J-Popの名盤

【名盤】 Mr.Children 「深海」

今回のアルバムレビューは”Mr.Children”の1996年発表の5th Album「深海」を紹介します。

Children 深海

久々のアルバムレビューですね。

先日の「寺岡呼人Presents Golden Cirle 第20回スペシャル~僕と桜井和寿のメロディー~」での”乃木坂46”の『きっかけ』をカバーして頂いた御礼ということで、取り上げることにしました。

【乃木坂46】 ”Mr.Children” 桜井和寿”が”乃木坂46”の『きっかけ』をカバー!!
http://burning.doorblog.jp/archives/47947754.html

”TUBE”以来となる名曲レビューと名盤レビューでの二回目のピックアップとなります。まあ、これだけのアーティストだからね。許してください。実際、名曲レビューの対象曲は山ほど存在するバンドですからね。

【名曲】 Mr.Children 『星になれたら』
http://burning.doorblog.jp/archives/44215095.html

【名曲】 TUBE 『夏だね』
http://burning.doorblog.jp/archives/44781628.html

【特集】 BEST of TUBEst ~All Time Best~
http://burning.doorblog.jp/archives/44811631.html

『星になれたら』のレビューで下記の15曲をi-tunesのセットリストを組んで、聴いていると書いてましたけど、このあたりの曲は名曲と言って何の問題もないと思いますし、扇情力がね、やっぱり強烈ですね。

星になれたら
いつでも微笑みを
youthful days
エソラ
NOT FOUND
彩り
HANABI
口笛
ロードムービー
擬態
Sign
Replay
GIFT
しるし
innocent world

彼らのオリジナルアルバムの代表作と言えば「深海」じゃないでしょうか?

ネットでも良く名盤として挙げられていますけど、僕も大賛成です。一つ一つの曲自体の出来も凄いけど、コンセプトアルバムとして、これだけしっかりと構成されている完璧なアルバムは「J-Pop」の歴史を振り返ってもそうそうないんじゃないかな。

では全曲レビュー行きましょう!

01.『Dive』

アルバムのオープニングを飾るSEですね。海へダイブし、その後、深海の静けさ、暗さを表現している感じの暗めの曲調なんですけど、この始まりはなかなか良いですね。

02.『シーラカンス』



『Dive』の流れにピタリと合う、やや重めでそれでいて、ロックの要素が強く出た曲。「シーラーカンス」という不レースはやや滑稽なんですけど、曲としてはカッコイイんですよ。メロディもなかなか美味しくて、サビの畳みかける部分が大好きですね。

03.『手紙』



『シーラカンス』から切れ目なく続く、一点の曇りもない美しいバラードです。3分弱と非常に短い曲ですが、僕はここで完全にノックアウトされましたね。上記の15曲のセットリストにも入れたいくらいの名曲だけど、やっぱりこの「深海」のアルバムで聴きたいので、敢えて、セットリストには入れてませんけど、なかなか手応えのある曲だと思います。シンプルですけどね。この潔さ、ストレートさが堪らないです。

04.『ありふれたLove Story ~男女問題はいつも面倒だ~』



男女関係の感情の起伏を曲単位でうまく表している曲の流れで、ようやく明るめの曲調で少し救われる感じもありますけど、これも良い曲なんだよなあ。ポップだけど、でも一筋縄ではいかない、ある意味”Mr.Children”っぽい曲とも言えると思いますね。これも名曲ですね。後半のアレンジはかなり秀逸。

05.『Mirror』



これも名曲だよね。この02~05の流れは本当に凄いよね。曲単位でも凄いけど、この流れで組曲のように魅力が更に爆発しているのは凄いね。このメロディも強烈だね。構成も素晴らしいし、文句なしのキラーチューンですね。03と05は曲が短いのが唯一の弱点かもね。いやーでも本当にここまでの流れは凄いです。

06.『Making songs』

数曲のデモ音源を繋いだだけの箸休め的なSE。最後に『名もなき詩』のフレーズが出てくるのは良い演出ですね。

07.『名もなき詩』



オリコン史上初の初週売上のみでのミリオンセールスを記録し、ダブルミリオンとなったメガヒットシングル。月9の「ピュア」の主題歌だったけど、ドラマの記憶は薄いなあ。メッセージ性の強さとロックンロールっぽいテイストと彼ららしい芳醇なメロディが堪能できる文句なしの名曲であり、代表曲。早口で捲し立てる歌詞は強烈ですが、カラオケで歌うと気持ちいいんだよね。スライドギターっぽい感じのフレーズを長めにしたギターソロも好きです。ライブでも盛り上がる鉄板ソングだね。

08.『So Let's Get Truth』

2分弱のアコースティックな感じの小曲。Voが若干”長渕剛”さんぽいけど、こちらも普通に良い曲です。これも曲が短いのが唯一勿体ない感じ。

09.『臨時ニュース』

SEですね。テレビのザッピングっぽい感じです。シングル『名もなき詩』のカップリング『また会えるかな』が聴けるもなかなか面白いね。

10.『マシンガンをぶっ放せ』



非常に攻撃的でメッセージ性の強い曲なんですけど、やっぱり”桜井和寿”さんの独特のメロディ展開で爽やかに格好良く仕上がっているのは凄いね。こういうメッセージソングって、僕は押しつけがましい感じがあって、好きじゃないですけど、この曲は普通にカッコイイし、ストレートに歌詞が入ってくるのも凄いですね。尚、本作は後にシングルカットされることになります。(変なジャケのシングルも買ったなあ、カップリング曲『旅人』も素晴らしかったね)



11.『ゆりかごのある丘から』



深層にジワジワと沁み込んでいく感じのバラードですね。「深海」をリアルタイムで聴いていた頃はこの曲があまり好きじゃなかったんだよなあ。ここまで流れが強烈だったから、ちょっとまったりして、ツマンナイなあなんて、思ってたんですけどね。イヤイヤ本当に素晴らしい曲ですよね。浮揚感のある美味しいメロディが当時は理解出来てなかったのかな? 今では大好きだし、後半の核になっている曲だとも思います。ラストでは『シーラカンス』のフレーズが・・・。

12.『虜』

ややブルージーでうねりのある曲。それでもメロディがしっかりしているので、非常に聴きやすいし、重すぎなくて良いですね。ラストではゴスペルっぽいコーラスが入ってきて、メロトロンのようなキーボードかな・・・アレンジも面白いですね。ガラッと曲調も印象も変わるのが面白いね。なかなかの佳曲だと思います。

13.『花 -Mémento-Mori-』



アルバム発売の前にリリースされた11th Single。1曲のみで500円でのリリースが話題にもなりましたね。基本的にはフォークっぽい佇まいの雄大なメロディが楽しめる曲なんですが、ブリッジ前から急展開し、強めのメッセージも出て、その後、元の主旋律に戻る構成ですね。やっぱり普通では終わらないですね。これも素晴らしいね。

14.『深海』

ラストもアルバムのイメージに合った重めの曲ですね。『シーラカンス』というフレーズが出てくるのもコンセプトアルバムの王道って感じがします。なんか聴いたことのあるメロディなんだけどなあ。”Red Warriors”の『Lady Blue』かな。でも”The Beatles”っぽい匂いもするんですよね。いずれにせよ素晴らしいエンディングだし、ラストの水の音で終わる演出も良いですね。



【Review】 Red Warriors Red Songs
http://burning.doorblog.jp/archives/45085035.html

トータル14曲、52分のアルバムですが、1曲1曲も素晴らしいですが、やっぱりこの流れで聴くからこそ、より素晴らしさが伝わってくる感じですね。アクが強いヒットシングルも収録されていて、この仕上がりは凄いですね。

SEの入れ方も計算され尽くしている感じがします。前半のほうが強烈かなと思ってましたけど、やっぱり全て良いね。文句のつけようがない、紛うことなき名盤ですね。

”Mr.Children”は大衆性もポップさも攻撃性も全てを兼ね備えた万能タイプですが、彼らの音楽の芸術性の最たるものは「深海」じゃないでしょうか。

勿論、初期の「EVERYTHING」、「Kind Of Love」、「VERSUS」は名盤だし、「Atomic Heart」、「シフクノオト」、「HOME」、「SENSE」と好きなアルバムもいっぱいありますけど、「深海」はアルバムとしての完成度が凄いし、圧倒的な光を放っているよね。

”Mr.Children”と出会えたことで僕の音楽人生はより豊かなモノとなったと思えるし、若い人はとにかく全部聴いて欲しいですね。

数多の名曲を世に送り出し、これだけのオリジナルアルバムも制作できる”Mr.Childre”はやっぱり「J-Pop」の神バンドですよ。本当に凄いよね。

P.S.だからこそ、『きっかけ』をカバーしてくれたこと、しかも「すげー良い曲なんだよ」って紹介して・・・。これだけで十分じゃない? 深読みする意味もないし、純粋に嬉しいと思えば良いじゃない? 僕はどっちも好きだし、”乃木坂46”の楽曲クオリティの高さがどんな形にせよ、ちゃんと評価され、世間に伝われば良いと思うけどね。でも”桜井”さんの『きっかけ』のカバーは聴きたいなあ。本当に”Bank Band”としての4枚目アルバムで取り上げて欲しいな。久しぶりに今日は「TOUR POPSAURUS」でも観よう!

(2020.3)人気記事なので一部更新しました。

深海
Mr.Children
トイズファクトリー
1996-06-24


Mr.Children 1992-1995
Mr.Children
トイズファクトリー
2001-07-11



Mr.Children 1996-2000
Mr.Children
トイズファクトリー
2001-07-11



Mr.Children 2001-2005<micro>【通常盤】
Mr.Children
トイズファクトリー
2012-05-10


Mr.Children 2005-2010<macro>(通常盤)
Mr.Children
トイズファクトリー
2012-05-10


LIVE Blu-ray Mr.Children TOUR POPSAURUS 2012
Mr.Children
トイズファクトリー
2012-12-19


シフクノオト
Mr.Children
トイズファクトリー
2004-04-07


HOME(通常盤)
Mr.Children
トイズファクトリー
2007-03-14


SENSE
Mr.Children
TOY'S FACTORY
2010-12-01


Atomic Heart
Mr.Children
トイズファクトリー
1994-09-01

【名盤】 美輪明宏 「白呪」

久しぶりのアルバムレビューです。

今回のアルバムレビューは”美輪明宏”の1975年発表の1st Album「白呪」を紹介します。

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「白呪」についてはどこかのタイミングでレビューしようと考えていました。

僕自身は”美輪明宏”さんの「白呪」は日本の音楽史において、最も重要なアルバムの一つだと信じて疑わないのですが、雑誌などであまり名盤として紹介されているのを見た記憶がありません。

勿論、僕もリアルタイムで聴いていたわけではなく、2000年に初CD化された時に購入して、”美輪明宏”さんの唯我独尊の音楽世界にハマってしまったんですけど、その時に味わった衝撃を超える作品は今までの人生では存在しないかもしれませんね。正直、音楽というジャンルで語って良いかどうかもわからなくなる一つの究極の芸術作品と言って良いでしょう。

購入した復刻CDでは、女優の”渡辺えり子”さんが解説を書かれ、”THE YELLOW MONKEY”の”吉井和哉”さんが推薦文を書かれていましたが、いずれの文章も非常に興味深かったですね。

【名曲】 THE YELLOW MONKEY 『Love Communication』
http://burning.doorblog.jp/archives/46534139.html

僕も当時は”美輪明宏”さんと言えば高視聴率番組だった「オーラの泉」でのタレントのイメージのほうが強くて、シャンソン歌手だったことは知ってましたが、”越路吹雪”さんのような感じかなと勝手に想像していて、実際の歌はそれまで聴いたことがなかったですね。

最近でこそ、2012年に「紅白歌合戦」に初出場され、代表曲である『ヨイトマケの唄』の強烈なパフォーマンスは大きな話題になりましたし、その後も4年連続で出場されていますね。常に強烈な存在感とパフォーマンスは鮮烈な印象を与えられます。年末に”美輪明宏”さんのパフォーマンスを観て、年を越せることが幸せに感じます。

でもそんな”美輪明宏”さんの音楽をちゃんとチェックされている人は意外に少ないように思い、紹介することにしました。特に若い音楽ファンには必ず聴いて欲しいアルバムだと思いますね。

ではレビューいきましょう。

01.祖国と女達(従軍慰安婦の唄)

アルバムのオープニングを飾る大名曲です。



兵士の行進に続き、ラッパが鳴り、軍歌のような曲調で、”美輪明宏”さんの麗しくも、力強い歌唱が舞踊していきます。

アジア各国の当時の日本軍の従軍慰安婦問題に関する批判については、戦争を知らない僕らのような世代は少し辟易することもあると思いますが、事実であるならば、反省する他ありません。

実際に軍に帯同し、戦死した方も沢山いらっしゃるそうですが、女性を戦場に駆り出していたとなれば日本軍の恥だと言うことで、死体を中国服に着替えさせ、線香一本も上げてもらえない、それどころか、野ざらし、雨ざらしで供養すらされなかったそうです。無事に帰ってきても家の恥と罵られた従軍慰安婦(美輪さん曰く圧倒的に日本人が多かったそうですが)の方々の悲痛な想いを元に、”美輪”さんが唄にされたそうということなんですけど、その背景を踏まえると本当に壮絶なメッセージソングです。

ラストの「大日本帝国バンザイ」の叫びは今、聴いても鮮烈です。世の中にこれ以上のメッセージソングなんて存在するんでしょうか? 僕はメッセージソングの類いは好きではありませんが・・・ちょっと言葉を失ってしまいます・・・。従軍慰安婦だった方の前で”美輪”さんが歌われたとき、皆さん、ボロボロと涙をこぼされたそうです。

一時は放送禁止歌となっていたそうですけど、放送禁止歌にした人間のセンス、見識を疑ってしまいますね。

02.悪魔

冒頭の”美輪明宏”さんの笑いから強烈です。シアトリカルなムードのある、おどろおどろしい展開でとにかく気味の悪い、後味の悪い曲です。歌詞も悪魔が人間に対して、お前らのほうが遙かに残虐で悪魔じゃないかと語る歌です。”美輪明宏”さんが悪魔に憑依したような歌唱がインパクトが強すぎます。一時ライブでは封印されていたそうですが、そのエピソード含め、怖すぎます。被爆体験をお持ちである”美輪”さんの背景を踏まえると、更に凄みが増す気がします。

03.ボタ山の星

鈴? トライアングル? その音が空しく響く中、お経のような感じで始まる歌です。ある意味『悪魔』以上に気味の悪い曲です。そして、民謡のような”美輪明宏”さんの歌が三味線とおどろおどろしいバックミュージックと絡んで、迫って来ます。でも後半は急にメロディアスになって、美しいとすら感じてしまいます。

04.ヨイトマケの唄

誰が何を言おうとも日本の音楽史における最も重要な1曲です。僕が歌詞を重視しないメロディ派の音楽ファンであることは何度も過去の記事でも書いているんですけど、そんな拘りがぶっ飛ぶ出来です。『チキンライス』のレビューでも少し触れたこともありますが、僕にとっては本当に重要な、大事な曲のひとつです。

【名曲】 浜田雅功と槇原敬之 『チキンライス』
http://burning.doorblog.jp/archives/44731132.html

とにかく言葉はいらない名曲です。女手一つで育て上げてくれた息子の母親への感謝の想いが感動的に綴られる歌詞も素晴らしいですが、”美輪”さんの歌唱が強烈なメッセージ性、重みを付け加えています。あまり言及されていませんけど、メロディ展開も素晴らしいですよ。



歌詞中の「土方」、「ヨイトマケ」という言葉が放送禁止用語だったということで長く日の目を浴びなかった名曲ですが、”サザンオールスターズ”の”桑田佳祐”さんが自身の冠番組でカバーされ、その後は名曲としての世間的な認知も進みましたね。数多くのアーティストにカバーされている名曲ですね。

ひとつの音楽の到達点と言って良いのではないでしょうか。

05.亡霊達の行進

葬送行進曲に続き、”美輪明宏”さんの強烈な歌と歌詞が重い、反戦歌ですね。メッセージ性が強すぎて、曲として評価すること自体が不謹慎な思いになってしまいます。こちらも誠に素晴らしいです。

ここまでの昔のLPで言うところのA面の5曲の流れは曲のバラエティも含め、最高です。まあ、曲をどうこう言うのが正しいかどうかも悩んでしまいますが、このインパクトは本当に凄いと思います。

ここからがLPでいうとB面になります。

06.陽はまた昇る

メッセージ性の強いA面とはガラッと雰囲気が変わり、お洒落なシャンソン系の曲ですが、その中で”美輪”さんの情念のような歌唱が強烈です。

07.別れの子守唄

演歌、ブルーズといった雰囲気のもの悲しさのあるメロディで伸びやかで艶やかな”美輪”さんの歌唱が深い味わいで迫ってきます。

08.妾(わたし)のジゴロ

カバー曲ですね。原題は『Schöner Gigolo』で作詞は”Leonello Casucci”、作曲は”Juljus Brammer”で勿論、日本語詞は”美輪明宏”さんご本人です。

09.あたしはドジな女

少し明るい曲調で救われる気がします。ライブなんかで聴くとウキウキしそうな気がしますね。

10. さいはての海に唄う

波の音に続き、しっとりと歌い上げる情念のバラードナンバーという感じでしょうか。オーケストラでしょうか、シンプルなアレンジが続いていたので、少し音は豪華な感じがします。最後は波音で終了するのが意味深いです。

アルバムとしてはA面とB面で印象がガラッと変わります。僕にとっての「白呪」はA面の5曲であり、メッセージ色が強く、強烈なコンセプトアルバムのような重み・構成が素晴らしいです。B面は歌手”美輪明宏”さんの魅力がたっぷり詰まった楽曲群であり、悪くはないですが、別物と考えた方が良いと思います。

A面5曲は本当に凄いですよ。僕の思いつく比較対象としては、”The Beatles”の名作「Abbey Road」のB面ですね。歴史的グループの最後を締めくくるに相応しい、音楽性、芸術性を極限まで追求したメドレーのように誰も辿り着けない高みにまで達している一つの芸術だと思います。

【Review】 The Beatles Abbey Road
http://burning.doorblog.jp/archives/45560612.html

本作については、文学作品のようにしっかりと歌詞を読み込むことをオススメします。ひとつの芸術作品として、好む・好まざるにかかわらず、耳にしておく、体験しておいたほうが良い作品だと思います。

2011年のHQCD再発盤には1973年の日比谷公会堂での”野坂昭如”さんとの幻のライブで披露された『星の流れに』、『ミロール』が追加収録されていますので、今から購入するなら、そちらがオススメかもしれませんね。

【名曲】 野坂昭如 『ヨコスカ・マンボ』
http://burning.doorblog.jp/archives/46249249.html

”美輪明宏”さんの孤高の音世界を理解できる人が増えたら、世界は変わっていくのかもしれませんね。

P.S.シリアスになりすぎましたね。音楽には「音を楽しむ」という意味もあるんですから、次のレビューは楽しいものにしますね!

白呪
美輪明宏
SPACE SHOWER MUSIC
2011-08-03


愛の讃歌~エディット・ピアフに寄せて~
美輪明宏
キングレコード
2014-07-23


美輪明宏全曲集 2016
美輪明宏
キングレコード
2015-09-16

【名盤】 My Little Lover 「evergreen」

今回のアルバムレビューは”My Little Lover”の1995年発表の1st Album「evergreen」を紹介します。

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ようやくって感じなんですけど、”My Little Lover”のレビューを書きます。僕は”小林武史”さんの制作された楽曲、プロデュースも大好きなんですけど、それ以上に”Akko”さんの声が結構好きなんですよね。歌って、歌唱力や表現力も勿論大事だと思いますけど、僕自身はやっぱり声の魅力が一番大事かなって考えています。

”藤井謙二”さんの曲に合ったコンパクトでピタッとハマるギターフレーズも好きで、聴き所になっていると思ってます。

”My Little Lover”のレビューを書くにあたって、CDラックにずっとしまっていた「evergreen」を何年ぶりでしょうか、引っ張り出して来て、改めて聴き直しました。

やっぱり名曲揃いの名作ですよね。うっすらコンセプトアルバムっぽいトータル感も良いですよね。

01.『Magic Time』:可愛らしい感じのポップソング。小粋でフレンチポップっぽい雰囲気で”Akko”さんの声に合ってるような感じがしますね。「チクタク・・・」のフレーズが可愛いし、耳に残りますね。ブリッジの辺りのメロディがなかなかカッコイイっす。

02.『Free』:こちらも01同様に可愛い感じのポップソングですね。サビがキャッチーで「AXIA」のCMソングにも起用されたのも納得です。この辺りの可愛さを曲に詰め込むのって、すごく難しいと思うんですけど、”Akko”さんの声の魅力と編曲の上手さなんでしょうかね。好きな人とのデート前の女子のウキウキ、ドキドキの心境っていうんでしょうか、この感覚を味あわせてくれるポップスって、意外に少ない気がしますね。(その意味で男受けを狙いすぎているのかな? 女子はピンと来ないのかな?)

03.『白いカイト(Album Version)』:J-Popのスタンダードナンバーと言えるキラキラの極上ポップソングですね。メロディ展開も考え尽くされていて、非常に素晴らしい出来になっていると思います。残念ながら、オリコン最高位は11位止まりでしたが、18週ものランクインを果たした素晴らしい楽曲ですね。意外に評価されていない楽曲のような気がします。本当に良い曲ですよ。尚、Album Versionってなってますが、Singleとの違いがあまりわかんないです。



04.『めぐり逢う世界』:ポップソングが続きましたが、しっとり系のメロウな曲ですね。メロディのセンスの良さが素晴らしいですよね。サビ前からサビあたりの流れにグッと胸を鷲掴みにされますね。低音部分の声の魅力も良いですよね。美しいシンセサイザーソロと変則ドラムのパートもなかなか小癪な仕上がりだと思います。尚、本作は”Akko”さんが作詞に参加されてますね。

05.『Hello, Again ~昔からある場所~』:先日の「MUSIC FAIR」のレビューでも書きましたが、本当に素晴らしいバラードだと思います。Aメロ~サビに至るまで、一音たりともムダな音のない、完璧な曲だと思います。”Akko”さんの切なさがたっぷり詰まった声が本当に素晴らしいです。正直、たくさんの歌手にカバーされたりもしてますけど、この声の魅力を上回れないバージョンが多くて、どうしてもオリジナルに戻ってしまいますね。これは後生に伝えられるべき、名曲だと思いますね。いやー素晴らしい。1995年のオリコン年間チャートで6位、ミリオンも記録していますが、それ以上に評価されるべき名曲だと思いますね。今更かもしれませんが、これは必聴ですよ。尚、作曲クレジットは”藤井謙二”さんと”小林武史”さんになっていますが、元々”藤井”さんの作っていた曲の後半のサビを足したのは”小林”さんらしいですね・・・ふーん。

【感想】 MUSIC FAIR(2015年11月14日放送分)
http://burning.doorblog.jp/archives/46002484.html



06.『My Painting』:05までがアナログで言うとA面って感じですかね。ポップで軽快な曲ですね。このアルバムの中では普通っぽい雰囲気ですが、トラックを良く聴くとバックのリズムギターがなかなか激しい主張をしているのは面白いですね。かなり音量は抑えられてますけどね。

07.『暮れゆく街で』:ここまでの雰囲気を一変させる、終始暗めのバラードナンバーですね。アルバムの中でも少し浮いている感じもします。アレンジも徹底的に音数を減らして、もの悲しさを強調しつつ、ホーンが悲しさをより強調してますね。尚、作詞は”Akko”さん一人で手掛けられています。

08.『Delicacy(Album Version)』:リズムが強調されたミドルテンポのナンバーです。ダンサブルというよりは哀愁が漂う感じの楽曲ですね。サビのメロディはキャッチーでなかなか良い曲だと思いますね。

09.『Man & Woman』:こちらは軽快でポップでキャッチーなデビューシングです。でも構成はかなり工夫されてますよね。僕は2nd、3rdに比べると曲のクオリティは少し落ちると思ってますが、これもスタンダードナンバーと言って良い仕上がりじゃないでしょうかね。好きな人も多いと思いますね。最後のサビ前の早口の部分は”Mr.Children”の『名もなき詩』をちょっと思い出しました。

10.『evergreen』:タイトルトラックが最後という綺麗なエンディングですけど、ミドルテンポの爽やかな感じの曲ですね。メロディもまあまあですかね。少しインパクトには欠けると思いますけど、このアルバムの雰囲気には合っていると思いますし、そんなに曲自体は悪くないですよ。

「re:evergreen」はどんな感じで来るんでしょうかね? メンバーは”Akko”さん一人ではありますが、楽しみですね。

evergreen
My Little Lover
エイベックス・エンタテインメント
2008-05-01


re:evergreen
My Little Lover
トイズファクトリー
2015-11-25

【名盤】 BOØWY 「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」

今回のアルバムレビューは”BOØWY”の1986年発表の「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」を紹介します。

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”BOØWY”は僕の音楽史においては、最も熱狂的ファンになったバンドのひとつです。現在ではメロディを冷静にチェックして、曲単位で音楽を聴いてはいますが、とにかく当時は”BOØWY”好きで好きで仕方なかったですね。

”BOØWY”は1980年に6人組で結成されますが、当時の音楽シーンではアイドル歌謡全盛期でジャニーズをはじめ、”松田聖子”、”中森明菜”といったトップアイドルなどを筆頭に、演歌勢も頑張っていた時期でした。ヒット曲が普通にヒット曲として老若男女に口ずさまれている良い時代だったなあと思います。

1982年に”BOØWY”の記念すべき1st Album「MORAL」が発表されます。彼らの代表曲『IMAGE DOWN』、『NO.NEW YORK』なども収録されていますが、アルバム自体の完成度は決して高くないですが、『On My Beat』に象徴される荒削りでパンキッシュなロックが主に収録されていて、勢いは凄かったですね。ちなみに僕は後追いで「MORAL+3」としてリリースされたアルバムを購入しました。

そして1983年には4人組となり、2nd Album「Instant Love」を発表します。新宿有線で『FUNNY-BOY』が3週連続1位を記録し、話題になりますが、アルバム自体は様々なタイプの楽曲が収録されていて、ある意味散漫な印象を受けますが、やっぱり勢いや暴力性を感じる仕上がりになっています。後追いにはなるのですが、個人的には結構お気に入りのアルバムです。

そして1985年には”東芝EMI”にレコード会社を移籍し、セルフタイトルの3rd Album「BOØWY」を発表します。プロデューサーは”佐久間正英”を起用、更にエンジニアには”マイケル・ツィマリング”を採用し、ドイツでのレコーディングを行い、このアルバムで”BOØWY”の音楽スタイルがほぼ固まったと思います。名プロデューサー”佐久間正英”さんの才能が開花されたのもここがスタートですね。

そして1986年に「JUST A HERO」が発売され、オリコン最高位5位を記録し、ブレイクを果たします。実験的で彼らのやりたい音楽性を追求したアルバムと言われてはいますが、十分にポップで聴き応えのある内容になっていると思います。

僕が最初に”BOØWY”を聴いたのはその頃ですね。決して早くから”BOØWY”に注目していたわけではありませんでした。ラジオでシングルカットされた『わがままジュリエット』が掛かったのを聴いたのが最初かな、そんなにピンと来なかったのですが、とりあえずチェックでもしておこうかとレンタル屋へ行って、”BOØWY”を借りようと思ったのですが、ちょうど「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」のレコードが置いてあって、それを借りたんですよね。勿論、テープにダビングしたんですけど、これがカッコ良くて、完全にハマっていきましたね。

1986年にリリースされた、ヒットを狙いにいったと言われている、5th Album「BEAT EMOTION」が狙い通りオリコン1位を獲得。『B・BLUE』、『ONLY YOU』もシングルヒットし、”BOØWY”人気が爆発します。10万枚限定でリリースされた「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」はその頃にはレアアイテムとなっており、入手不能になりました。

僕はテープが伸びそうになるくらい「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」を聴きまくり、旧作を全部揃え、その後、リリースされた”BOØWY”の作品を買い漁っていくのですが、人気の絶頂期の1987年12月に渋谷公会堂のライブ中にいきなり”解散”を発表。(その場面はDVD「1224」に収録されています)NHKがバンド解散の臨時速報を出すほどに大きくなったバンドは1988年には東京ドームで「LAST GIGS」を2日間開催した後に、あっさりと解散します。

その10年にも満たない活動期間で日本の音楽史に大きなインパクトを与え、伝説と化した”BOØWY”は本当にカッコイイバンドでしたね。その後の”氷室京介”、“布袋寅泰”はソロでも活躍し、音楽シーンのトップに君臨し続け、カッコイイ音楽を引き続き制作していきます。

ではレビューに行きましょう。

1曲目:『PROLOGUE』。ライブのオープニングSEですね。でもなかなか幻想的でカッコイイ曲で素晴らしいオープニングになっていると思います。

ここからA面はメドレーのような形式で淀みなく、楽曲が流れていきます。実際には3曲目までは1986年7月の武道館公演なのですが、それ以外は別のライブからの収録のようです。それでいて、Liveの勢いが継続されているのは凄いですね。

2曲目:『BAD FEELING』。ギターのカッティングがカッコイイ、スピーディーでノリの良いリズムが印象的な曲ですね。

3曲目:『ROUGE OF GRAY』。リフがカッコイイ、ミドルテンポの楽曲ですね。メロディが沁みて、個人的にはお気に入りです。

4曲目:『BLUE VACATION』。スピーディーでメロディもなかなか秀逸で構成もしっかりしている素晴らしい曲だと思っています。個人的には”BOØWY”の楽曲の中でもベスト5に入る出来だと思ってます。

5曲目:『JUSTY』。スピード感があって、ストレートなロックチューンですね。さほど捻りはないですが、キャッチーでなかなかのメロディだとは思いますね。

6曲目:『BABY ACTION』。シャッフルのリズムが心地よい、ややコミカルなナンバーです。個人的に『BABY ACTION』は”BOØWY”の楽曲の中でもトップクラスで大好きな曲です。

7曲目:『ホンキー・トンキー・クレイジー-HONKY TONKY CRAZY-』。”TONKY”のスペルミスはご愛敬というところですが、こちらは”BOØWY”の中でも最もポップな部類の楽曲ですね。 シングルカットもされているのも納得ですが、世間の”BOØWY”のイメージとは少しズレている感じの曲だと思いますね。以前から”BOØWY”にはかなりキャッチーでポップな曲もありますし、彼らの音楽性の一面でもあるんですけどね・・・。

さあ、ここまでがA面です。ではB面へ行きましょう。

8曲目:『わがままジュリエット』。シングルカットもされたバラード曲です。”氷室京介”が一人で作詞・作曲をしています。哀愁漂うメロディが素晴らしいですね。まあでもバラードなら”Cloudy Heart”には適わないかな?

9曲目:『DREAMIN'』。歌詞が印象的なスピードチェーン。ライブでも人気の曲ですね。今聴くと歌詞もかなりクサイ感じがしますが、当時はカッコイイなあと思ってましたね。印象的なリフが良いですね。

10曲目:『IMAGE DOWN』。”氷室京介”の名セリフ「Live House武道館へようこそ」が聴けますね。いやあ、カッコイイですね。「LAST GIGS」は観客に歌わせ過ぎて少しバランスが悪く感じたのですが、このバージョンは良いと思います。

11曲目:『NO.NEW YORK』。このあたりの流れは強力ですね。セットリストでも『IMAGE DOWN』とセットでやっているケースが多いですね。今聴くと恥ずかしい歌詞ではあるのですが、メロディはなかなかでカッコイイです。

12曲目:『JUST A HERO』。最後はしっとりとしたミディアムテンポのナンバーで締めですね。このエンディングはなかなかの構成だと思いますね。

いわゆるヒット曲は一切収録されてませんが、トータルの流れも良いですし、”BOØWY”の音楽的な美味しいところを堪能できる最適なアルバムではないかなと思っています。正直、オリジナルよりもカッコイイ仕上がりになっているのも特筆ものですね。さすがライブバンドとして鳴らしただけのことはありますよね。

更にJ-POP、J-ROCKシーンのトップに立つ直前の最も勢いのある時期のライブなので、緊張感もバッチリですね。ヒット曲満載の「LAST GIGS」も決して悪くないですが、ちょっとバランスが良くないし、フェアウェルツアー的な位置付けなので、緊張感が比べるまでもありませんね。

”BOØWY”の好きな曲を選ぶのはかなり難しくて、洗練されたプロデュースにはなってしまいますが、既に解散が確定してから制作された「PSYCHOPATH」の『LONGER THAN FOREVER』、『MEMORY』、『Gigolo & Gigolet』、『RENDEZ-VOUS』、もしくは初期の『ON MY BEAT』、『FUNNY-BOY』、『SYMPHONIC』なんかが好きですね。まあ、皆さん、伝説のバンド”BOØWY”は全部聴きましょうよ!

とにかく日本一、いや世界一、いや宇宙一カッコイイバンドだった”BOØWY”は凄かったですし、僕の人生においてもレンタルを含め、CD、完全版と3回もアルバムを買い直したのは「“GIGS”JUST A HERO TOUR 1986」のみなので、是非、,試して欲しいですね。彼らがいなければ、世界的人気を博しているバンドも存在する”ビジュアル系”というカテゴリーも生まれることはなかったでしょうし、バンドのマーケティングのあり方のお手本として、現在の音楽業界に与えた影響は計り知れませんし、現在の日本の音楽史は大きく変わっていたはずです。

とにかくカッコイイという言葉が一番当てはまる、そんなバンドでしたね。


”GIGS”JUST A HERO TOUR
BOΦWY
EMIミュージック・ジャパン
2005-02-16


1224 [DVD]
BOΦWY
EMI Records Japan
2001-12-24

【名盤】 RCサクセション 「カバーズ」

今回のアルバムレビューは”RCサクセション”の1988年発表のカバーアルバム「カバーズ」を紹介します。

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個人的に”RCサクセション”にハマった時期はないです。フォーク時代のヒット曲『ぼくの好きな先生』は僕にはピンと来なかったし、”RCサクセション”がエレキ化し、ロックを追求するようになってからもチェックリストには入っていませんでしたね。まあ日本語ロックの名盤として「RHAPSODY」が音楽誌で紹介されていましたので、一度レンタルしたのですが、まあ名曲『雨上がりの夜空に』や”坂本九”のカバー『上を向いて歩こう』は気に入りましたが、それ以外の曲はやっぱりピンと来なくて、敬遠していましたね。

CMソングにもなった『ベイビー!逃げるんだ。』、”忌野清志郎+坂本龍一”名義でリリースされ、話題となった『い・け・な・いルージュマジック』、後にリバイバルヒットを記録する名バラード『スローバラード』なんかは聴いてましたけどね。やっぱりそんなにハマらなかったですね。

そんな中、1988年に日本の音楽史に残る大事件が起こるのです。

「素晴らしすぎて発売できません」という所属レコード会社”東芝EMI”による新聞広告でアルバム「カバーズ」、シングル『ラヴ・ミー・テンダー』の発売中止が発表されるのです。その理由は露骨な反核、反原発の歌詞にありました。まあ、親会社の”東芝”は原発のサプライヤーでもありますしね。

結果的にこの広告を引き金に、本作を望むファンの声が高まり、マスコミからも注目を浴び、世論の後押しもあり、古巣のキティレコードから発売されることになります。

結果的に本作はオリコン1位を獲得します。これが”RCサクセション”の唯一の1位獲得作品となったのは皮肉めいた感じがします。

単なるカバーアルバム以上の意味を持つ、本作はロックのスタンダードナンバーがたっぷりと収録されていて、個人的には大好きな作品です。

ではレビューいきます。

1曲目:『明日なき世界』。オリジナルは”Barry McGuire”の1965年発表の『Eve Of Destruction』。原曲自体もベトナム戦争当時のアメリカでその過激な歌詞が問題視され、ラジオで放送禁止となりますが、話題となり、全米1位を獲得した曰く付きの曲です。オリジナルは未聴なのですが、曲自体はポップで良いメロディが印象的です。

2曲目:『風に吹かれて』。オリジナルは”Bob Dylan”の1963年発表の『Blowin' In The Wind』。彼にとっても代表曲ですし、ロックのスタンダードナンバーですね。こちらもメッセージ性が強いシンプルな楽曲です。曲についても勿論素晴らしいですね。

3曲目:『バラバラ』。オリジナルはドイツの”THE RAINBOWS”の1965年発表の 『Balla Balla』。ドイツと日本でヒットしましたが、なかなかコミカルでポップな感じの楽曲ですね。

4曲目:『シークレット・エージェント・マン』。オリジナルは”Johnny Rivers”の1966年発表の『Secret Agent Man』。これも良い曲ですね。独特のメロディが大好きですね。”坂本冬美”が参加し、コブシの効いた歌をデュエットで披露してくれていますね。

5曲目:『ラヴ・ミー・テンダー』。オリジナルは”Elvis Presley”の1956年発表の『Love Me Tender』。超有名曲なので今更説明は不要でしょうが、かなり無理のある歌詞がややユーモラスな感じもしますが、強烈なメッセージが籠もってますね。

6曲目:『黒くぬれ!』。オリジナルは”The Rolling stone”の1966年発表の『Paint It Black』。彼らの代表曲ですね。ロック色が強い楽曲でカッコイイです。

7曲目:『サマータイム・ブルース』。オリジナルは”Eddie Cochran”の1958年発表の『summertime blues』。”The Who”のバージョンが有名なロックのスタンダードナンバーですね。こちらも唸る感じでカッコイイですね。

8曲目:『マネー』。オリジナルは”Barrett Strong”の1960年発表の”Money”。”The Beatles”などのカバーが有名ですね。こちらもロックしていて悪くない仕上がりですね。

9曲目:『サン・トワ・マ・ミー』。オリジナルは”Adamo”の1963年発表の『Sans Toi M'amie』。まあ、有名な楽曲ですが、メロディも良いし、”清志郎”の艶のある歌唱も素晴らしいですね。

10曲目:『悪い星の下に』。オリジナルは”Albert King”の1963年発表の『Born Under A Bad Sign』。”Cream”のカバーが有名ですね。こちらもメロディが良くて、好きです。

11曲目:『イマジン』。オリジナルは”John Lennon”の1971年発表の『Imagine』。こちらも超有名曲ですね。1960年代の楽曲がズラリと並ぶ中、比較的新しい楽曲なのですが、こちらも誰もが知っているスタンダードナンバーとですよね。

まあ、カバーアルバムでスタンダードナンバーばかりで楽曲自体は文句のつけようがないほど、素晴らしいし、歌詞は別にして、素晴らしい”音”で過去の名曲たちが蘇っていて、多彩なゲストが参加していたりもしますが、トータル的なアルバムの完成度も高くて、非常に良い仕上がりになっていると思いますね。

アルバム発売後、”忌野清志郎”は”The Timers”を結成します。(このアルバムも好きだったなあ)
しかしながら、”King Of Rock”とまで呼ばれた希代のカリスマ”忌野清志郎”も病には勝てず、「癌性リンパ管症」により、2009年にその短くも、濃密な人生を終了します。

彼の残した音楽自体はハマれませんでしたが、彼の人間性、彼の歩み、彼の戦いは音楽史にとって、非常に大きな功績を残しているのは間違いないところですし、リスペクトしています。

発表から30年近く経った今でも、元気をくれるこのアルバムは僕の人生にとって、重要な一枚です。

カバーズ
RCサクセション
USMジャパン
2005-11-23

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