今回の名盤レビューは”Grand Slam”の2019年発表の1st(?) Album「Hit The Ground」を紹介します。

ちょっと前に”Thin Lizzy”の名曲レビューを書きました。
【名曲】 Thin Lizzy 『Dedication』
http://burning.doorblog.jp/archives/54286886.html
その際に”Phil Lynott”が結成した”Grand Slam”の話も書いたんですけど、実はその”Grand Slam”のアルバムが「Marshall Records」からリリースされたんですよね。
驚きましたね~。しかも某専門誌の独自の輸入盤チャートで一位でしたからね。
<Grand Slam オリジナルメンバー 1984-1985>
Vocals&Bass:”Phil Lynott”(ex.Thin Lizzy)
Guitar:”Laurence Archer”(ex.Stampede、UFO)
<Grand Slam 現メンバー 2009~>
オリジナルメンバーは”超絶激レア盤「L.A.」で有名な”Laurence Archer”しかいないんですが、かの”Phil Lynott”と”Laurence Archer”が共作した幻の名曲が聴けるだけで凄いことですし、早速買いましたよ。

これが意外なほどに良かったんですよね~。
味わい深い良い曲が最新の技術により、クリアな音源で楽しめる訳ですから、カッコいいに決まってますよね。尚、全10曲で5曲は”Phil Lynott”と”Laurence Archer”の共作で、それ以外は新曲とのことです。(詳細は海外の公式HPもチェックしましたが、良く分かりません)
では、全曲レビューします!
「★★★★★」
1985年に”Phil Lynott”のソロシングルとして発表された「Nineteen」ですね。
"Bad 4 Good"によるカバーを既に名曲レビューしてますので、勿論「★★★★★」の満点評価です。
こちらもカッコいいロックナンバーでリフの切れ味が良いんだよね。
問答無用の”Rock 'n' Roll”はいつ聴いても最高!
「★★★★★」
タイトルトラックです。
たぶん新曲なんだろうけど、非常にシンプルな作りのシンガロング系の”Rock 'n' Roll”ですが、メロディが素晴らしいんだよね。
ギターもカッコいいし、これも文句なしで「★★★★★」の満点評価!
「★★★★」
「The Studio Sessions」に収録されている曲で、リフが重めのハードロック曲です。
リズムが心地よいので、そこまで重苦しい出来になっていないのは凄いですね。
こういうセンスが素晴らしいんだよな。メロディも悪くないよね。
”Laurence Archer”のギターソロも良いね!
「★★★★」
本作では、最もスピード感のあるストレートなロックナンバー。
こちらも1曲目と同様に、単なるロックではなく、ブギーっぽい臭いがするのが良いんだよね。
ブルーズっぽいフレーズを聴かせる”Laurence Archer”のソロも良いね。
これも新曲かな。
「★★★★★」
”Thin Lizzy”のベストアルバムにも収録されている、僕も名曲レビューで取り上げた素晴らしい楽曲です。
今回のバージョンは若干ピッチを落として、ウネりを持たせた感じの演奏になっていますが、それもカッコいいし、元々、音質が良くなかったのが、こうやって蘇っているのが嬉しいな。
何度聴いてもやっぱり好きだな~。
『Dedication』最高!!!
07.『Long Road』
「★★★★」
やや土臭い臭いも残る、哀愁のバラードナンバー。
シンプルな構成でさして展開に起伏もないんですけど、メロディの良さでしょうか、沁みるんですよね。
最後のギターソロに泣かされちゃう。
アルバムの良いアクセントになっていると思いますね。
こちらも新曲かな。
08.『Sisters of Mercy』
「★★★★」
「The Studio Sessions」に収録されている曲ですね。
本作の中では唯一の7分を超える長尺の曲です。
バラードっぽい始まりですが、徐々に展開していきます。
09.『Crime Rate』
「★★★★」
こちらも同様に「The Studio Sessions」に収録されている曲です。
ウネりのあるミディアムテンポの曲なんですが、独特の臭みのあるメロディが良いんだよね~。
クセになりますよ~。
10.『Grand Slam』
「★★★★」
バンド名をタイトルにした曲ですが、なんとコチラはハードロックっぽい重ためのリフが続く、インスト曲です。
でもリフはカッコいいし、中盤からのスパニッシュギターっぽいソロからの泣きの展開も魅力的です。
割と良いと思いますが、なぜアルバムのラストの位置だったのかは意味不明。
ライブのオープニングでジャムっぽい感じで演奏するのにハマりそうだけどね。
新曲ですかね。
シンプルな3、4分のロックナンバーが並び、トータルで50分を切る、非常に爽快感があるアルバムかと思います。
「アイルランドの伝説」、「ザ・ロッカー」”Phil Lynott”が凄いのは当たり前の話であり、”Laurence Archer”との共作による楽曲が素晴らしいですが、それ以上に新曲の出来が良いんだよね。
”Laurence Archer”は只者じゃないね。
死ぬまでに「L.A.」聴きたいな~って、再発してよ!
昔、”Whitesnake”の元メンバーによる”THE SNAKES”を聴いた時のノスタルジー、”Jørn Lande”の見事なまでの”David Coverdale”のモノマネ(って誰も知らない?)とは違うバンド感、「今」感があるのが良いね。
僕自身も”Thin Lizzy”にそこまで思い入れもないんだけど、同様の「HM/HR」ファンは多いと思うんだよね~。”Grand Slam”は試してみる価値あると思うよ!
P.S.金ピカのアナログレコードも出ているみたいだけど、保存用に欲しいな!

ちょっと前に”Thin Lizzy”の名曲レビューを書きました。
【名曲】 Thin Lizzy 『Dedication』
http://burning.doorblog.jp/archives/54286886.html
その際に”Phil Lynott”が結成した”Grand Slam”の話も書いたんですけど、実はその”Grand Slam”のアルバムが「Marshall Records」からリリースされたんですよね。
驚きましたね~。しかも某専門誌の独自の輸入盤チャートで一位でしたからね。
<Grand Slam オリジナルメンバー 1984-1985>
Vocals&Bass:”Phil Lynott”(ex.Thin Lizzy)
Guitar:”Laurence Archer”(ex.Stampede、UFO)
Guitar:”Doish Nagle”(ex.The Bogey Boys)
Keyboards:”Mark Stanway”(ex.Magnum)
Drums:”Robbie Brennan”(ex.SKID LOW)
<Grand Slam 現メンバー 2009~>
Guitar:”Laurence Archer”
Vocals:”Mike Dyer”
Bass:”Dave Boyce”
Drums:”Benjy Reid”
オリジナルメンバーは”超絶激レア盤「L.A.」で有名な”Laurence Archer”しかいないんですが、かの”Phil Lynott”と”Laurence Archer”が共作した幻の名曲が聴けるだけで凄いことですし、早速買いましたよ。

これが意外なほどに良かったんですよね~。
味わい深い良い曲が最新の技術により、クリアな音源で楽しめる訳ですから、カッコいいに決まってますよね。尚、全10曲で5曲は”Phil Lynott”と”Laurence Archer”の共作で、それ以外は新曲とのことです。(詳細は海外の公式HPもチェックしましたが、良く分かりません)
では、全曲レビューします!
01.『Gone Are The Days』
「★★★★★」
このオープニングを飾るロックナンバーは最高ですね。
最初の明るくて、美味しいメロを奏でるギターフレーズだけでノックアウトされます。
ブギーっぽいロックナンバーで一気に70~80年代にトリップしたような感覚に陥りますが、ホントにカッコいいし、ノレるんだよね。
”Mike Dyer”の歌唱は力強く、味わい深いんだけど、”Phil Lynott”の声質にも近い感じで泣ける。また”Laurence Archer”のギターはホントに僕のツボを綺麗に突いてくれて、アドレナリンが沸騰しちゃう。
これ新曲だよね、凄いな~。
いやー、この1曲が聴けただけで、十分に元は取れるよ。本来”Rock 'n' Roll”系の音楽は好きじゃない僕でもハマっちゃうので、是非、その手が好きな人はチェックして欲しいな。
「★★★★★」
このオープニングを飾るロックナンバーは最高ですね。
最初の明るくて、美味しいメロを奏でるギターフレーズだけでノックアウトされます。
ブギーっぽいロックナンバーで一気に70~80年代にトリップしたような感覚に陥りますが、ホントにカッコいいし、ノレるんだよね。
”Mike Dyer”の歌唱は力強く、味わい深いんだけど、”Phil Lynott”の声質にも近い感じで泣ける。また”Laurence Archer”のギターはホントに僕のツボを綺麗に突いてくれて、アドレナリンが沸騰しちゃう。
これ新曲だよね、凄いな~。
いやー、この1曲が聴けただけで、十分に元は取れるよ。本来”Rock 'n' Roll”系の音楽は好きじゃない僕でもハマっちゃうので、是非、その手が好きな人はチェックして欲しいな。
02.『19』
「★★★★★」
1985年に”Phil Lynott”のソロシングルとして発表された「Nineteen」ですね。
"Bad 4 Good"によるカバーを既に名曲レビューしてますので、勿論「★★★★★」の満点評価です。
【名曲】 Bad 4 Good 『Nineteen』
http://burning.doorblog.jp/archives/46919591.html
こちらもカッコいいロックナンバーでリフの切れ味が良いんだよね。
問答無用の”Rock 'n' Roll”はいつ聴いても最高!
03.『Hit The Ground』
「★★★★★」
タイトルトラックです。
たぶん新曲なんだろうけど、非常にシンプルな作りのシンガロング系の”Rock 'n' Roll”ですが、メロディが素晴らしいんだよね。
ギターもカッコいいし、これも文句なしで「★★★★★」の満点評価!
04.『Military Man』
「★★★★」
「The Studio Sessions」に収録されている曲で、リフが重めのハードロック曲です。
リズムが心地よいので、そこまで重苦しい出来になっていないのは凄いですね。
こういうセンスが素晴らしいんだよな。メロディも悪くないよね。
”Laurence Archer”のギターソロも良いね!
05.『Crazy』
「★★★★」
本作では、最もスピード感のあるストレートなロックナンバー。
こちらも1曲目と同様に、単なるロックではなく、ブギーっぽい臭いがするのが良いんだよね。
ブルーズっぽいフレーズを聴かせる”Laurence Archer”のソロも良いね。
これも新曲かな。
06.『Dedication』
「★★★★★」
”Thin Lizzy”のベストアルバムにも収録されている、僕も名曲レビューで取り上げた素晴らしい楽曲です。
今回のバージョンは若干ピッチを落として、ウネりを持たせた感じの演奏になっていますが、それもカッコいいし、元々、音質が良くなかったのが、こうやって蘇っているのが嬉しいな。
何度聴いてもやっぱり好きだな~。
『Dedication』最高!!!
07.『Long Road』
「★★★★」
やや土臭い臭いも残る、哀愁のバラードナンバー。
シンプルな構成でさして展開に起伏もないんですけど、メロディの良さでしょうか、沁みるんですよね。
最後のギターソロに泣かされちゃう。
アルバムの良いアクセントになっていると思いますね。
こちらも新曲かな。
08.『Sisters of Mercy』
「★★★★」
「The Studio Sessions」に収録されている曲ですね。
本作の中では唯一の7分を超える長尺の曲です。
バラードっぽい始まりですが、徐々に展開していきます。
09.『Crime Rate』
「★★★★」
こちらも同様に「The Studio Sessions」に収録されている曲です。
ウネりのあるミディアムテンポの曲なんですが、独特の臭みのあるメロディが良いんだよね~。
クセになりますよ~。
10.『Grand Slam』
「★★★★」
バンド名をタイトルにした曲ですが、なんとコチラはハードロックっぽい重ためのリフが続く、インスト曲です。
でもリフはカッコいいし、中盤からのスパニッシュギターっぽいソロからの泣きの展開も魅力的です。
割と良いと思いますが、なぜアルバムのラストの位置だったのかは意味不明。
ライブのオープニングでジャムっぽい感じで演奏するのにハマりそうだけどね。
新曲ですかね。
シンプルな3、4分のロックナンバーが並び、トータルで50分を切る、非常に爽快感があるアルバムかと思います。
「アイルランドの伝説」、「ザ・ロッカー」”Phil Lynott”が凄いのは当たり前の話であり、”Laurence Archer”との共作による楽曲が素晴らしいですが、それ以上に新曲の出来が良いんだよね。
”Laurence Archer”は只者じゃないね。
死ぬまでに「L.A.」聴きたいな~って、再発してよ!
昔、”Whitesnake”の元メンバーによる”THE SNAKES”を聴いた時のノスタルジー、”Jørn Lande”の見事なまでの”David Coverdale”のモノマネ(って誰も知らない?)とは違うバンド感、「今」感があるのが良いね。
僕自身も”Thin Lizzy”にそこまで思い入れもないんだけど、同様の「HM/HR」ファンは多いと思うんだよね~。”Grand Slam”は試してみる価値あると思うよ!
P.S.金ピカのアナログレコードも出ているみたいだけど、保存用に欲しいな!