HM/HRの名盤

【名盤】 Sonata Arctica 「Ecliptica」

今回のアルバムレビューは”Sonata Arctica”の1999年発表の1st Album「Ecliptica」を紹介します。

Sonata Arctica Ecliptica

先日、大宮の「Disc Union」で空き時間に猟盤していて、2,000円弱で4枚のCDを買ったんですけど、そのうちの1枚は既に持ってたCDなんですよね。

それは”Lars Eric Mattsson's Vision”の「Vision」なんですけどね。

【名曲】 Lars Eric Mattsson 『Surrender To Love』
http://burning.doorblog.jp/archives/46391131.html

北欧メタルの名盤との評価も高い一枚ですが、僕は輸入盤で持っていて、帯付美品が格安で売られていたので、思わず買い直したんですよね。

実際に大量のCDを持っているので、持っているのに気付かずに、持っているCDを中古屋で買っちゃうケースもなくはないんですけどね。

特にCDの「帯」っていうのは中古盤マーケットでは凄く大事で、僕が持っている激レアCDでも帯があるとないとでは倍以上の値段に差がつくこともありますからね。(って、「Vision」はそんなにレア盤じゃないけどね)

正直、僕自身、CDを売ったことはないし、今後も売る気はないので「帯」は関係ないんですけど、出来れば帯付美品で保有しておきたいなあとは思いますね。

って、猟盤ハンター的なマニアックな話でしたが・・・下記のサイトは僕は長年のファンなのでそれなりの頻度でチェックしてます。僕は「HM/HR」マニアだけど、猟盤ハンターではないんですけどね。

HR/HM廃盤ハンターの猟盤日記
http://blog.livedoor.jp/rockdetector/

前置きが長くなりましたが、今回は久々にアルバムレビューです。

フィンランド出身のメロディックパワーメタルバンド”Sonata Arctica”ですね。

僕は「Disc Heaven TOKYO」でデビューシングル『UnOpened』を買ったんですよね。店員の刺激的なPOPに騙されて買ったようなもんですけど、驚いたんだよね。「えー、スゲー」って、一気にヒートアップして大好きなバンドになりましたね。

いつアルバムが出るのか、遠足前の小学生のように楽しみにしていたんですけど、デビューアルバム「Ecliptica」は期待通りの出来で今でも大好きなアルバムになっていますね。

ではレビューいきましょう!

01.Blank File

メロスピ系のお約束と言えるオープニングの序章的なインストもなく、いきなりトップスピードの疾走チューンからスタートです。しかし速いなあ。若さ溢れる新人バンドらしいチャレンジですね。”Toni "Tony" Kristian Kakko”のVocalがやや不安定な部分もありますが、強烈な疾走感とクサいメロディがかき消してくれるような感じで素晴らしいですね。唐突に終わったりと荒削りですが、その良さが凝縮している感じで好印象です。「HM/HR」ファンは必聴! 「★★★★★」。



02.My Land

メロスピ系のアルバムの2曲目というと1曲目が疾走曲でややスピードを落としたミドルチューンが多くて、ツマンナイ曲も多いんですけどね。この『My Land』はスピードこそ、『Blank File』に軍配が上がりますが、メロディのクサさで言えば勝っているんじゃないかな? そこそこのスピード感もあって、なかなかの佳曲ですね。「★★★★」。



03.8th Commandment

って、言ってる間もなく、またも疾走曲ですね。”Jani Liimatainen”のギターがとにかくカッコいい。メロディも良いし、"Tony" Kristian Kakko”もしっかり歌えていますね。いやーカッコいいね。これは是非、チェックして欲しいな。「★★★★★」。



04.Replica

バラードっぽい雰囲気もあるスタートだけど、しっかり中盤からメタルに切り替わります。叙情的なメロディも効いているし、構成も割としっかりしているし、良いんじゃないですかね。アルバムの流れ的にも良いアクセントになっていると思います。「★★★★」。



05.Kingdom for a Heart

Key Boardが活躍するスピードチューンですね。本アルバムには疾走曲が多いので、さほどスピード感は感じないかもしれませんが、十分にスピーディーです。でもメロディ、展開の良さのほうが印象に残りますね。こちらも佳曲と言ってよいでしょう。「★★★★」。



06.FullMoon

さあ、キラーチューンですよ。デビュー前のデモにも入っていた曲なので自信作なんでしょうね。アマチュアバンドがこんな曲を制作しているんですからね。非凡中の非凡と言えるんじゃないかな。そりゃー「Spinefarm Records」じゃなくても一発で契約しちゃうんじゃない? 

スピードは少し落ちるけど、とにかくメロディが強烈で畳み掛けてくる叙情的なメロディが堪らないほど、カッコいい!! サビでの「Runaway、Runaway、Runaway」はライブでは絶対に叫びたくなるよね。完璧な1曲と言っていいんじゃない?

ギターソロも素晴らしいし、勿論「★★★★★」。



07.Letter to Dana

フルートから始まる、古典的な「HM/HR」系のバラードですね。暗いながらも叙情的なメロディ展開が胸に沁みます。このアルバムはこの緩急の大きさも良いし、飽きないんだよね。ギターも痺れる出来だよ。なかなかの佳曲だね。「★★★★」。



08.UnOpened

最初のキーボードソロだけで胸を撃ち抜かれる名曲です。僕にとっては、彼らとの最初の出会いの曲でもあったし、個人的には重要な曲ですね。この曲のイメージでメロスピというよりも北欧メタルっぽい叙情的なメロディを持つ正統派「HM/HR」として捉えていたので、「Ecliptica」のメロスピ感が最初は受け入れられなかったんですけどね。今ではメロスピとしての彼らも大好きですけど、『UnOpened』はやっぱり良い曲だね。文句なしの「★★★★★」。



09.Picturing the Past

本アルバムの中では地味な感じもするけど、なかなかどうして、悪くないギターリフでKeyboardも活躍しているし、スピード感もなかなかだよ。まあ、こうやって冷静に聴くとメロディがやや弱いけどね。「★★★」かな?



10.Destruction Preventer

オリジナルのラストを飾る、8分近い大作です。SEぽい静かなムードから、クサイメロディをまき散らしながら、疾走していきます。ギター、Keyboardソロも良い感じでカッコいいっす。

中盤で"Tony" Kristian Kakko”からスローダウンし、叙情的な展開へ移行したと思ったら、ソロパートから一気にスピードを上げ、疾走していったと思ったら、またもスローダウンしてバラードっぽい雰囲気へ。ラストはフルートで物悲しくエンディングへ。本当に忙しい曲だね。

この展開自体については幼さも感じる部分はあるけど、若さ、潔さ、メロディの良さを評価して「★★★★」にします。長尺には感じないし、良いよね。



11.Mary-Lou ※日本盤ボーナストラック

元々『UnOpened』のシングルに収録されていた彼らにしてはRock 'n' Rollっぽいテイストを感じるミドルテンポチューンですね。ボーナストラックのレベルの出来ではないですけど、ちょっとテイストが異なるのもあって、カップリングらしい曲かもしれませんね。まあ、全然悪くないけどね。ギターソロも良い出来です。「★★★」。

繰り返しになる部分もありますが、僕は『UnOpened』の新人らしからぬクオリティに驚愕して、期待していただけにこれだけ疾走感のあるメロスピに違和感を感じざるを得なかったんですけど、これだけの高品質のメロスピ作品なら文句もありません。

特にメロディアスな『UnOpened』、『FullMoon』は文句なしに大好きだし、疾走曲でも『8th Commandment』、『Blank File』は圧倒されるスピードに痺れるし、やっぱりアルバム単位で考えると”Sonata Arctica”は1st Albumをチョイスしちゃいますね。

同路線でバンド自体がスケールアップした2nd「Silence」も悪くないどころか、素晴らしい出来ですけどね。メロスピファンの必修科目であり、怒涛の超名曲『San Sebastian』を筆頭に『Weballegy』、『Wolf&Raven』などは強烈ですが、個人的には若さ溢れ、ド直球のメタルチューン満載の「Ecliptica」のほうが好みかな。





また名曲レビューで『San Sebastian』は取り上げるだろうけど、個人的には”Sonata Arctica”は2ndまでかなあ。3rd以降は曲の出来がねえ。メロスピを脱却していったのも個人的には悲しいな。

それでも彼らには期待したいけどね。頑張ってほしいね。

P.S.1st、2ndのアナログ盤が9月にリリースされるみたいです。「Ecliptica-Revisited 15th Anniversary Edition」もそんなに悪くないよ。オリジナルには敵わないけどね。

エクリプティカ
ソナタ・アークティカ
ユニバーサル インターナショナル
2012-12-05


エクリプティカ(15thアニヴァーサリー・エディション)
ソナタ・アークティカ
マーキー・インコーポレイティド
2014-10-22


Ecliptica [12 inch Analog]
Sonata Arctica
Spinefarm
2017-09-22


サイレンス
ソナタ・アークティカ
ユニバーサル インターナショナル
2012-12-05


Silence [12 inch Analog]
Sonata Arctica
Spinefarm
2017-09-22



【名盤】 Artch 「For The Sake Of Mankind」

今回のアルバムレビューは”Artch”の1991年発表の2nd Album「For The Sake Of Mankind」を紹介します。

Artch For The Sake Of Mankind

久しぶりのアルバムレビューですね。

そういや最近「HM/HR」系の記事を書いてないなあと思い、いつかレビューで取り上げようと思っていたアルバムリストを確認して、今回の記事を書くことにしました。

最近はメッキリ正統派の「HM/HR」との出会いがなくて寂しいですね。

まあ、売れないからね。

ですので、いまだに”RIOT”や”Metal Church”、”Reverend”を引っ張り出してきては聴いてますからね。

【Review】RIOT The Privilege Of Power
http://burning.doorblog.jp/archives/32924271.html

【名曲】 Metal Church 『Battalions』
http://burning.doorblog.jp/archives/48438505.html





勿論、”Judas Priest”、”Iron Maiden”と言った王道でも良いんですけど、やっぱりニューカマーの登場に期待したいよね。「Japanese Metal」は相変わらず元気で、こないだ買った”BAND-MAID”や”South Of Heaven”もなかなか良かったけど、僕のイメージの正統派とは違うんだよね。

ということで”Annihilator”の記事でも書いた”Artch”を取り上げますね。

【名曲】 Annihilator 『No Zone』
http://burning.doorblog.jp/archives/47202804.html

”Artch”はノルウェー出身の5人組バンドです。スラッシュではなく、パワーメタルの範疇で語れる音像が堪りません。またVocalの”Eric Hawk”の歌の上手さが素晴らしくてねえ。世間的な認知度は低いマニアックなバンドかもしれませんが、上述のレジェンド級のバンドたちと比べても、見劣りするどころか、上回っているところも多々あるように思います。

ではレビューいきましょう!

01.When Angels Cry

オープニングナンバーなんですけど、スピードチューンではありません。どちらかというと掴みの悪いミドルテンポの正統派HMチェーン。でも、でも、でも・・・掴みが悪くて何が悪いっていうくらいの大名曲ですよ。”Eric Hawk”の歌唱が最強です。本当に素晴らしい。僕が名曲レビューでなく、アルバムレビューにしたのも、この曲の存在が大きいですね。



02.Appologia

アコースティックな入りからスタートする佳曲です。こちらもなかなか叙情的なメロディで”Eric Hawk”の歌唱に胸を撃たれます。全然悪くなし、エンディングに向け、ハードに展開する流れも良いですけど、やっぱりパワーメタルバンドにしてはちょっとスローでエンジンの掛かりが悪いスタートって印象になっちゃいますよね。

03.Burn Down the Bridges

ミドルテンポのHeavyなナンバーですね。”Jack Jamies”の勇壮で手数の多いドラミングが良い感じです。こちらもなかなか悪くないですが、少しづつ盛り上がってくる感じですので・・・もう少し我慢して欲しいな。

04.Paradox

そして、アルバムの最初のハイライトとなるゾーンへ突入します。スタートはドラマティックな展開を持つ『Paradox』ですね。”Rainbow”や”Dio”の系譜にあるような様式美っぽいカッコよさがありますね。良いと思います。



05.To Whom It May Concern

同様の雰囲気を持ちつつ、少しスピード感のあるHMチューンの登場です。ダークな感じがなかなか良いです。ツインギターのメロディアスなフレーズも聴かせますねえ。このあたりの流れは大好きです。



06.Titanic

さあ、こちらは某専門誌の編集者のPLAY LISTにも登場した曲ですね。なかなかのメロディでグッときます。いやーこのあたりの流れは本当に良いです。



07.Confrontation

そしてパワーバラードの『Confrontation』ですね。下手くそなVocalのいるバンドではなかなかできない構成ですね。

08.Turn the Tables

ヘンなメロディとテンポを持つヘンテコなHM曲です。独特のテイストを持つ曲ですが、個人的にはもう少し練りが欲しいというか、考えすぎて難解な感じになったようなイメージでそこまで好きじゃないですけどね。でも”Eric Hawk”のVocalが単なる捨て曲にしていないのは凄いですけどね。

09.To Be or Not to Be

来ました~! 「キラーチューン」という言葉はこういう曲にこそ相応しい・・・。いやーカッコいい。スピーディーでかつ正統派メタルの美味しい部分を残していて、それでいて一縷の乱れもなく、曲の良さを更に際立てる”Eric Hawk”は本当に凄いシンガーですよねえ。「★★★★★」でも足りないくらいの大名曲です。こんな曲がライブで聴けたら、本当に失禁しちゃいそうだよね。いやー凄いよ。緩急自在で演奏力も良いし、隙が無いね。パワーメタルの理想形の一つじゃないかな?



10.Batteries Not Included

この曲も悪くないんだよね。メロディこそ薄味だけど、こういう長く楽しめるメタルチューンが良いんだよね。

11.Razamanaz(Nazareth)

”Nazareth”の代表曲のカバーですね。「HM/HM」バンドには人気ですけどね。僕はそこまで好きじゃないけどね。まあ、ラストでお遊び的に演奏する分には文句は言えませんしね。

やっぱり全メタルファンに聴いてもらいたい『To Be or Not to Be』を筆頭に”Eric Hawk”の歌唱が存分に楽しめる『When Angels Cry』も素晴らしいし、中盤の4~6のドラマティックなHMチューンが並ぶ展開も良いよね。

正統派HM/HRの名盤の中でも結構、良い位置に来るアルバムだと思うんだけどねえ。

こういう普通の「HM/HR」は商業的にも厳しいんだろうけどね。

やっぱり僕は”Artch”が好きです! ”Eric Hawk”くらいの実力者が燻ぶっているのは勿体ないね。

P.S.”Artch”のディスコグラフィーとしては1st Albumの「Another Return」と2004年にライブDVDがリリースされてます。1stを評価されるマニアもいるけど、僕は2ndが圧倒的に好きです。2010年に再結成しているみたいですし、Wikipediaで見る限りは現在もバンドはあるみたいですが? 2015年にもアルバムが再発されているのでそれなりには人気なんだろうけどね。

For the Sake of Mankind
Artch
Divebomb
2015-11-27


Another Return
Artch
Divebomb
2015-11-27

【名盤】 人間椅子 「怪人二十面相」

今回のアルバムレビューは”人間椅子”の2000年発表の9th Album「怪人二十面相」を紹介します。

人間椅子 怪人二十面相

皆さんは本は好きですか?

僕は仕事柄、ビジネス書の類いはコンサルタントとしての仕事上、相当数を読んでいるんですけど、プライベートで読書はほとんどしなくなってますね。

小学校の頃に夏休みの宿題とかで推薦図書の読書感想文とか、書かされたりした経験があると思いますが、僕はこれが苦手でねえ。

そんな僕が小学6年生の頃だったかな。

当時の担任が国語がメインの先生だったんですが、100冊の名作と言われる本をプリントに書いて、みんなに配ったんですよね。そして感想文はいらないので読んだらシールを1枚あげるよと・・・掲示板にグラフの書いた模造紙が貼り出されたんですよね。

なぜか、それをきっかけに僕は毎日のように図書館でそのリストの本を借りては読んでを繰り返し、2ヶ月後くらいには全部読んでしまったんですよね。クラスでシールはダントツトップのままでしたね。

”芥川龍之介”や”夏目漱石”をはじめ、海外の作家の本もあったな。小学生に読ませる本としてどうかは別にせよ、”ドフトエフスキー”の「罪と罰」とか、”ヘルマン・ヘッセ”の「車輪の下」とか、難易度の高い本も多かったんですけどねえ。まあ、ほとんど内容を覚えていないのもあるけどね。ただ読んだだけ、シールが欲しかっただけ、競争に勝ちたかっただけ・・・でもおかげで本とは良い距離感で今も付き合いが出来ているので、感謝してます。

そんな中で僕がそれらの名作と一緒に借りていた本があって、それが”江戸川乱歩”の「怪人二十面相」シリーズなんですよね。おどろおどろしい表紙のイラストもそうですが、その巧妙なトリックや謎解きなどにドップリとハマってしまい、大ファンになったんですよねえ。

5~6年前くらいに、その当時のイラストを再現した文庫本も買って読み直したんですけど、なかなか面白かったですね。2冊くらいで止まりましたが・・・。

その「怪人二十面相」をモチーフにしたコンセプトアルバムを”人間椅子”がリリースするというのを某専門誌で知り、興味を持ったのですが、「イカ天」出身でややイロモノっぽい印象を持っていた”人間椅子”ということで、少々ネガティブな気持ちもあったんですけどねえ。

このアルバムを聴いて以来、”人間椅子”自体も好きなバンドになりましたね。

ではレビュー行きましょうか!

01.怪人二十面相

おどろおどろしいメロディからスタートする楽曲です。初期”Ozzy Osbourne”を少し思い起こすような感じで、適度なスピード感もあり、うねりまくるメロディとリフが心地良いです。バックの重厚感のある演奏もカッコイイし、良いですね。”Black Sabbath”、”Ozzy Osbourne"あたりをうまく消化し、独自性をトッピングし、美味しい楽曲に仕上げているのは彼らのセンス、インテリジェンスを感じます。ラストの”和嶋慎治”さんのギターが強烈です。「お前は誰だ!」・・・意味深なスタートで物語に引き摺りこまれる感覚に陥るのも良いですね。

これから始まるコンセプトのスタートとしてはツカミも良いし、僕は結構好きですね。



02.みなしごのシャッフル

タイトル通りシャッフルのリズムが心地よい楽曲です。メロディ自体はAメロ、Bメロあたりは良い感じで流れていくのですが、サビは若干不協和音ぽい感じで少し聴くモノの混乱を煽るような感じです。

リズムセクションがしっかりしているし、慣れてくるとこのサビのメロディが愛おしく感じるのも不思議ですが、やっぱりリズムを主体に身体を自然に動かすタイプの曲じゃないかな。僕は割と好きです。

03.蛭田博士の発明

重いリフとリズムが効いている楽曲ですね。芝居がかったVocalにうねるリズムセクションと世界観はここまでの延長線にありますが、変拍子の後にスラッシュ系っぽい掛け声の入る部分はなかなかカッコイイですね。最後にスピードを少し上げ、ハードなイメージで、メロディアスなギターも入り、終了です。悪くないです。

04.刑務所はいっぱい

スカスカのリズムでちょっと”Ozzy”の『Crazy Train』を思い起こすようなスタートは別にしても、独特の世界観でユーモラスな歌詞なんですけど、ちょっとロックンロールっぽい感じに展開していきます。ギターリフが気持ち良いですね。ブリッジで変調して、メロディアスなギターが支配していきますけど、やっぱり独特ですね。

05.あしながぐも

重いリフとリズムセクションからスタートする楽曲です。民謡調の歌い方がユーモラスでありますが、かなり絶望的な暗い楽曲の印象を変えているように思います。少しポジティブな未来へのイメージが生まれてくるような印象もあるんですけど、まあ、重いし、暗いですけどね。

06.亜麻色のスカーフ

さて、変拍子のリズムからスタートし、カッコイイリフが素晴らしいです。薄めのメロディ展開が続いていたこともあって、サビでのメロディがグッと印象的ですね。「亜麻色のスカーフ」の歌詞の部分がグッと来る感じがします。こちらも一般の音楽リスナーが聴くとヘンテコな曲と感じるかもしれませんが、僕は大好きですし、強烈なインパクトが感じられる曲ですね。キラーチューンと言うには少しヘンテコ過ぎるかもしれませんけどね。オススメ!

07.芋虫

長めのインストパートから暗めのバラードぽい感じで展開していきます。絶望的に悲しいメロディラインがキテます。

”人間椅子”流の「Stairway To Heaven」って感じでしょうかね。あそこまで劇的に展開はしませんけどね。

ラストはギターを合図にスピード感を増して、展開します。9分弱の長尺の曲ですが、緊張感を維持できているのは凄いです。

ここまでが、昔のLPで言うところのA面ラストのイメージですね。





08.名探偵登場

ガラッと明るめの曲調で事件解決に向け、名探偵”明智小五郎”の登場を現す楽曲です。オープニングの『怪人二十面相』と対になっているようなイメージです。もう少し盛り上がっても良さそうな曲、メロディですが、重めのコーラスが盛り上がりを制止しているような感じもあります。この曲も好きだなあ。まあ、1曲だけを取り上げて聴くタイプではないけどね。

09.屋根裏のねぶた祭り

またも重いリフ、メロディが支配する楽曲へ戻ります。念仏のようなVocalが気味悪いです。哀しみに溢れたような叫びが印象的です。こちらも初期”Black Sabbath”っぽい雰囲気が支配していますね。しかし改めて聴くと絶望的に重苦しい曲だねえ。中盤は起伏も少なくなり、更に重く沈むんですけど、ラストに向け、”Metallica”っぽいスラッシーな感じでスピーディーに展開していくのはなかなか爽快でカッコイイです。

10.楽しい夏休み

さあ、いきなりのスピードHRチューンです。でも簡単にノラせてくれないメロディなんですよねえ。途中リズムがいろいろと展開していきますが、歌詞の「楽しいな~夏休み」とは裏腹に楽しそうな雰囲気は皆無です。ホイッスルを入れて、曲展開がいろいろと変わっていくのも面白いですけどね。ラストに向け、破滅に向かっていくような恐怖心を感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。その意味でコンセプチャルであり、ストーリー的です。

ラストのシャッフルっぽいリズムからフェイドアウトしていく展開も意味深です。

11.地獄風景

10以上にスピードを上げ、スラッシュっぽい感じに展開するスピードHMチューンが続きます。比較的ストレートな展開で3分強の曲ですが、物語のクライマックスって感じを表現しているのでしょうか。普通に勢いもあって、なかなかカッコイイですけどね。

12.大団円

さあ、物語のラストを締めくくる、まさしく『大団円』です。

ミステリアスなギターに重めのリフとリズムが支配していきます。ベースのメロディはなかなか良いんですけど、中間でのギターの入れ方、アレンジがなかなか巧妙で、独特の世界観を作り上げ、フックになっていると思います。

中盤以降は少しハードに展開したかと思ったら、唐突にブツ切りにエンディングを迎えちゃうんですけどね。

まあ、完全なコンセプトアルバムですね。一つ一つの曲をピックアップして聴くようなアルバムではないですね。薄気味悪い、後味の悪い、ミステリーを読んだような感じというんでしょうか。

”Black Sabbath”を筆頭にいわゆる「Doom」っぽい音楽ではありますが、メロディ、リフ、展開などはセンスが感じられ、オリジナリティは十分あると思います。

本来の僕の好きな音楽とは違うとは思うけど、このクオリティ、世界観は認めざるを得ないと思います。

非常に文学的で内省的な作品かもしれませんが、この世界観は一度体験しても良いんじゃないかな。

僕は好きですよ。

怪人二十面相(UHQCD)
人間椅子
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2016-11-02


人間椅子傑作選
人間椅子
徳間ジャパンコミュニケーションズ
2009-01-21


【名盤】 Mötley Crüe 「Too Fast For Love」

今回のアルバムレビューは”Mötley Crüe”の1981年発表のデビュー1st Album「Too Fast For Love」(邦題:華麗なる激情)を紹介します。

Mötley Crüe Too Fast For Love

久々の「HM/HR」系のアルバムレビューですね。

調べたら”MEGADETH”の「Rust In Peace」のレビュー以降、書いてなかったんですね。前回から5ヶ月以上経っているんですね。

レビューを書きたいアルバムは一杯あるんですけどね。「名曲レビュー」が日課になっているので、なかなか書くタイミングがないんですよねえ。

ま、言い訳はこの辺にして、今回取り上げるのは「LA Metal」の代表的なスーパーバンド”Mötley Crüe”ですね。

星の数ほどあるバンドの中でも「カッコイイ」ということではトップクラスに君臨するバンドじゃないかな。

音楽性も「HM/HR」、「Bad Boys Rock 'n' Roll」、「グランジ」など、様々な要素を取り込みながら、時代の変化に順応し、様々な色彩の名盤をリリースしているバンドですね。その意味でも、僕は”Judas Priest”と被ったイメージを持っていて、自信を持ってオススメできるバンドですね。

但し、あくまで僕がオススメできるのは元”The Scream”の”John Corabi”がVocalを務めた6th Album「Mötley Crüe」までかな。(”Mötley Crüe”の冠を外して聴けば、なかなか出来の良いHM/HR作品だと思います)

僕がリアルタイムで”Mötley Crüe”を経験したのは、割と遅めで「Girls, Girls, Girls」ですね。

某専門誌の高評価もあって、大きな期待を持って聴いたんですけど、うーん『Girls, Girls, Girls』、『Wild Side』を中心にカッコイイ「Rock 'n' Roll」系の楽曲が収録されてましたけど、そこまで好きになれなかったな。(今となっては優秀なアルバムだと思いますが、個人的には好みではないですね)





僕は”The Beatles”、”The Rolling Stones”など、伝統的な「Rock 'n' Roll」を一通り聴いた後に「HM/HR」に触れているので、「HM/HR」に期待しているのは「Rock 'n' Roll」ではないんですよね。

勿論、「Rock 'n' Roll」は大好きなんですけどね。「HM/HR」カテゴリー内での「Rock 'n' Roll」系バンドは今ひとつ好きになれないですね。(これは個人的な感覚の問題です)

ですので、”Mötley Crüe”自体も、アルバム「Girls, Girls, Girls」はピンと来なくて、同じ「LA Metal」系で言えば、”RATT”や”DOKKEN”、”BON JOVI”のほうに当時は魅力を感じてましたね。

あまり第一印象も良くなかったので、”Mötley Crüe”を掘り下げて聴くこともなかったんですけどね。それ以上に様々なスキャンダルとか、事件のほうが目立っていたような気もしますし、純粋に音楽を楽しむためのバンドではないのかな・・・なんて思ってました。

それが次のアルバム「Dr.Feelgood」で一気に掌返しすることになるんですけど、これは素晴らしいアルバムでしたね。「HM/HR」の格好良さとロックのスポンタニアスな魅力をうまく取り込んでいて、”Mötley Crüe”の一つの音楽的な到達点とも言える作品だと思います。

ベタなチョイスだけど、『Kickstart My Heart』の尋常じゃない格好良さは凄いし、ホントに捨て曲なしの素晴らしいアルバムで最後までレビュー候補として悩みましたね。



『Sticky Sweet』、『She Goes Down』、『Rattlesnake Shake』など、本当に良い曲だらけなので、「HM/HR」ファンは必聴だと思いますね。

後半のメロウサイドの曲も良いし、『Don't Go Away Mad (Just Go Away Mad)』も凄いし、ボーナストラック扱いだけど、『Time for a Change』なんかも彼らのバラードの中でもトップクラスじゃない?

 



そこからは完全に”Mötley Crüe”のファンとなり、過去のアルバムを全部揃えていくことになるんですけどね。

名盤「Shout At The Devil」も良いし、「Theatre Of Pain」も曲の出来不出来はあるけど、キラーチューンの出来が良いので、嫌いじゃないですけど、僕が一番カッコイイと思ったのは「Too Fast For Love」(邦題:華麗なる激情)ですね。”Mötley Crüe”はデビューした頃から痺れるほど、カッコイイ!

ではレビュー行きましょうか!

01.『Live Wire』

アルバムのオープニングを飾る疾走HMチューンですね。最初の「名リフ」と認定できるギターから格好良さが爆発しています。ウダウダと語るのもバカらしいほど、素晴らしいキラーチューンなので、問答無用でノックアウトされて欲しいですね。今でもライブでは必ずやる代表曲のひとつでもありますね。





02.『Come On and Dance』

いかにも2曲目って感じの曲で少しクールダウンしちゃうけど、決して悪い曲ではないし、ある意味ダンサブルな感じもある、リズミカルなHR曲ですね。

03.『Public Enemy #1』

本作においては割とポジティブなメロディが炸裂しているパーティーロックぽい曲ですね。ギターフレーズはかなりカッコイイ一方で、カウベルの入れ方など、コミカルなところもありますけどね。個人的には嫌いじゃないです。

04.『Merry-Go-Round』

メランコリックでまさしく「Merry-Go-Round」って曲ですね。哀メロとまではいかないけど、なかなかの哀愁度を持つメロディだと思います。隠れた名曲と言っていいかもね。



05.『Take Me to the Top』

スピーディーなリフからスタートする軽快なHM曲ですね。リズムチェンジからの展開が痺れるほどカッコイイし、個人的には大好きな曲のひとつですね。”Vince Neil”のシャウトが若干イモっぽさを感じますけど、ギラリと光る原石的な問答無用の格好良さがあって、素晴らしいですね。オススメです。



06.『Piece of Your Action』

僕が”Mötley Crüe”の数多の名曲においてもベストだと思う曲ですね。「HM/HR」の格好良さ、美味しい部分を全て詰め込んだような大名曲と言って良いと思います。ミドルテンポで決してツカミが良い曲ではないかもしれませんが、”Mick Mars”のギタープレイヤーとしての凄さを感じるし、キャッチーさが残っているのも凄いです。これぞ、スーパースター”Mötley Crüe”の本質的な魅力じゃないかな?





07.『Starry Eyes』

アルバムの中では地味な感じはするけど、かなりカッコイイ曲ですよ。メロディも芳醇で素晴らしいし、”Mick Mars”のギターフレーズはやっぱり凄いね。良い意味での妖艶さがスパイスとなり、魅力になっている曲ですね。個人的にはこれも隠れた名曲。



08.『Too Fast For Love』

タイトルトラック曲ですね。シンガロング型のサビは捻りもなくて、今ひとつなんですけど、それ以外はかなりカッコイイ曲ですね。やっぱりリフが強烈だね。

09.『On with the Show』

アルバムのラストを飾る名曲じゃない? かなり扇情的なメロディで展開も含め、大好きな曲ですね。彼らを代表する曲ではないけど、大団円って感じがまた良いんだよね。



全体的には荒削りなサウンドなんですけど、「HM/HR」の持つ格好良さが目一杯詰まっていて、個人的には「Dr.Feelgood」以上に評価している作品です。

唯一の欠点は音質とチープなアレンジだけど、時代もあるので仕方ないけど、そのサウンド以上にバンドとしての勢いを感じるし、スーパースターになる前の原石としての格好良さがあって、ホントに凄いと思います。

願わくば「Dr.Feelgood」のサウンドで「Too Fast For Love」が聴ければ最高だろうなと思います。(リ・レコーディングして欲しいとは思いませんけどね)

リマスター盤も買ったけど、音質自体は改善しているけど、さすがに限界があるよね。

”Nikki Sixx”のソングライターとしての凄さ、”Mick Mars”のキレッキレのギターも強力だし、”Vince Neil”の個性的な歌唱も良いし、”Tommy Lee”のドラムも素晴らしいし、隙がないよね。

ビジュアル、ステージアクション、派手な演出も「カッコイイ」の一言で完結できてしまう唯一無二のバンド”Mötley Crüe”は偉大でホントにカッコイイバンドです。特に若い音楽ファンに聴いて欲しいな。

P.S.最初に買うなら、「Decade Of Decadence」がオススメかな? ベスト選曲だし、新曲の出来も良いし、最高じゃない? このベストアルバム発売時のショーケースギグのライブハウスでやった映像をリリースしてくれたら買うんだけどねえ。バンドの絶頂期でホントに誰も寄せ付けないスーパーバンドだったよね。こんなバンド二度と出てこないんじゃないかな。

Too Fast for Love
Motley Crue
Eleven Seven Music
2008-09-30


デケイド・オブ・デカダンス
モトリー・クルー
WEAミュージック
1991-10-25


ドクター・フィールグッド+5
モトリー・クルー
ユニバーサル インターナショナル
2011-09-28


ガールズ、ガールズ、ガールズ+5
モトリー・クルー
ユニバーサル インターナショナル
2011-09-28


シャウト・アット・ザ・デヴィル+5
モトリー・クルー
ユニバーサル インターナショナル
2011-09-28


シアター・オブ・ペイン+6
モトリー・クルー
ユニバーサル インターナショナル
2011-09-28


モトリー・クルー
モトリー・クルー
イーストウエスト・ジャパン
1997-02-25


グレイテスト・ヒッツ~デラックス・エディション(初回限定盤)(DVD付)
モトリー・クルー
ユニバーサル インターナショナル
2011-08-10


【名盤】 MEGADETH 「Rust In Peace」

今回のアルバムレビューは”MEGADETH”の1990年発表の4th Album「Rust In Peace」を紹介します。

71OC-g412rL__SL1233_

スラッシュ系がそんなに得意でない僕でも、”Metallica”、”Anthrax”、”Slayer”と言った大御所は一通りチェックしてます。

勿論、”MEGADETH”も例外ではなく、ほとんどのアルバムを保有しています。

最初に聴いたアルバムは2ndの「Peace Sells ...But Who's Buying?」だったかな。でも当時だと、スラッシュ系では”Metallica”のほうが圧倒的に好きで聴いてましたね。リリース当時の1986年って”Metallica”は名盤「Master of Puppets」をリリースしてますからね。

『Wake Up Dead』とか『The Conjuring』のように好きな曲はありましたけど、リズムが変則的だったり、ジャズの要素を取り入れていたりと何か中途半端な印象がありましたね。





次の「So Far, So Good... So What!」も悪くなかったけど、一番印象に残ったのが”Sex Pistols”のカバー『Anarchy In The UK』だったりして、CDを買う優先順位を下げそうな感じだったんですよね。



でも元”Cacophony"の"Marty Friedman”が加入するということで、とりあえず買ってみた「Rust In Peace」が超絶格好良くて、大好きなバンドになりましたね。

その後の「Countdown To Extinction」も内容は良かった(ソリッドな反面、やや音が軽い印象もありますが)し、お気に入りのアルバムです。”Metallica”が名盤「Metallica」以降、「HM/HR」の枠から飛び出し、僕の気持ちの中では急失速していくのと違い、”MEGADETH”はコンスタントに優秀な「HM/HR」アルバムを出してくれていて、頼もしい存在でしたね。







オルタナ旋風の吹き荒れる1997年に「Cryptic Writings」をリリースしてくれたのも嬉しかったね。徹頭徹尾「HM/HR」の『She-Wolf』や『FFF』とかは強烈で、メタルファンは歓喜させられたよね。





その後はアルバム単位だと厳しいものも多いけど、『Washington is Next!』とか、曲単位では十分楽しませてもらってますね。

忘れてたけど、後追いで聴いた1st Album「Killing Is My Business... and Business Is Good!」もお気に入りです。『Last Rites/Loved to Death』は本当にカッコイイ。



そして、僕にとっての”MEGADETH”と言えば、やっぱり「Rust In Peace」になっちゃうかな。

新加入の"Marty Friedman”が”MEGADETH”に持ち込んだものも勿論大きかったですが、”Nick Menza”の貢献も特筆すべきでしょうね。彼のキレの良い、手数多めのDrumは最高です。

ではレビュー行きましょう!

01.Holy Wars...The Punishment Due

本当に名リフですよね。最初に聴いたときから鳥肌モノで、25年以上、未だに聴き続けてますが、飽きることはないですね。★5つでも足りない、「Thrash Metal」の枠にとどまらない「HM/HR」の大名曲ですよね。

途中の展開も気持ちは萎えることなく、素晴らしい緊張感が維持されていて、凄いです。でもここでは”Dave Mustaine”のギターリフを褒めるべきでしょうね。主張しすぎず、良い仕事をしている”Marty Friedman”のメロディアスなフレーズも利いてますね。後半少しダレる人もいるかもしれませんが、個々のプレイをちゃんと聴いてもらうと印象が変わると思います。

これを聴いて、カッコイイと思わない人は「HM/HR」の世界は無理でしょう。それだけカッコイイ曲です。



02.Hangar 18

メロディアスなメタルチューンで、こちらは”Marty Friedman”のメロディアスなギターフレーズが爆発してますね。最初のリズムチェンジ部分もカッコイイですね。”Nick Menza”のDrumも大活躍です。

インストパートが非常に長い曲なんですけど、これだけメロディアスな印象を残すってなかなか凄いですよね。こちらも★5つは堅いなあ。個人的には『Holy Wars...The Punishment Due』のほうが好きだけど、”キャプテン和田”さんや”伊藤政則”さんはこっちをラジオでは良くオンエアしてたね。

Video Clipも歌詞の世界観に合う、ミステリアスで良い出来でしたね。





03.Take No Prisoners

スピード感のあるメタルチェーン。疾走感とパワーで押し切られちゃいます。決して悪い曲ではないですが、メロディは一本調子で曲としての面白みは少し減退するかも・・・。リフの殺傷力は十分なんですけどねえ。01、02の名曲連発と比べちゃうから、若干テンションが下がっちゃうんでしょうね。これは仕方ないね。曲の並びで損している感じです。

04.Five Magics

ややシアトリカルなムードのあるメランコリックなフレーズから、急展開して、突っ走っていくスピードチューンです。03に比べるとメロディも良くて、結構お気に入りですね。演奏のテンションも高くて、それだけで盛り上がっちゃいますね。

05.Poison Was The Cure

スピードチューンですが、リフのキレが良くて、カッコイイです。3分弱と短い曲なんですけど、演奏のメリハリが効いていて、実際のスピード以上に疾走感を感じる楽曲ですね。こちらも隠れた名曲って感じで良いですね。エンディングも良いね。

06.Lucretia

メロディアスなイントロで、その後もメロディとスピードのバランスが良いですね。ちょっとロックンロールっぽい匂いもしますが、悪くないです。

07.Tornado Of Souls

個人的には『Holy Wars...The Punishment Due』と並ぶ、本作のキラーチューンの一つ。構成もちょっとしたアドリブ小技も全て完璧、メロディアスなギターソロも堪りませんし、”MEGADETH”史上、最も完璧な曲と言って良いのではないでしょうか。本作ではこれが一番という人も多い気がしますが、僕もその意見に賛成ですね。

文句なしの大名曲。



08.Dawn Patrol

本作では唯一のミドルテンポのチューンです。”Black Sabbath”っぽい、おどろおどろしさがあって、”Dave Mustain"のドスの利いた低音Voが良い感じですけど、2分弱の非常に短い曲なので、評価はしづらいですね。

09.Rust In Peace...Polaris

”MEGADETH"らしさがタップリ詰まった曲ですね。冒頭の美味しいリフ展開は最高です。その後、少しテンションが下がりますけど、十分良い曲だと思いますね。01、02、07に比べると世間的な評価は低めですけど、僕は大好きですね。複雑な曲展開で初期の”MEGADETH”ぽさもあって、なかなかの名曲だし、エンディングに相応しい曲ですよね。実際は”Dave Mustaine”が”Metallica”在籍時に作っていた曲らしいです。

トータルで約40分とコンパクトな仕上がりになっていますけど、緊張感を持続しているのは凄いです。キラーチューンの配置も良くて、完璧ですね。

尚、2004年にリマスター盤が出ているので、音質的にもそちらがオススメですけど、ボーナストラックの『My Creation』は悪くないけど、ボーナストラックの枠を超えることはないですね。『Rust In Peace...Polaris』、『Holy Wars...The Punishment Due』、『Take No Prisoners』の3曲のデモ音源も収録されていますが、こちらもマニア、コアなファン向けですね。

現在は元”ANGRA”の”Kiko Loureiro”も加入し、期待しましたが、”Marty Friedman”ほどの化学反応は起こってませんね。曲も悪くないんだけど、やっぱりキラーチューンが欲しいね。

最新作「Dystopia」はBillboardで3位を記録するなど、「HM/HR」界のトップランナーとして、シーンを引っ張っていって欲しいね。

P.S.あの”Dave Mustaine”も54歳か・・・ニュースターの登場を期待したいね。

Rust in Peace
Megadeth
Capitol
2008-10-03


ラスト・イン・ピース
メガデス
ユニバーサルミュージック
2013-06-12



Countdown to Extinction
Megadeth
Capitol
2013-06-10


Cryptic Writings
Megadeth
Capitol
2004-07-27




dystopia
megadeth
unive
2016-01-22

最新コメント
メンズスタイル
DMM.com
バイク
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
グアム旅行
体験者様の生の声
ムームードメイン
  • ライブドアブログ