”乃木坂46”の全曲レビューシリーズの第34弾です。

2021年の”乃木坂46”のスタートを飾るシングルですね。(パチパチ)

2020年はコロナ禍でエンタメ自体が苦境に立たされ、イベント規制が敷かれ、十分な活動が仕切れない中でも、ファンを楽しませる施策をWeb中心に色々と繰り広げてくれて感謝しています。

個人的に特に印象的だったのは、2020年の「My Best Selection」でBest Tunesに選出した『世界中の隣人よ』ですね。



マジで昨年の緊急事態宣言中は毎日観てたもんな~。禁じ手とも言えるOG登場にもワクワクさせられたしね。

そして、アサヒビールのCMではその続編のような共演にグッと来たな~。



2020年のグループとしての、世間一般での最大のトピックスは長年エースポジションでグループの顔として活躍した”白石麻衣”さんの卒業であることは間違いないでしょう。

「au」に「SUUMO」にCM出まくっている”西野七瀬”さんの活躍も喜びつつ、最強ツートップに感傷的になったりはするんですけど、いやいや、まだまだ現在の”乃木坂46”にも期待しかありませんよ!

”堀”は卒業発表しちゃいましたが、現エース”飛鳥”は健在ですし、”生ちゃん”も”みなみ”も二期生も健在だし、三期生、四期生も順調に成長しているし、まだまだ層の厚さは変わらないと思ってます。

そんなグループの2021年のスタートを切るシングルは18th Single以来となる、久々の三期生センター、しかも初の単独センターとなった”山下美月”を軸にした新体制ですので、新たな坂を上って欲しいと願ってます。

24thは四期生フロント、26thは三期生フロントと、順序こそ逆になったような気もしますが、センターの”山下”は勿論、”梅澤”、”久保”にとっても、世間認知を高める大チャンスでもありますので、層の厚さを更に強靭にしていって欲しいなと思います。

今回もType-A~Dを購入し、通常盤収録曲はダウンロードしました。

特典の生写真は”筒井”、”山崎”、”山下”、”遠藤”でした。

26th Single『僕は僕を好きになる』(2021年)

僕は僕を好きになる

『僕は僕を好きになる』(表題曲)



「★★★★★」

MV公開時にコメントもしてますね。

【乃木坂46】 26th Single『僕は僕を好きになる』MV公開!
http://burning.doorblog.jp/archives/55379079.html

***********************
『僕は僕を好きになる』は曲自体も良いよね~。

最初、歌番組で聴いたときには、「”杉山勝彦”さんの作品にしてはメロディ弱くない?」って思ったんだけど、完全にスルメ曲で聴くごとに良くなるな~。

まあ、それでもメロディ自体の良さとなると過去の”乃木坂46”への提供作品と比べちゃうと弱いかもしれませんね。
***********************

上記の記事はMVの評価が中心でしたが、昨年末からたびたび音楽番組でも披露され、MVで聴いたり、改めて音源でもしっかり聴き直しましたが、良い曲です。

聴くごとにメロディの良さが伝わってくるんですけど、どうもツカミが良くないのが個人的にはどう評価すべきか、悩みましたが、逆にエバーグリーンに楽しめる名曲になると思い、「★★★★★」の満点評価とさせてもらいました。

作曲は過去の”乃木坂46”の名曲を数多く生み出してきてくれた”杉山勝彦”さんで、アレンジは”石原剛志”さんとの共作となっています。

シンプルなピアノでスタートするイントロも良いし、メロディ展開もお見事ですね。数年後に代表曲と言われるようになってたら良いなと思ってます。

MVも予定調和を裏切りつつ、素晴らしい出来だと思います。アニメ版も良い出来だね。

尚、「はるやま商事」のCMソングにも起用されています。

新たな時代を切り開くというほどの衝撃はないけど、クオリティの高さに安心させられる楽曲ですね。

『明日がある理由』(全タイプ収録)

「★★★★」

配信シングル『Route 246』の選抜メンバーによる楽曲でセンターは”岩本”ですね。(選抜でのセンターが”岩本”というのは凄いね、良い経験になるんじゃないかな)

「第40回 全国高等学校クイズ選手権」のテーマソングとして、初披露されたのが懐かしいですね。

ちなみに「全国高等学校クイズ選手権」のテーマソング起用はこれで5年連続となっています。『僕だけの光』はライブでもそこそこ重要な曲になっているし、”高山”唯一のセンター曲『泣いたっていいじゃないか?』もメロディアスで何度聞いてもグッと来るよね。

36回『僕だけの光』
37回『泣いたっていいじゃないか?』
38回『あんなに好きだったのに…』
39回『僕の思い込み』

話が脱線しちゃいましたが、”乃木坂46”らしい、ミドルテンポの哀愁度の高いメロディが舞う、非常に出来の良い曲だと思います。ちょっとサビのコーラスの入れ方が印象的ですかね? ブリッジ等、もう少し盛り上がる展開だったら、「★★★★★」の満点評価になったかもな~。

作曲、編曲は共に”YU-JIN”さんですね。

”秋元康”さんとワーナーが手掛けているガールズロックバンド”ザ・コインロッカーズ”に楽曲提供されているくらいしか情報がありませんが、歌も歌われるようで、Twitterでは『炎』の歌唱も聴けました。上手いし、肩肘張らない感じの歌唱が割と好みです。(コーラスも自分で重ねてるんだろうね)

https://twitter.com/yu_jin_ks

MVがないのが残念な出来だと思います。

『Wilderness world』(Type-A収録)



「★★★★」

26th Single選抜メンバーによる楽曲でセンターは”飛鳥”が務めています。

本作は「荒野行動」のコラボレーションソングとなっていますね。(タイアップ3曲というのは流石ですね)

曲は哀メロが効いたダンスチューンですが、アレンジが良いのかな? かなり良い感じでノレる曲だと思いますね。個人的にはそこまで好みのタイプの曲ではないんですけど、聴くごとに良い曲だなと思うようになりました。

作曲は”嵐の『Love So Sweet』、『Step and Go』、『ふるさと』等の楽曲提供が有名で、昨年は『I see…』がバズった”youth case”ですね。本作では『Out of the blue』も彼の提供曲ですが、大活躍ですね。

尚、アレンジにはドラマーで様々なアーティストのサポートも務めている”城戸紘志”さんも参加されていますね。

評価は悩みましたけど、「★★★★」にしておきます。

MVは流石のビジュアル集団という感じで圧倒されますね。「荒野行動」の世界観のハード目の衣装も良いけど、私服っぽいのも映えるね! ”飛鳥”センターというのも決まっていて、表題曲よりも表題曲っぽい雰囲気あるね~。

『口ほどにもないKISS』(Type-B収録)



「★★★★」

24th Single以来のアンダー楽曲ですね。センターは”阪口”が務めています。

24thのアンダー曲『〜Do my best〜じゃ意味はない』は”岩本”がセンターを務めてましたので、アンダーセンターも三期生の時代に入ったということですね。(感慨深いね)

この曲を初めて聴いたのは、「アンダーライブ2020」でした。

【乃木坂46】 「アンダーライブ2020」最終日
http://burning.doorblog.jp/archives/55319265.html

***********************
新曲は明るい雰囲気のポップソングでした。メロディの展開がかなり良い感じです。フルサイズ披露かな。2番のサビからステージで花火も上がりますね。

途中「笑(わら)」という言葉が入ったりもするんだね。
***********************

冠番組でも既に取り上げられていますが、センター”阪口”のギャルっぽい、イマドキな感じが上手く取り入れられている楽曲だなという印象です。

曲自体はさほど捻りもないポップソングだと思いますが、アンダー曲はこういった可愛らしいポップ曲が少ないので、ライブでは良いアクセントになりそうに思います。

特徴としては上記の記事にも書いている通り、「笑(わら)」と「OK」のコーラス? 合いの手? の差し込みくらいでしょうか。でもこれがクセになるんだよね~不思議。

「★★★★★」にしようかとも思ったけど、「★★★★」にしておきます。

こちらは”中村泰輔”さんの作・編曲ですね。

”中村泰輔”さんは『僕のこと、知ってる?』、『アナスターシャ』とシングル3枚連続での起用ですね。他にも坂道シリーズでは”ゆいちゃんず”の『渋谷川』、『1行だけのエアメール』、”156(イチコロ)”の『バレエと少年』、”櫻坂46”の『Buddies』も彼の作品です。

MVはディズニー映画のような綺麗な映像で良い出来だと思います。しかし、アンダーメンバーでもこれだけカワイイのは反則だね。

しかし”絢音”ちゃんがいるだけでシリアスなムードになるのが面白いね!

『冷たい水の中』(Type-C収録)



「★★★★」

【乃木坂46】 堀未央奈 卒業発表!!!
http://burning.doorblog.jp/archives/55253571.html

二期生エース”堀未央奈”の最初で最後のソロ曲ですね。

叙情的なバラードで、グッときますね。歌詞も鮮烈で・・・アイドルとして苦悩し続けたであろう”堀”を表現していて、素晴らしいね。

作曲と編曲を手掛けているのは「坂道シリーズ」初参加の”山口寛雄”さんですね。個人的には”EXILE”の初期の名曲『運命のヒト』、『HEART of GOLD』の印象が強いんですけどね。





この曲は好みだけで言うと限りなく「★★★★★」に近いかな?

しかし、このMVは反則だね。特に楽曲終了後のアカペラをバックにしての、センター抜擢のシーンだったり、初のアンダー落ちの瞬間を入れ込むのはダメですよね、嫌でも泣いちゃう! 制服を脱ぎ捨てるという衝撃のシーンも卒業宣言も効果的だと思うし、”山戸結希”監督の愛情がタップリ詰まっているように思いますね。

女優としても良いモノ持ってると思うので、頑張って欲しいな。バラエティ適性もあると思うんだけど、新たな人生をしっかり歩んでほしいな。

しかし、数年後に”林”がバスラでこの曲をソロで歌っているシーンを妄想しちゃうな~。

『Out of the blue』(Type-D収録)



「★★★★★」

5曲目となる四期生曲ですね。センターは”早川”で、新四期生の5名が楽曲初参加しています。

この曲を初めて聴いたのは、昨年末の「四期生ライブ 2020」ですね。

【乃木坂46】 四期生ライブ 2020
http://burning.doorblog.jp/archives/55277734.html

***********************
曲自体は『I see...』に近い、90年代のJ-Popを彷彿させる、明るいポップソングでした。タイトルは重たそうな雰囲気の曲調を思い起こさせるんだけどね。
***********************

『I see...』同様に”SMAP"感があるのが面白いね。曲自体も王道の「J-Pop」だし、コーラスの入れ方もそれっぽいよね?

悪くないんだけど、やや二番煎じっぽく感じてしまったのは減点かな?と思いつつ、聴けば聴くほど味わい深くて、「★」1個おまけして「★★★★★」の満点評価にしちゃいました!

尚、作曲は”youth case”で編曲は”石塚知生”さんとの共作ですね。”石塚知生”さんは「ジャニーズ」御用達って感じのアレンジャーですね。個人的にはレビューも書いた”GIRL NEXT DOOR”の『Winter Game』が大好きです。

【名曲】 GIRL NEXT DOOR 『Winter Game』
http://burning.doorblog.jp/archives/44992413.html



MVの修学旅行のワチャワチャ感のある「枕投げ」を題材にしながらも、ぶっ飛んでて、それでいて、メンバーの楽しそうな雰囲気も感じられる映像で、楽しめましたね。

今回のシングルのMVはエンドロールが入ったりで、長尺のモノが多い気がするんだけど、クオリティが高いし、メンバーの色んな表情が観れて楽しめますね。

60~70年代くらいのポップソングっぽいメロディも感じられるんだよな~、良い曲だね~。

『友情ピアス』(通常盤収録)

「★★★★」

三期生の”大園”と四期生の”遠藤”によるユニット曲です。

それぞれの期を代表するエースによる二人で、個人的にはいずれも推しタオルを持ってるくらい好きなので、嬉しい組み合わせなんですけどね。

曲自体はフォークの範疇に入ると思うけど、四畳半フォークのような泥臭さはなくて、それこそ”The Beatles”の後期の曲のようなシンプルなアレンジでオシャレで好印象です。

メロディも良いよね、もう少し盛り上がる感じだと更に良かったかもな~。

本作の作・編曲は”カワノミチオ”さん(御年63歳!)です。僕が大好きな『あの教室』以来の楽曲提供ですけど、『あの教室』ほどの煌きは感じられなかったかな? 良い曲だとは思うけどね。

【乃木坂46】 「名曲アルバム」⑮ 『あの教室』
http://burning.doorblog.jp/archives/50562058.html

しかし”大園”のソロっぽく聴こえるのはもったいない気がします。ミキシングでもうちょい”遠藤”の声を活かせるように出来たんじゃないかな?

それでもライブで観たら、この組み合わせに歓喜しそうですね。個人的にヤバいっす。

特典映像は四期生、新四期生の個人PVです。

2回ほど観ましたけど、同じCMで全く違う面を魅せてくれた”清宮”、激辛料理にひたすらチャレンジしたり、ディレクターに関西弁で逆切れする”賀喜”、個人PVの裏側をコミカルに映し出す、ほぼロケ弁食レポのような”林”、「ノギザカスキッツ」でも人気のあのキャラも登場する王道的な個人PVの”金川”あたりが良かったかな? 缶蹴りをテーマにした”掛橋”のオシャレな映像も割と好きでしたね。

今回の個人PVは「天才」がテーマになっているんですが、不思議な感覚でしたね。 

最後に総括です。

コレ!って、キラーチューンこそ存在しませんが、クオリティは相変わらず高いです。

今回は表題曲がダントツで一番かな?と思ってたけど、改めて聴き込むと『Out of the blue』もかなり出来が良くて、耳に残るし、それ以外の曲も最後まで「★★★★★」にするかどうか、評価は結構悩みましたね。

人によって、音楽の好みはそれぞれでしょうけど、何かしら気に入る曲が出てくるようなバラエティにもなっているんじゃないですかね。

”白石麻衣”さんの卒業を受け、表題曲は新センター”山下美月”をフューチャーし、カップリングでも選抜では初センターとなる”岩本”、初アンダーセンターの”阪口”、四期生曲で初センターの”早川”とフレッシュさを意識した布陣になっているのが面白いね。

グループが三期生、四期生時代に突入しているのは明白ですが、それがより鮮明になったシングルと言っていいでしょう。

卒業シングルの意味合いもある”堀”の初ソロ曲、そして現エースの”飛鳥”のセンター曲に、三期生、四期生エースによるユニット曲とバランスも良いのではないでしょうか?

新時代の”乃木坂46”の総力戦っぽいイメージですね。

個人的には25thの『サヨナラ Stay with me』や24thの『路面電車の街』、『図書室の君へ』のようなキラーチューンがなかったのは残念ですが、今年はしっかり活動を軌道に乗せてもらって、良い曲を供給して欲しいなと思います。

「8th Years Birthday Live」の主役は”遠藤”だったと思いますが、9thは誰が主役となるのか、また新たに伸びるメンバーは誰なのか、期生ライブをセットしているのも、非常に興味深いですね。

いずれにせよ、これからが楽しみです。

P.S.そろそろ第2回「坂道合同オーディション」やりそうな雰囲気あるんだけどな~。ワクチン接種が終わって、イベント規制が緩和されてからじゃないと難しいかな?











僕は僕を好きになる (Special Edition)
Sony Music Labels Inc.
2021-01-20