”欅坂46”の名曲アルバムの第4弾です。

【欅坂46】 名曲アルバム① 『キミガイナイ』
http://burning.doorblog.jp/archives/54773160.html

【欅坂46】 名曲アルバム② 『世界には愛しかない』
http://burning.doorblog.jp/archives/54786059.html

【欅坂46】 名曲アルバム③ 『二人セゾン』
http://burning.doorblog.jp/archives/54821402.html

僕は”欅坂46”というグループそのものも、メンバーも好きですが、やっぱりその至極の楽曲の素晴らしさがあってこそだと思っています。アイドルソングの領域で語るにはあまりに勿体ない、そのクオリティの高い楽曲の魅力を全曲レビューなどで伝えてきているのですが、その中でも特に一般の音楽ファンに聴いてもらいたい楽曲を改めてレビューし直したいと思い、「名曲アルバム」シリーズの記事を書いております。

初の無観客・配信ライブ「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」での衝撃的な発表もあって、話題になっている一方で、相変わらず”欅坂46”はロックな道を突き進んでいるな~と安心させられましたね。

【欅坂46】「KEYAKIZAKA46 Live Online,but with YOU!」
http://burning.doorblog.jp/archives/54832332.html

【欅坂46】 活動休止&改名について考える
http://burning.doorblog.jp/archives/54832427.html

「活動休止&改名について考える」の記事にも書きましたが、”平手友梨奈”さんの脱退後、グループとしての音楽活動が停滞していたのは誰の目から見ても明らかでしたので、新しい動きが出てきたことは大歓迎です。

今回の件は派手に報道されていますが、実質的には”Mrs. GREEN APPLE”が活動休止し、「フェーズ1」から「フェーズ2」に移行するのとさほど変わらないと思います。

中心メンバーが抜け、新たなメンバーも追加されており・・・って、現28名中、8th Singleまでに参加していないメンバーって、15名にものぼります。

実質新たなグループとして再生する訳ですから、改名するのは極めて妥当な判断のように捉えてます。(特に「欅坂46=平手友梨奈」の呪縛を断ち切るためにもね)

新たなグループになることでコンセプト等は見直しになる可能性はあるのですが、CMにも起用されていたラストシングル『誰がその鐘を鳴らすのか』は既定路線の曲ですから、あまり参考にはなりませんね。新グループの新センター、新たな楽曲マテリアルに期待をしていきたいですね。

前置きが長くなりましたが、今回は4th Singleから選曲します。

【欅坂46】 全曲レビュー
http://burning.doorblog.jp/archives/cat_1287501.html

選曲は悩みました・・・代表曲『不協和音』、ネオフォークの名曲『チューニング』も候補でしたが、今回の名曲アルバムでは『エキセントリック』を取り上げることにしました!

4th Single『不協和音』(2017年)

【欅坂46】 全曲レビュー④~『不協和音』
http://burning.doorblog.jp/archives/49825833.html

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<全曲レビューコメント>

『エキセントリック』(通常盤収録) 



「★★★★」

『エキセントリック』と言えば、まず思いつくのは”ダウンタウン”の『エキセントリック少年ボウイ』なんですけど(笑)、本当にエキセントリックな楽曲です。

この曲は表題曲の候補だったらしいんですけど、これが表題曲だったら、また違うイメージのシングルになったのは間違いないでしょうね。

変な感触の曲で、言葉の量も多くて、ラップっぽいパートもあって、都会的な冷淡さもある、ヒリヒリした緊張感もあって、本シングルでは『不協和音』以上に冒険している楽曲かもしれませんね。(というか、”欅坂46”史上最も実験的な楽曲かもね)

こちらが表題曲だったほうが”欅坂46”のブランディング、マーケティングとしては良かった気もしますけどね。でも僕の曲自体の評価は満点にはならないかな・・・って、メロディもなかなか秀逸だしなあ。でも聴き込むごとにハマる感じのクセの強い楽曲で好きな人、評価する人がいるのは分かりますし、今の「J-Pop」においても最も刺激的で革新的な楽曲かもしれませんねえ。その意味で通常盤収録は勿体ない感じがします。ファンは必聴だね。

作曲は”ナスカ”さんで編曲は”the Third”といずれも全く知らない方ですねえ。でもストリングの使い方、かなり変則的なリズムだったりと先進的で実験的な音作りではありますねえ。才能を感じます。

でも今回のシングルでは一番音楽的な評価は高い楽曲になるんだろうなあ。でも個人的には素直に好きって言いづらいなあ。その意味で評価が難しい楽曲だなあ。
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このレビューを書いた当時は、『エキセントリック』の世間評価が高まっていて、天邪鬼な僕はややネガティブにコメントをしています・・・『エキセントリック』と言えば、『エキセントリック少年ボウイ』なんてのを書いてるのも、今読み返すと恥ずかしい・・・。(でも『エキセントリック少年ボウイ』は名曲ですよ!)

『エキセントリック』を聴いたときは、音楽的な新しさは感じたけど、世間評価の高まりほどは評価出来てなくて、また新たなクリエーターが出てきたか・・・ってくらいでした。

その後、1st Album収録の王道ロックチューンをアップデートしたような『危なっかしい計画』をきっかけに僕は”ナスカ”の大ファンになりました。

”ナスカ”はその後、『避雷針』、『黒い羊』を”欅坂46”に提供していきましたが、個人的には、現在の音楽シーンで最注目すべきクリエーターだと捉えてます。





尚、”平手友梨奈”さんのソロ曲『角を曲がる』、”乃木坂46”の『ジコチューで行こう!』も手掛け、現在の日本の音楽シーンで、最も厳しい楽曲コンペであろう「坂道シリーズ」のメインソングライターの一角に食い込んできてますね。





曲の分析に戻りますが、”ナスカ”の作る曲って、説明が凄く難しいんですが、「聴き込むごとに癖になる曲展開の妙」と「キャッチーなメロディ」が共存していて、人生の1曲と言えるほどのインパクトが出るところではないでしょうか?(『ジコチュー~』はテイストが違うけどね)

改めて『エキセントリック』ですが、彼女たちのライブでは欠かせない曲になってますね。ピアノが踊りまくってますが、それがメロウであり、攻撃的だったりで、この使い方がセンスを感じますね。

”山内パンプキン”こと、”山内麻里子”さんの手腕だと想像しますが、味わい深いメロディの上で、時には繊細で、時には攻撃的なピアノが暴れまくっていて、バックトラックを聴くだけでも鳥肌が立つような緊張感を感じます。

それでいてVocalはラップ調の早口パートもあって、”欅坂46”史上、最もアーティスティックな楽曲に仕上げているのが凄いです。

振り付けも良いんだよね。中腰で両腕を緩やかに振るパートはライブで毎回痺れますね。靴を脱いで、振り回すのは個人的には・・・ですけど、ある意味オカルト、サブカルっぽい匂いがするのは楽曲に合っているようにも思います。

暴論ですが、4th Single後の僕にとっての”欅坂46”は”ナスカ”の楽曲を聴くことが目的になったところもありました。今回取り上げた『エキセントリック』はそのスタートだったこともあって、非常に印象的な楽曲になりましたね。

魔曲『不協和音』ではなく、『エキセントリック』を表題曲にしていれば、”欅坂46”の歴史は大きく変わったのかもしれませんね。

P.S.4thは”欅坂46”が歩む道を決めた、グループコンセプトを明確に定めた、重要な作品かもしれませんね。しかし、ベストアルバム出してくんないかな・・・9thの未発表曲と『角を曲がる』も収録して。

不協和音(TYPE-A)(DVD付)
欅坂46
SMR
2017-04-05


不協和音(TYPE-B)(DVD付)
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2017-04-05


不協和音(TYPE-C)(DVD付)
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2017-04-05


不協和音(TYPE-D)(DVD付)
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2017-04-05


不協和音
欅坂46
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2017-04-05


不協和音 (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2019-10-01