今回の名盤レビューは”BUCK-TICK”の1987年発表のメジャーデビューアルバム「SEXUAL xxxxx !」を紹介します。(尚、インディーズ時代のアルバムを入れると2nd Albumです)
【ひとこと】 ”櫻井敦司”さん 急逝
http://burning.doorblog.jp/archives/57924842.html
未だにショックが抜けきれませんね…。
個人的に”BOØWY”が大好きだったこともあって、ポスト”BOØWY”を探していた時期がありましたね。その中に同郷の”BUCK-TICK”の存在もありました。
【名盤】 BOØWY 「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」
http://burning.doorblog.jp/archives/45643197.html
【ひとこと】 KYOSUKE HIMURO LAST GIGS
【特集】 BOØWYについて語りたい!http://burning.doorblog.jp/archives/53861887.html
【名曲】 BOØWY 『TEENAGE EMOTION』
http://burning.doorblog.jp/archives/53907244.html
特にメジャーデビューを飾った「SEXUAL xxxxx !」にはメチャクチャ思い入れがあります。
パンクっぽい匂いはしますが、ひたすらスピードを追いかけたり、ポップセンスが炸裂する曲があったりと僕はかなりお気に入りでメチャクチャ聴きこみましたよ。
まさか、追悼でこのアルバムを紹介するとは思わなかったですが…。
特にメジャーデビューを飾った「SEXUAL xxxxx !」にはメチャクチャ思い入れがあります。
パンクっぽい匂いはしますが、ひたすらスピードを追いかけたり、ポップセンスが炸裂する曲があったりと僕はかなりお気に入りでメチャクチャ聴きこみましたよ。
まさか、追悼でこのアルバムを紹介するとは思わなかったですが…。
01.『EMPTY GIRL』
「★★★★★」
A面の1曲目ですね。
常軌を逸する、支離滅裂なパンクロックチューン。
かなりのスピードで畳みかけるんだけど、メロデイ展開も複雑でリズムチェンジなども入れながら、個性たっぷりの楽曲に仕上がってます。
今、聴くと若さが暴発しているような感じですが、かなりカッコいい!
是非、若い音楽ファンに試してほしい名曲!
02.『FUTURE FOR FUTURE』
「★★★★★」
A面の1曲目ですね。
常軌を逸する、支離滅裂なパンクロックチューン。
かなりのスピードで畳みかけるんだけど、メロデイ展開も複雑でリズムチェンジなども入れながら、個性たっぷりの楽曲に仕上がってます。
今、聴くと若さが暴発しているような感じですが、かなりカッコいい!
是非、若い音楽ファンに試してほしい名曲!
02.『FUTURE FOR FUTURE』
「★★★★」
ミドルテンポのメランコリックな曲です。
AORっぽい、甘めのメロディ展開なのですが、”櫻井”さんの野太いVocalが入るとロックしちゃうのが面白いね。
青春ロックの名曲と言って良いでしょう。
こういうメロディセンスも彼らの魅力ですね。
03.『DREAM OR TRUTH』
「★★★★」
ブギーっぽい匂いもする、ポンプロック系の曲です。
ロックバンドの曲にしては、かなりメロディアスなんだけど、やっぱり良いね。
ギターソロもしっかり弾いてて、カッコいいし、こういうタメが効いた曲を作れるのは、並みの新人ではできないんじゃない?
04.『DO THE "I LOVE YOU"』
「★★★★」
シャッフルビートが心地よいパンクチューン。
サビの歌唱がかなり特徴的です。
間奏も工夫してますし、ギターソロの入れ方も面白いっすね。
05.『ILLUSION』
「★★★★」
本アルバムの楽曲の作詞・作曲は全てギターの”今井寿”さんなんですよね~。(尚、編曲は”BUCK-TICK”名義です)
本作の作詞は”桜井敦司”(当時のクレジットのまま)さんが手がけています。
パワーバラードと言っていいのかな? 大きめのメロディが心地よい曲です。
ここからがB面ですね。
06.『SEXUAL×××××!』
「★★★★」
アルバムタイトルがつけられているリード曲なのかな?
普通にスピード感のあるパンクチューンです。
硬派っぽい作りなんだけど、やっぱりメランコリックなメロディ展開でノレますね。
尚、本作も作詞を”桜井敦司”さんが手がけています。
07.『SISSY BOY』
「★★★★」
「★★★★」
うねるようなギターで始まる、リズムが効いたロック曲。
ライブでは、サビで大合唱が起こりそうな曲ですね。(ライブは未経験です)
キラキラしたギターのメロディが効いてますし、聴きやすいのはメロディセンスの賜物。
08.『MIS-CAST』
「★★★★★」
僕が本作で一番好きな曲です。
最初の入りからカッコいい、徹頭徹尾ロックしていて、一気に駆け抜けるスピードチューン。
単なるスピードだけで終わらないのが彼ららしい。
特にBメロからサビに行くときの勇壮なメロディに痺れます。
最も”BOØWY”に近い曲だなと、当時はかなり愛聴しました。懐かしい!
09.『HYPER LOVE』
「★★★★」
ダークな雰囲気を持つ、彼らの今後を匂わせる曲です。
それでもメロディセンスがあるので、この曲調でも重苦しくなり過ぎず、心地よく聴けるのが凄いですし、それがこのバンドの個性と言えるかもね。
Aメロ、Bメロ、サビとそれぞれにフックポイントを入れているのも流石です。
10.『MY EYES & YOUR EYES』
「★★★★」
ラストは明るいメロディを持つ、ロックチューンです。
Vocalメロディが良いので、一本調子で終わらず、味わい深い曲になってますね。
ギターもカッコいいし、締めくくりに相応しい曲です。
またリピートしたくなるんだよね。ラストでインストが長めなのも良いよね~。
全10曲、40分ちょっとのアルバムですが、捨て曲なんかありません。
メロディが充実していて、しかも彼らならではの個性的な展開もあり、飽きずに聴けます。
その後、『JUST ONE MORE KISS』でブレイクを果たし、レコ大新人賞も獲ったりしてましたが…。
『惡の華』で復活を遂げ、移り変わりの激しい、日本のロックシーンでメンバーチェンジもなく、コンスタントに活動をし続け、孤高の存在となっていたのに…。
残念ですが、バンドは継続するということですので、これを機に”BUCK-TICK”を知った人はいろいろとチェックして欲しいね。
僕は本作と「TABOO」と「悪の華」と「殺シノ調べ This is NOT Greatest Hits」しか持ってないし、熱心なファンではないかもしれないけど、ビジュアルのインパクト以上に素晴らしいアルバムを楽しませてくれて、感謝しかないです。
謹んでご冥福をお祈り致します。
バンドの今後に幸あれ!