今回の名曲レビューは”聖飢魔Ⅱ”のB.D.14年(1985年)発表の第一大教典(1st Album)「聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる」収録の『地獄の皇太子』を紹介します。

悪魔が来たりてヘヴィメタる

先日、『EL・DO・RA・DO』のレビューを書きましたが、今回は第二弾です。

【名曲】 聖飢魔Ⅱ 『EL・DO・RA・DO』
http://burning.doorblog.jp/archives/55473869.html

尚、『EL・DO・RA・DO』の作詞は”デーモン小暮”、作曲も”デーモン小暮”と”紫馬肥”、編曲は”聖飢魔II”となっていますが、元々は”紫馬肥”時代の曲で、実際は”デーモン小暮”と”ルーク篁”による楽曲です。

ちなみに元々は”デーモン小暮”の名称で活動をしていましたが、2000年以降は”デーモン小暮閣下”に、2010年以降は”デーモン閣下”に名前を変えているようです。

”聖飢魔Ⅱ”については、”デーモン閣下”のキャラクターが強すぎることが、音楽的にはマイナスになっているのかもしれませんね。

彼は、素晴らしいVocalistであり、フロントマンですが、「コメンテーター」、「相撲評論家」としての顔も持ち合わせており、世間一般からは単なるタレントとして見られているんじゃないですかね?

まあ、”聖飢魔Ⅱ”自体も1999年に解散して、その後、5年おきに活動再開しているくらいですからね。よほど、好きで獲りにでも行かなければ、情報は入ってこないでしょうからね。

正直、僕自身も解散したことも、解散後に再集結してライブしたりしていることも、知りませんでしたからね・・・。

でも某専門誌の記事のおかげもあって、今はBlu-rayで1999年に開催された解散ミサ公演のBlu-rayを観まくっていて、再度”聖飢魔Ⅱ”に対する僕の「熱」は高まってきています。

第2回となる、今回は彼らの楽曲の中でも、正統的な「HM/HR」にあたる、この楽曲にしました。





某専門誌で0点を獲得した、曰く付きの第一大教典「聖飢魔II〜悪魔が来たりてヘヴィメタる」は結局、そのインパクトが強くて、最後の最後に購入したんですけどね。

決して悪い出来ではありませんし、”聖飢魔Ⅱ”の創始者である”ダミアン浜田”氏による「悪魔組曲 作品666番ニ短調」のインパクトは絶大で、彼らの大教典の中でも、最も様式美の色彩が濃いアルバムではないでしょうか?

僕が一番好きなのはオープニングを飾る『地獄の皇太子』ですね。こちらは”デーモン小暮”氏の作詞・作曲です。

このスピード感がタマンナイですね。「ジャパメタ」史上に残る正統的なHRチューンだと思うんですけどね。

ちなみに第九大教典の「メフィストフェレスの肖像」には本楽曲のアンサーソングと言える『地獄の皇太子は二度死ぬ』が収録されています。(この曲も悪くないね)



次の記事が”聖飢魔Ⅱ”特集の最後になります。

P.S.ホントはアルバムレビューも書かなきゃなとは思ってますけど、Blu-rayの方が彼らの魅力が伝わるかもな・・・。

聖飢魔II~悪魔が来たりてヘヴィメタる
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2014-04-01


地獄の皇太子
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2014-04-01


地獄の皇太子
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2015-08-26




1999 BLACK LIST [本家極悪集大成盤]
Sony Music Direct(Japan)Inc.
2019-06-06