていないんだよね。それをスッ飛ばしての抜擢ですので、運営の期待の大きさが伺えます。

曲はダンサブルな要素もあるアッパーなポップチューンで”ひなの”の意外とカッコいい歌唱もあって、悪くないんですけどね。

”LiSA”あたりのアニソンを想起するし、そこに早口パートや朗読が入るのも今となっては、そんなに新しさは感じないですね。

”ひなの”のフレッシュさに比べ、曲自体がやや古臭いパターンのように感じたのが残念なのかな?

作曲、編曲を手掛けるのは”辻村有記、伊藤賢”といういずれも「坂道シリーズ」初参加の方ですね。”辻村有記”さんは元”HaKU”のフロントマンだったみたいですね。”伊藤賢”さんはギタリストでアイドル、アニメ系のギター参加や楽曲提供をされているようです。

MVはちょっとミステリー要素を挟んでますが、まあ普通の出来かな? ”ひなの”の魅力をいろいろと引き出したい意図は分かるんだけど、ややピンボケしている印象です。いろんなシチュエーションや衣装を使ったり、逆にシンプルなシチュエーションでも彼女の様々な魅力が出せたような気もするし、制作サイドはやや考え過ぎで素材の良さを活かしきれなかったんじゃないかな?

『ママのドレス』(Type-C収録)



「★★★★」。

”潮紗理菜”、”加藤史帆”、”齊藤京子”、”佐々木久美”、”高本彩花”のユニット「りまちゃんちっく」による楽曲です。

『沈黙した恋人よ』、『ハロウィンのカボチャが割れた』に続く三曲目となります。(いずれも”欅坂46”、”けやき坂46”の1st アルバムに収録されてます)

前述のとおり、こちらの作曲、編曲は”野村陽一郎”さんなんですが、1960年代ポップスの”Frankie Valli”の『Can't Take My Eyes Off You』をサンプリングしたような良い感じのフワフワ感があって、やるね~。(”Boys Town Gang”のカバーのほうが有名かな?)



メロディセンスもあるし、長く楽しめそうな佳曲ですね。

「りまちゃんちっく」は初MVですね~。こちらのMVも監督は監督は”池田一真”さんです。まあ、普通の出来かな。

『川は流れる』(通常盤収録)

「★★★★」。

こちらは全員での楽曲ですが、”けやき坂46”時代に近い楽曲だと思います。

それこそアルバム「走り出す瞬間」に収録されていても違和感ない感じがします。

そこまで芳醇ではないけど、まずまず憂いのあるメロディが堪能できる佳曲ですね。

音楽クリエーター集団「agehasprings」に所属されている”中野領太”さんの作曲・編曲です。「坂道シリーズ」は初参加ですかね? アイドル、アニメ系、”安田レイ”さんや”水瀬いのり”さんにも楽曲提供をされてますね。

「特典映像~ひなたの休日~」

今回の特典映像は「ひなたの休日」で、全メンバーの休日の一コマを切り取ったような映像ですが、ちょっとマッタリし過ぎて、退屈に感じるのも多かったけど、推しには嬉しいかもね。

綺麗に魚をさばく”おたけ”は良かったな~。あと嫌いなピーマンを克服する”松田”も面白かった。

ひたすら可愛さに惹きこまれる”河田”、”丹生”も良かったですね。

DTMに挑戦する”富田”、ウクレレで自分たちの曲を歌う”美穂”が楽しめたかな。”小坂”の大阪弾丸旅行も良かったんじゃない? あべのハルカス展望台~NIFRELは僕も行ってみたいです。

最後に3rd Singleの総括です。

”日向坂46”が総力戦で挑んだシングルというイメージを持ちました。

1st、2ndと続いていた一期生曲、二期生曲がなくなり、全員での楽曲とユニット曲とソロになってます。

久々となる人気ユニット「りまちゃんちっく」、次世代エース筆頭”上村ひなの”のソロを投入する等、現時点での手持ちの札を全部切ったような感じで気合が入っている印象です。

個人的には表題曲、期待していた”ひなの”のソロが残念でしたが、それ以外は粒揃いの楽曲が聴けて嬉しいです。特に『まさか 偶然…』は本当に素晴らしい曲ですね。

”ひらがなけやき”時代から”日向坂46”デビューしてからの楽曲コンセプトはまだ定まってない印象ですが、これだけ”野村陽一郎”さんを多用してきたんだから、『ホントの時間』、『ママのドレス』等のハッピー要素が感じられる、一癖あるアイドルポップを中核に置いていくのが正解だと思います。

その意味でも少し明るい光が見えたシングルだったし、僕にとっては少しポジティブに転換できた気がします。

益々、頑張って欲しいな!

P.S.音楽ファンには名曲『まさか 偶然…』を一度チェックしてもらいたいです。